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マンガ『ドージン活動、はじめました?!』第4巻ネタバレ感想-美織ちゃん女神だ!

読めば読むほど創作意欲が湧いてくるマンガ!!

続きを楽しみにしていたマンガ、『ドージン活動、はじめました?!』(中条亮著・KADOKAWA)。 4巻を購入して読みましたー!!

今回も、マンガを読んで「創作したいっ!」って気持ちが湧いてきました!! それもこれも、心底マンガを描くこのが楽しいと体現している、美織ちゃんの影響でしょう。

現在、1巻が2016年12月1日(木)までの期間限定で、無料配信されています。 興味のあるかたは、この機会に是非!!オススメです。

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>マンガ『ドージン活動、はじめました?!』1巻から3巻までのネタバレ感想も書いてます マンガ『ドージン活動、はじめました?!』1巻から3巻までのネタバレ感想-読んだら無性に描きたくなる! | こめなべ

今回は、マンガ『ドージン活動、はじめました?!』第4巻ネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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マンガ『ドージン活動、はじめました?!』第4巻のざっくりしたあらすじ

プロの漫画家を目指している、櫻井遥斗(さくらいはると)は、双子の妹・美晴(みはる)と同人活動を始めた。 気合を入れて申し込んだ夏コミに、落選して落ち込む2人。

そんなとき、遥斗の漫画専門学校時代のクラスメイト・秋山美織(あきやまみおり)が、一緒に本を出さないかと持ちかけてきた。 美織は商業誌で連載をこなす、プロ漫画家でありながら、同人活動にも熱を入れていた。

美織は大人気大手サークル『おてあらい』の“おしりさん”としても有名で、沢山のファンがいた。 コミケ当日も、大量の同人誌とグッズが完売してしまう。 改めて美織の実力を思い知る、遥斗。

打上げ終了後、美晴の携帯に出版社から仕事の依頼が入る。 突然の展開に慌てふためく、遥斗と美晴。 美織にアドバイスを求めると、話を聞いてみたらいいと言われる。

ところが、連絡の取れた出版社から「今回のお話は無かったことにー…」と言われてしまう。 どうやら直接の狙いは、美織だったらしい。 遥斗と美晴を使えば、人気作家の作品を掲載できると踏んだのだ。 しかし、美織は既にその依頼を断っていた。

「始めたばかりだから、仕方ない!」と割り切って、前に進む遥斗と美晴。

一方、コミケで知り合った腐男子のシンちゃろに、「(遥斗の描くBLには)色気が足りない」と言われた遥斗は、「もっとBLの世界を知るべきだ!」と、“池袋乙女ロード”を案内される。 沢山の同人誌が並ぶ中、遥斗は仕事の依頼をしてきた、出版社の雑誌を見つける。

表紙はコミケのときに隣のブースに居た、リリアンダが描いたものだった。 シンちゃろから、リリアンダは昔、プロ漫画家として本を出していたことがあると聞いて、驚く遥斗。 商業誌で活躍することの難しさを、改めて痛感する。

そこへ、美晴から遥斗へ電話が入る。 美織の自宅へ、招待されたというのだ。 しかも、合同誌の清算の件について話し合うという。

売上をきちんと受取って欲しいと言う美織に、遥斗と美晴は「すべては美織の人気あってのこと…分け前はもらえない」と、固辞する。 一歩も引かない両者に対し、美織の妹・ミトが“現物支給”という案を出す。

液晶タブレットを買い換えた美織の元にある、中古の液晶タブレットを譲るというのだ。 この案に同意した遥斗と美晴は、早速自宅へ持って帰る。

パソコンも買い換えて心機一転、液晶タブレットを使ってみるも、アナログで描くことに慣れていた遥斗には、綺麗な線すら引けない。 相当の練習が必要だと悟る、美晴。

ところが遥斗は同人活動を続けるための資金稼ぎとして、本屋でのアルバイトを増やしていた。 疲れて帰ってくると、液晶タブレットの練習どころか、絵を描くことさえままならない。

そんなとき、バイト先に取材にやって来た美織と出会う、遥斗。 折角もらった液晶タブレットを全然使いこなせてないことを相談すると、「お金も稼げて、スキルアップもできるバイト」を紹介すると言う。

そのバイトは、プロ漫画家のアシスタント。 理解の追いつかないまま遥斗が連れて行かれたのは、人気漫画家・黒淵塞(くろぶち さい)の仕事場だった。

他のアシスタントが誰も居ないことを疑問に思っていると、偏屈で好き嫌いが激しいため、すぐに人が辞めていくらしい。 「気に入らない」と言いながらも、黒淵は「今回は、締切前で時間が無いから」と、遥斗をこき使う。

しかも仕事中の話題が漫画論となり、正直、遥斗には重たい内容だった。 その中で黒淵から、同人活動を全否定され困惑する、遥斗。 プロ漫画家を目指すには、どうすることが正しいのかわからなくなり途方に暮れる。

遥斗の相談を受けた美織は

美織「私が思うに    大切なのは    いかに「好き」なことを    「楽しい!」って気持ちで    描き「続ける」ことができるか    好きってことは    自分に向いてる    って証だし    その気持ちは    何よりの原動力    だと思うんだ」 >参照:マンガ『ドージン活動、はじめました?!』第4巻 147ページ~148ページより

そう言って、遥斗を導く。

美織の言葉を聞いて、前向きになれた遥斗だったが、黒淵の元でのアシスタント生活では、全く意味を見出せない。 こんなことを続けていていいのか?という不安が、遥斗を覆ってゆく。

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美織ちゃんが女神様に見えてきました!

読めば読むほど、遥斗クンと自分がダブってゆきます。 心の持ち方っていうんでしょうか…漠然としてるんですよね。

例えば遥斗クンの夢…「プロ漫画家になりたい」。 今巻から登場する黒淵さんの言われるように、どんな雑誌に載りたいのか、どんなイラストでどんな作風で描いてゆくのか…そういうのを全然固めてないところ。

そうですよね。 ジャンプで連載を持ちたいというのと、花とゆめで連載を持ちたいというのでは、読み手の層も違うでしょうし、受け入れられる内容も違うでしょう。

しかし、自分は“誰に読んでもらうために、この物語を描いているのか”ということにまで、頭が回らない。 そういうのが、同人活動をすると身につくのかもしれません。

作家さんと読者の方の距離が近いから、“誰に”というのをよりリアルに感じられる気がして。 自分の作品は、今目の前で手に取ってくれた人に読まれるんだ…っていう、実感を強く持てるのではと思いました。

あと…毎回、美織ちゃんの言葉がザクザク胸に刺さります。 本当に好きなことを極めて、それを続けている人だからこそ、余計刺さるのです。 すごいなぁ。

液晶タブレットも欲しいですが、私が心から欲しいのは、美織ちゃんのような熱を持ち続けられる、心かもしれません。

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