ドラマ『A LIFE~愛しき人~』…ちょっと予想外な雰囲気でした
2017年1月15日(日)21時からTBS系で放送されている、ドラマ『A LIFE~愛しき人~』。 出演は木村拓哉さん、竹内結子さん、松山ケンイチさん、木村文乃さん、菜々緒さん、柄本明さん、田中泯さん、小林隆さん、及川光博さん、浅野忠信さん。
OAまであと3時間を切りました!皆さん心の準備はよろしいですか? 第1話は、「帰ってきた職人外科医!宿命の再会」がテーマの回なのです。沖田先生が帰国したことで動き出すそれぞれの思惑、揺れ動く想い。とても見応えがあります!#竹内結子 #白鳥玉季 #tbs #アライフ pic.twitter.com/yw4ZL0g6AK
— 1.29『A LIFE?愛しき人?』 (@A_LIFE_tbs) 2017年1月15日
見る前は勝手に、もっと派手な雰囲気のドラマを想像していたので…とても意外でした。
今回は、ドラマ『A LIFE~愛しき人~』第1話のネタバレ感想を書きます! 苦手な方はご注意ください。
ドラマ『A LIFE~愛しき人~』第1話のざっくりしたあらすじ
東京にある、壇上記念病院。 院長の壇上虎之介(柄本明さん)が、心臓疾患で倒れる。 虎之介の娘で小児外科医の深冬(竹内結子さん)は、夫で副院長の壮大(浅野忠信さん)に助けを求めるが、手の打ちようが無いと言われてしまう。
第一外科部長の羽村圭吾(及川光博さん)や、若手外科医の井川颯太(松山ケンイチさん)も難しい手術が予想されるため、失敗を恐れて外科的治療を諦めるよう、深冬に進言する。
虎之介は、10年前シアトルへやった外科医・沖田一光(木村拓哉さん)を呼ぶよう指示。 一光に手術を、依頼する。
戻って来た一光は、すぐに虎之介を診断。 過去に自分が行った方法で、手術をすると言う。 圭吾と颯太は、一光のお手並み拝見とばかりに、指示された通りに一光の助手をやる。
手際よく、臨機応変に難しい手術を終えた一光。 ところが、虎之介の容態が急変し、意識不明となってしまう。
深冬は一光に手術を任せたことを後悔し、シアトルへ追い返そうとする。 しかし、一光はまだ諦めていなかった。 容態が急変した原因を見つけ出し、その対処方法を考え始めたのだ。
新たな手術を行うと言う一光に、颯太は激しい苛立ちを覚える。 患者の命よりも、一光が自分のメンツを優先しているように見えたからだ。
一光は、患者の命を諦めないために、手術をするんだと言い切り、新たな手術プランを深冬に説明する。 不眠不休で練られた内容に納得した深冬は、一光の手術に同意。 一光は、虎之介の再手術に臨む。
突発のアクシデントにも動じず、手術をやり遂げる一光。 虎之介は、無事に意識を取り戻した。 そして一光に、この病院へ戻って来て欲しいと頼む。
シアトルへ戻る決意をしていた一光だったが、その直前ー…壮大から、深冬に深刻な病が見つかったと告げられる。 脳の難しい位置にできた腫瘍を「取り除けるのは、お前しかいないと」懇願され、一光は壇上記念病院に残ることになった。
あえて淡々と繰り広げられていく世界に、嵐の前の静けさを感じます
ものすごくハイレベルなことを、あえて淡々と繰り広げてゆかれることで、やわらかな命の大切さを表現されているドラマなのかなと、思いました。
ただ、エピソードが第1話から盛り込まれ過ぎてて、ちょっと情報過多に陥っています。 一光さんと深冬さん、そして壮大さんの互いの想い…愛しさや嫉妬や、コンプレックス。 大病院ならではの、医師たちの高いプライド。 壮大と顧問弁護士・榊原実梨さん(菜々緒さん)との、不倫関係。 颯太のオペ看護師・柴田由紀さん(木村文乃さん)に対する、片想いなどなど…。
どこへ軸を置いて見ていけばいいんだろう、と途方に暮れております。 1話ごとに“今回はこの人が主役の物語”というタイプの方が、見やすい性質なので慣れるまで、手こずるかもしれません。
それにしても、木村さんの集中力すごいなぁ…と、思いました。 天才外科医としての手さばきとか、患者さんの命を諦めない強さとか。 一光さんとしての存在感が、すごくて。
ドラマの演出を派手めにすれば、きっともっと目立って注目されるのでしょうが…この淡々と進んでゆく感じは、クライマックスへ向けての“穏やかな時間”の部分なんじゃないかと、思いました。
どんな展開が待っているのか、全く予想もつきませんが、とにかく深冬が元気になりますようにと、祈るばかりです。