こめなべ

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マンガ『学園ベビーシッターズ』4巻から10巻までのネタバレ感想

こめなべ-20161118

全巻揃えて毎日読みたいシリーズ!

マンガ『学園ベビーシッターズ』(時計野はり著・白泉社)。 以前、3巻くらいまで買って読んで、その後手つかずでした。 …だって、竜一クンと虎太郎クンが可愛くて、一度買い始めると止まらなくなるだろうと。

マンガ『学園ベビーシッターズ』の大まかなあらすじは…。

両親を飛行機事故で亡くした、鹿島竜一(かしまりゅういち)と弟の虎太郎(こたろう)は、同じ事故で息子夫婦を亡くしたという森ノ宮羊子(もりのみやようこ)に引き取られる。

羊子は竜一に、成人するまで面倒を見る代わりに、自らが理事長を務める森ノ宮学園で、ベビーシッターをするよう命じた。 学園で働く教師たちの子どもが集まる保育ルームは、いつも賑やかで元気いっぱいだ。

…という物語を、繰り返し読んでいたのですが…先日、一気に10巻まで購入しました。 竜一クンと虎太郎クンの愛らしさに負けてっ!!

そうしたら、新しいキャラクターも続々登場して、さらに楽しいことになっていて、1人悶絶しました。 「買ってよかったー!みんな、可愛いー!!」と、心の中できゃいきゃいしながら読んでいます。

今回は、マンガ『学園ベビーシッターズ』4巻から10巻までの中で、大好きなお話について書きます! ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

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虎太郎クンがお雛様に首ったけ?!

4巻に収録されている、第19話。 保育ルームのお友だち・奇凛(きりん)ちゃんが、持って来た1枚の写真。 そこには何段重ねかの、雛人形と奇凛ちゃんが写っていました。

雛人形とはなんぞや?という虎太郎クンに、奇凛ちゃんは人形たちを「家族」と例えます。 お内裏様が、お父さん。 お雛様が、お母さん。

竜一クンは、なぜ虎太郎クンが雛人形にこだわるのかわからなかったのですが、家に帰ってもあまり熱心に写真を見つめているので、羊子さんが自分の雛人形を出してくれました。

犀川さんが完璧に飾り付けてくれた後…なんと虎太郎がお内裏様を落として、壊してしまいます。 壊れたお内裏様を見て「おとーちゃ」と泣く虎太郎クン。

泣きながら訴える虎太郎クンを見て、ようやく竜一クンは虎太郎クンが、自分やお父さんとお母さん…羊子さんや犀川さん、保育ルームのみんなが一緒に並んでいるところを想像していたと気づくのでした。

壊れたお内裏様は、犀川さんが接着剤で直してくれたものの…記念撮影のときに転がり落ちて、なんと虎太郎クンの頭に着地! それには羊子さんも犀川さんも、大笑い!!

…というお話なのですが、羊子さんの子ども時代も見られるし。 なにより虎太郎クンが、大好きなみんなといつでも一緒にいたいという気持ちがすごくすごく伝わって来て、大好きです!!

羊子さんのツンデレ極まれり!!

6巻に収録されている、第30話。 虎太郎クンは羊子さんが大好きで、折に触れて道端に咲く花だったり、似顔絵を描いてそれをプレゼントしています。

もらう度、羊子さんは「どうしろっていうんだい?!」と、ちょっとツンとした口調で受け取るのでした。 竜一クンはその度に、ちゃんとしたプレゼントじゃなくて申し訳ない気持ちになっていたのですが。

ある日。 羊子さんがギックリ腰で、倒れます。 羊子さんの容態を心配する、竜一クンと虎太郎クンに犀川さんは「絶対に覗くな」と言われた書斎へ、2人を案内します。

そこには、これまで虎太郎クンや竜一クンが羊子さんにあげたプレゼントが、大切にとってあったのです。 羊子さんの深い愛を感じた竜一クンは、嬉しくて泣きそうになりました。

…というお話で!! 竜一クンと虎太郎クン、そして羊子さんの両想い感がぶわっと伝わって来て、ダバダバ泣いてしまいました!! どんだけツンデレなんですか、羊子さんっ!!

そんな羊子さんを理解し、竜一クンと虎太郎クンの橋渡しをしてくれる犀川さんも…本当に優しくて大好きです!!

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兄弟愛炸裂で萌えまくりました!

10巻に収録されている、第55話。 長期の出張で家を開けることになった、羊子さんと犀川さん。

2人を見送りに出た、竜一クンと虎太郎クン。 悲しいのを必死で我慢しての「いってらっしゃい」には、犀川さん同様「私もここへ残ります!」と、言いたくなる程でした。

虎太郎クンを慰めようと、竜一クンは2人でいっぱい遊ぼうと約束してー…そのときの虎太郎クンの嬉しそうな表情がもうっ!!たまりませんっ!!! お兄ちゃんラブ!極まれりで、見ていてこちらが照れてしまうほどです。

ところが、いつもとは反対に虎太郎クンが竜一クンをあやしたい…ということになり。 それに従っていた竜一クンは、ついうとうととうたた寝をしてしまいます。

目が覚めたら身体には布団がかけられ、周囲は物が散乱していました。 竜一クンはすぐに虎太郎クンが、布団をかけてくれたことに気づき、お礼を言うのでした。

…というお話なのですが、兄弟愛炸裂していて、萌えまくりました!

部屋を散らかし、物を壊したことを猛省している虎太郎クンに、それでも自分を気遣ってくれたことが嬉しいと笑う竜一クンは、本当にいいお兄ちゃんでっ!!

「このお兄ちゃんにして、この弟ありだよなぁ…」と、しみじみ感じ入りました。

ほっこりするお話が多くて、心をほぐしたいときにはピッタリのマンガです。