ブライアンに圧倒されっぱなしでした!
映画『96時間』は、2008年に製作された作品。 出演はリーアム・ニーソン、マギー・クレレイス、リーランド・オーサー、ファムケ・ヤンセン、ザンダー・バークレイ。
誘拐された娘を、元CIA工作員の父親が奪い返すというストーリーです。 このお父さん…ブライアンが本当にすごくて、圧倒されっぱなしでした!
今回は、映画『96時間』のネタバレ感想を書きます! 結末を含みますので、苦手な方はご注意ください。
>公式サイト⇒映画「96時間」公式サイト
映画『96時間』のざっくりしたあらすじ
家庭を優先したいと考えたブライアン(リーアム・ニーソン)は、CIAの工作員を引退。 ところが妻・レノーア(ファムケ・ヤンセン)は、これまで家庭を顧みなかったブライアンを信じられず離婚。
娘のキム(マギー・グレイス)を連れ、現在は大富豪・スチュアート(ザンダー・バークレー)と再婚している。 ブライアンは離婚してからも、レノーアとキムを気にかけていた。 特に娘のキムには、過保護ともいえるくらいの愛情を注いでいる。
ある日、キムから電話で「会いたい」と言われ、舞い上がるブライアン。 久しぶりにキムと2人で過ごせると思い指定の店へ行くと、キムの側にはレノーアの姿もあった。
キムは友人のアマンダ(ケイティ・キャシディ)と2人で、フランスへ旅行に行きたいと申し出る。 未成年のキムは、実の両親が同意書にサインをしないと、旅行へ行けないのだ。
ブライアンは、未成年での旅行は危険だとサインを断るが、キムの泣く姿を見て渋々サインに応じる。 代わりに海外通話の出来る携帯電話を手渡し、移動する度に自分へ連絡するようにと約束して。
フランスへ旅立つキムたちを見送ったブライアンは、一睡もしないで娘からの連絡を待っていた。 ところが飛行機が到着した時間を過ぎても、一向に携帯は鳴らない。 痺れを切らして電話をかけると、キムの目の前でアマンダが拉致されたという!
ブライアンは次の事態を予測し、キムに連れ去られるとき出来るだけ犯人の特徴を叫ぶよう指示を出す。 キムが犯人に連れ去られると、ブライアンはすぐさま救出に向けて動き出した。
元同僚で友人のサム(リーランド・オーサー)に、ブライアンはキムとの会話データを送り解析してもらう。 すると人身売買目的で誘拐を重ねているアルバニア・マフィアだと判明。 だが、96時間以内に見つけることが出来なければ、キムの行方は永遠に掴めないだろうとも言われる。
ブライアンはスチュアートの自家用ジェット機でフランスへ飛び、キムとアマンダの滞在予定だったマンションを訪れる。 そこには壊されたキムの携帯電話が、落ちていた。
メモリーカードには、キムが撮った写真が残っていて、ブライアンは手がかりとなる男を見つける。 ところが深追いし過ぎたため、男が死んでしまう。
ブライアンは元同僚で今は事務屋のジャン・クロードを訪ねる。 情報を聞き出し、アルバニア・マフィアのアジトへ乗り込む。 しかし、そこにキムはいなかった。
キムは高値でパトリス・サンクレアという人物の元へ、売られていったという。 アルバニア・マフィアたちの話から、ジャンも一枚噛んでいることに気づいたブライアンは、ジャンを脅迫してサンクレアの居所を突き止めた。
サンクレアはオークションを開き、少女たちを売っていた。 ブライアンはサンクレアに、キムを競り落とした人間の居場所を吐かせる。 傷だらけになりながらも、ブライアンはキムの救出に成功した。
「プロだ…プロがいる…」と何度も叫んでしまいました
現役は引退しても、プロの感性は相変わらず現役なブライアンに、歓喜の声を上げまくりでした!
武器とか用意しなくても、現地調達できちゃうし、情報収集能力ハンパないし!! 賢いわ、体力スゴイわで圧巻です。
ブライアンの手際の良さなら、CIAでもかなりのポジションにいたんだろうに。 勿体無いなー…家族とのことを大切にしたいと思って、現役を辞めたにも関わらず離婚してしまったとわ。
娘・キムのことを、すごく愛していることは伝わってくるし。 ブライアンの立場で物事を見ていると、レノーアが言うほど彼女は孤独じゃなかったようにも思うんです。
いや。 離婚の原因が孤独だけとは限りませんけど。 旦那さんがCIA工作員とか…想像もつきません。 なんか色々、特殊なんでしょうね。
ただブライアンが1人いれば、そんじょそこらの刑事が50人くらい束になってかかっても敵わないくらいの、安心感がある気がします。 何かあっても、最後は必ず守ってくれる…助けてくれるっていう、安心感。
「もうダメだ!」なんて、どんなことになってもブライアンは言いそうにないし。 そうなる前に、どうすればいいのか考えて行動できる人だから…本当にスゴイ。
精神の鍛えられ方からして、違うんだろうなぁ。 「どうすれば目標を達成できるのか?」常に考えて、臨機応変に前へ進むブライアンの姿勢を、学びたいものです。