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寺脇さん主演ドラマの原作『紙つなげ!』を読んでみました。

Posted by cometiki on  

寺脇康文さん主演ドラマ『紙つなげ!』放送決定!



青空7

テレビ東京様にて。
2014年11月9日(日)16:00〜17:15、19:54~21:48
『池上彰のJAPANプロジェクト』という番組内で、寺脇さん
主演のドキュメンタリードラマが放送されるようです。

公式サイト様はコチラ⇒池上彰の報道特番|テレビ東京

放送時間が2つに分かれているので、2部構成なのかな?


地球ゴージャス公式サイト様の情報を見ると、ドラマの放送
があるのは、夜の時間帯。
19:54~21:48のようです。

タイトルは『紙つなげ!』。

『池上彰のJAPANプロジェクト』の公式サイト様に載って
いる情報を見ると、東日本大震災で被災された宮城県石巻市
の日本製紙石巻工場が舞台のドキュメンタリーとのこと。

このドラマ『紙つなげ!』には、原作があるようです。

『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』
(佐々涼子著 株式会社早川書房)




この本のレビューを、いくつか見てみました。
それぞれの人の感想に、心を打たれて「これは買わないと!」
と思ったのです。

そして購入…一気読みしてしまいました。


紙と人と。



本の帯に書かれている文字を見て、思ったんです。
「震災後の工場が復興してゆく様子が描かれているんだ」
と。
でもそれは間違いでした。

2011年3月11日。
東日本大震災が起きる直前から、本書は始まります。

そして震災当時の状況、1日目、2日目、3日目…と
丁寧に繊細に綴られてゆきました。
1人のかたの体験談でなく、いろんなかたが、それぞれの
場所で体験したこと、感じたことを語られています。

色、音、臭い、寒さ、暑さ…私の想像力ではとても追い
つけませんが、ページをめくるたびに入ってくる壮絶な
言葉に、涙が止まりませんでした。


読み進めれば進めるほど、工場はもうダメなんじゃないか
…と思わされます。
工場を動かせる状態じゃないということが、とてもよく
わかるからです。

しかし、日本製紙の芳賀社長も、石巻工場の倉田工場長も
石巻工場を諦めなかった。
…なんかもぉ、すごいとしか言えません。


極限状態であっても、”紙”を待つ人がいる…だから、
紙を造る。

自分自身のことも顧みず、紙を造ることを決めた職人さん
たち…覚悟を決めた人たちの底力に、驚かされました。
だって、半年で紙を造る機械を動かせたんですから!!


「奇跡の復興を果たした」と書かれていたことも忘れて、
のめりこんでいました。
紙を造る機械を動かせるようにする…それがいかに大変
なことか…いや、大変なんて言葉じゃとても済まされま
せん。

通常でも、紙を造る機械を動かすということは、繊細で
苦労の伴うものなのだそうです。
こんなお話がありました。

 機械に魂なんてこもっていないと思うでしょ?でも、8号は魂を感じるマシンでね。ほかの機械はドカーンと一気に壊れるんですが、8号はじゃじゃ馬と言うか、駄々っ子というか、昨日、今日とシグナルを出して、『いじってくれなかったら壊れちゃうよ』とすねるんです。それで手を加えてやるとすぐに機嫌がよくなる。
 感覚で言ったら『姫』みたいな感じだな。



でも、職人さんたちにとったら、紙を造る機械も仲間の
1人なんですね。
機械にも心があって、ちゃんと意思の疎通をしてくれる…と。

だから信じられたのでしょうか。
環境さえ取り戻してやれば、きっと期待に応えてくれると。
この8号機だけじゃない、他の機械もきっと。


私は特に人間らしい『姫』と呼ばれる8号機が、大好きに
なりました。
復興後に初めて動いたときの姿も…愛おしさを感じずには
いられないほどです。
物理的に無理でしょうけど、抱きしめたくなりました!!


ドラマにも期待!!



『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』という本は、
予想以上でした。

ありえないことを成し遂げられたのは、間違いなくその
場におられた方々で…奇跡って言われてしまうのかも
しれないけど…降ってわいた奇跡じゃないということ。

気が遠くなるほどの地道な作業を繰り返されたからこそ、
やり遂げられた偉業なのだと…。
そのことを眼球の奥が痛くなる程、知ることができました。


私は本当に視野の狭い人間なので…こんなに素敵な本が
ありますよ!と紹介してもらっても、目に入らないことが
多いんです。

それはまるで、この本に書かれていたタイミングのように。

 人々が、その物語にこの世に現れて欲しいと願う気持ちと、物語がこの世に現れようとする力とが、ほかのいつでもなく、このタイミングで合わさったとき、それは文字となって生まれてくる。



でも、私は寺脇さんが絡んでくると途端にそのタイミング
の振り幅が大きくなるように思います。
スルッと、入ってくるというか…ゲンキンというか。

寺脇さんが関わってくださったおかげで、この本を読むこと
ができ、触れることができました。

そして、この本を造り上げてくださった方々に、感謝です。
本当にありがとうございます!!



ドラマでは、どの部分が、どんな風に映像化されるのかわかり
ませんが、紙と人との想いが熱く伝わる作品になっていると
いいな…と原作を読んで、強く思ったのでした。


読んでいただき、ありがとうございました。
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cometiki(こめちき)


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