映画『デスノート Light up the NEW world』にLはあまり出て来なかった
2016年10月29日から公開されている、映画『デスノート Light up the NEW world』を見てきました。 出演は東出昌大さん、池松壮亮さん、菅田将暉さんです。
本日公開?『 #デスノートLNW 』ついに公開を迎えました!3人が繰り広げる極限のデスノート争奪戦を是非劇場でお楽しみ下さい!上映劇場はこちら?https://t.co/A1QrML2tpz pic.twitter.com/HCKSKddCWx
— 『デスノート LNW』公式 (@Deathnote_2016) 2016年10月29日
見る前に想像していたよりも、物語のテンポが速かったです。 あれよあれよという間に、ラストまで見終えた感じでした。
今回は、映画『デスノート Light up the NEW world』のネタバレ感想…主に感想や、本編を見て生まれた妄想などをを書きます。 結末や犯人までわかる内容となっていますので、苦手な方はご注意ください。
映画のざっくりしたあらすじについては、映画『デスノート Light up the NEW world』ネタバレ感想-あらすじ中心に書いています。
登場人物一覧 ※カッコ内は本名
三島創(中上亮)…東出昌大 竜崎(新井正幸)…池松壮亮 紫苑優輝…菅田将暉
弥海沙…戸田恵梨香 御厨賢一…船越英一郎 青井さくら…川栄李奈
七瀬聖(白戸彩菜)…藤井美菜 松田桃太…青山草太 黒元晋(明山友樹)…竹井亮介 浦上衛(高端公)…大迫一平 須加原順郎…金田明夫
紫苑さんが優秀過ぎてビックリする!
6冊のデスノートの争奪戦と聞いて、見る前は「6人のデスノート保有者の攻防戦が見られるのか!!」と、思ってました。 しかし本編は、基本的にメインキャストの三島さんと竜崎さん、そして紫苑さんの3人の戦いです。
とはいえ、6冊の内の4冊は紫苑さんが、サクサクと集めてしまいます。 サイバーテロリストとしての能力と行動力が、半端ないです。
私は本編を見ている最中は、紫苑さんが1年間、デスノートを保有していたんだと思っていました。 しかし、ラストで三島さんが新生キラだとわかり、竜崎さんの名前をデスノートに書いた後、所有権を放棄したとなると…紫苑さんは2週間くらいで、集めてるんでしょうか? デスノート4冊を。
三島さんが新生キラだとわかってから、時間軸がサッパリわからなくなってしまいました。
とりあえずデスノート対策本部に配属されてからも、三島さんがデスノートを持っていないことには、竜崎さんの名前をデスノートに書く…ということにはならない(物理的にも、心理的にも)と思ってるんですが…違うのかな。 所有権を放棄した後は、素だったのでしょうが、それまでは仲間に隠れてデスノートを使って犯罪者を粛清していたのでしょう。
そう考えるとHuluで配信されている、Huluオリジナルドラマ『デスノート NEW GENERATION』<三島篇・新生>のときは、三島さんデスノートを持っていた…ってことですか? パンフレットも買って読んでるんですが、理解が追いつきません。
それにしても6冊ものデスノート…揃えてしまったら、どんな兵器も敵わないでしょう。 今回は“国策”って言葉に、恐怖を覚えました。 軍事目的に利用されるのだけは、どうにか阻止して欲しいなぁ。
竜崎さんと死神・アーマの関係が切ない!!
前作でも、死神・ジェラスやレムの献身的な想いに、涙しましたが…今回のアーマにも胸が熱くなりました!!
デスノートを使わない竜崎さんに、興味と好意を持つアーマ。 竜崎さんもアーマのことは、死神というよりもちゃんと“アーマ”という個として接していて、そのやりとりを見ていると、ほっこりした気持ちになります。
デスノートの特番で、竜崎さん役の池松さんが「俺の」と、アーマを紹介していた理由が、よくわかりました。 言葉が違うかもしれないけど、ラブラブでしたもんね。
パンフレットを読むと、アーマは最初から竜崎さんにデスノートを持って行ってるので、1年くらい一緒に生活していることになるんでしょうか? 竜崎さんもアーマにだけは、外では見せないような表情を見せているし…素直っていうのかな?…優しくて。
ただのデスノート所有者と死神という関係では無いんですよね。 互いを思いやっている。
だから三島さんが撃たれそうになり、竜崎さんがそれを助けたいと願ったとき、アーマは自分の身を犠牲にして竜崎さんの望みを叶えてあげる…このシーンのなんと切ないこと!!
竜崎さんの絶叫が、今も耳に残って忘れられません。 きっと竜崎さんは、アーマも守りたかっただろうから。
エンドクレジット終わりの月を見て生まれた妄想
エンドクレジットも仮の名前から、本名に書き換わってゆく凝りようで見応えがありました。 見終わると、最後にもう一度、月が登場し「計画通りだ」と笑います。 「月、カッコイイー!!」と、思わず萌えてしまうほどです!!
それを見て…ふと妄想が生まれました。 「これ、死神大王じゃないの?」と。
月の子どもの話も、月の遺したという動画も…新たなキラを作るために、死神大王がつくり上げた嘘。 リュークは大王の跡を継ぐよりも、人間で遊ぶほうが面白いので、死神大王の嘘にのっかっている。
こんな妄想が浮かんだのは、竜崎さんがLの写真を使ったとき「死んだ人間を写真をどう使おうが、問題ない」というセリフからです。 デスノートを使った人間に訪れる、死後の"無"。 それは死神の管轄で、死神大王なら自由にできる。
デスノートを面白く使いこなした人間として、死神大王は月を気に入っている。 月みたいな人間は、そう簡単に現れないだろう…ならば、つくってしまえばいい。 死神たちを大王の後継者にするという嘘で煽り、人間には月のフリをした死神大王が動画でメッセージを送る。
10年経った今だったのは、死神からしたら10年なんて時間は一瞬だっただけ。 デスノートを使った遊びを、長く長く続けていく仕掛けが今回整ったんだなーと。 だから最後、月のフリをした死神大王が「計画通りだ」と笑う…みたいな妄想です。
パンフレットで正式な設定を読んだら、かすりもしてませんでした。 ファンタジー過ぎるかー。
パンフレットを読んで知る事実もありました
竜崎さんて外出時に、デスノートの所有権を毎回放棄するのに、なんで記憶が消えないんだろう?とか、弥さんがなぜ実現不可能なことをデスノートに書いていたのかなど。 映画本編を見ながら疑問に思ったことの、いくつかはパンフレットを読んで解決しました。
パンフレットを読んでも解決しなかったのは…アーマって結局、誰の寿命を延ばしたんだろう?ということ。 会話の流れから、私は勝手にアーマは三島さんの寿命を延ばしたと思っています。 でもパンフレットを読むと、竜崎さんの寿命を延ばしたことになっているのかな?とも思えてきて謎が増しました。
そして、弥さんが死神の目で紫苑さんを見たときに、名前も寿命も見えなかったのって、なんでだろう?と思っているのですが…もうデスノートでは殺せないくらいに、寿命が尽きてるってことなのかなと、理解しました←これまた勝手に
映画本編を見て、パンフレットを読んでから、Huluで配信中の『デスノート NEW GENERATION』を見ると、なんともいえない気持ちになります。 本編を見る前に、このドラマを見ていたから、より感じられるものもありましたし。 あー…これから、何度も繰り返し見てしまうなぁ。