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ドラマ『相棒season15 第10話 元日スペシャル』ネタバレ感想

こめなべ-20170122

予想以上の展開に、なんだかいい意味で置いてけぼりを喰らいました

2017年1月1日に放送された、ドラマ『相棒season15 第10話 元日スペシャル』を見ました。 出演は水谷豊さん、反町隆史さん、鈴木杏樹さん、川原和久さん、山中崇史さん、山西 惇さん、浅利陽介さん、田中隆三さん、神保悟志さん、片桐隆二さん、小野了さん、柄本孝明さん、大杉漣さん、仲間由紀恵さん、石坂浩二さん。

『相棒』の元日スペシャルというと、かなりガッツリしたお話が見られるので、期待していました。 しかし…予想以上の展開に、なんだかいい意味で置いてけぼりを喰らっております。

今回は、ドラマ『相棒season15 第10話 元日スペシャル』のネタバレ感想を書きます! 結末を含みますので、苦手な方はご注意ください。

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ドラマ『相棒season15 第10話 元日スペシャル』のざっくりしたあらすじ

黒水(くろうず)町の駐在所に勤務していた警官が、無断欠勤を続けていた。 空いてしまっている駐在所に、刑事部長の内村完爾(片桐竜次さん)と参事官の中園照生(小野了さん)は、特命係の2人を派遣する。

杉下右京(水谷豊さん)と冠城亘(反町隆史さん)は、渋々黒水南駐在所へと向かう。

黒水町は町長・和合賢人(八嶋智人さん)の意向で、前科者を積極的に受け入れていた。 住居も仕事も与え、自らの力で生活出来るようにして、寂れた町を活性化させているのだ。

右京と冠城は、駐在所の前任者がなぜ辞めたのか気になり、黒水署へ確認に行く。 すると、無断欠勤が続いていることがわかる。 訳ありの人間が多いので、署長の国奥正和(小宮孝泰さん)も見て見ぬフリらしい。

しかし1つの警察署で5人の人間が無断欠勤しているとなると、これは気になる。 右京と冠城は駐在所の警官・有本日明(森岡豊さん)の自宅へ向かう。 そこで“マジカルハーブ”という、脱法ドラッグを発見。 駐在所に掛かっていたカレンダーから、右京は駐在所で有本たちがドラッグのやりとりをしていたと推理する。

有本が最後に乗っていたパトカーを調べると、拭き取られた血痕が見つかった。 右京と冠城は、有本がなんらかのトラブルに巻き込まれたと判断する。

調べを進める中で、ジャーナリストの若月詠子(伊藤歩さん)と出会う。 彼女は独自の情報網を元に、黒水署警官たちの失踪事件を追っていた。

警察内部の人間でないとわからない情報まで持っている詠子に、右京と冠城は注意を向ける。 詠子の後をつけていた冠城は、彼女と共に有本たちの死体を発見。 連続警官殺しとして、黒水署に捜査本部が置かれた。

そこには、警視総監の四方田松榮(永島敏行さん)の姿もあった。 異例過ぎる事態に、右京は四方田と犯人の関係を推理してゆく。

監察官の大河内春樹(神保悟志さん)や、広報課長の社美禰子(仲間由紀恵さん)からも情報をもらい、8年前に起きた事件を突き止める。 四方田は槙野真里男(平岡拓真さん)に、襲われていた。 四方田の所為で、大切な人を亡くした真里男はその怒りを、ぶつけたのだ。

捜査本部は現場に残された証拠から、真里男を犯人として、捜査を続けている。 ところが調べ直してみると、不自然な点が多いことに気づく。 真里男を犯人に仕立て上げようとしている人物がいるー…。

そんな中で、四方田と和合が誘拐されてしまう。 翌日、四方田は遺体で…和合は踵を骨折した状態で発見された。 和合は「真里男が犯人だ」と証言する。

しかし。 右京が導き出した答えは、和合が犯人だということ。 人と機械を巧みに操り、この事件を引き起こしたと推理する。 だが、確実な証拠が無い。

右京と和合のやりとりを、詠子にリークする作戦を提案する、冠城。 詠子は冠城から真実を聞かされ、和合の罪をニュースで報道すると約束した。

しかし報道の直前で、和合により詠子は殺害されてしまう。 怒り狂った冠城は、拳銃を持って和合の指示通りの場所へと向かうー…和合を殺すために。

指定された場所には、真里男が先に来ており和合を殴り殺そうとしていた。 なんとか彼を止めようとするも、大きな檻の中でのことに、手が出せない。

和合に別の指示を出されていた右京も、彼の真意に気づき冠城の元へ駆けつけた。 瞬間ー…冠城は、真里男の腕に向かって発砲。 続けて檻の鍵に向けても発砲し、中へ飛び込む。

真里男を制し、和合を逮捕する右京と冠城。 和合がこの事件を引き起こした理由は、怨恨などではなく「面白かったから!」だった。 悪びれることもなく、すべての人間を見下した様子の和合を、右京は「可哀想に」と諌めた。

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最早、別世界の住人…和合賢人

久々に八嶋智人さんの、病的にキレた役が見られて大満足でした! いや、もう…別次元の方でしたね…和合さん。

多分、住む世界が違っているんだと思います。 和合さんは“この世界の常識”に、合わせることはできるけど…私たちは“和合さんの世界の常識”に、合わせることはできないんでしょう。

右京さんが逮捕した和合さんに向かって、「あなたは本当の楽しさを知らない」(だったかな?)と、説きますが…何故か、右京さんの負け惜しみに聞こえてしまいました。

きっと和合さんには、罪の意識なんて無いだろうし。 この世界の楽しみを知ることよりも、自分が楽しいと思うことを、きっとこれからも追求してゆくのでしょう。

この人…無罪判決勝ち取って、また出てくる気がします。 脱獄するかも…と思いましたが、正々堂々(?)と法律の目をかいくぐって、表玄関から出てきそう。

でも、右京さんVS和合さんになっても、決着はつかないんだろうなぁ。 もしも決着がつくときは…右京さんが自分の中の正義を、崩すんじゃないでしょうか。

己の正義を貫くだけじゃなくて、ドロリとした毒まで飲まないと、和合さんには立ち向かえない気がします。

全然違う作品ですが、ドラマ『IQ246』の法門寺紗羅駆さんと、和合さんの対決が見てみたくなりました!! 紗羅駆さんなら、和合さんとも噛み合うと思うんですよねー!!

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