こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第3話-ささやかな反乱ネタバレ感想

こめなべ-20170303

公安9課のメンバーのテンポのいいやりとりに見惚れます

現在、Huluで配信されているアニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 期間限定配信と書かれているので、「今の内に!」とペースを早めて見ています。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

第3話もガッツリ入り込んで、見てしまいました。 公安9課のメンバーのチームワークに、見惚れてしまうのです!! テンポのいいやりとり…憧れます。

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第3話-ささやかな反乱ネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第3話-ささやかな反乱のざっくりしたあらすじ

ジェネシス・アンドロス社製の旧式女性型アンドロイド・GA07-JLK…通称・ジェリ(CV:田中由美子さん)が、各地で一斉に自殺を図るという事件が起こる。

国会で起きたアンドロイド反乱事件との関わりを調べるため、公安9課が捜査に駆り出された。

早速、荒巻と素子、タチコマジェネシス・アンドロス社の製造工場へ聞き込みに行く。 荒巻が工場長と話をしている間に、素子とタチコマは姿を消して、内情を探る。

すると、ジェリの自殺原因はウイルスだとわかる。 ウイルスを仕込まれたジェリがメンテナンスに来た際、工場の端末にウイルスを感染させて行ったのだ。

イシカワの調べでは、そのウイルスには保護コードが入っていて、自分の持っているジェリだけは、ウイルスに感染しないようになっているらしい。

犯人は、ウイルスに感染していないジェリと共にいる人間だ。 9課がしらみつぶしにジェリの持ち主をあたっていくと、マーシャル・マクラクラン(CV:松田洋治さん)という、カナダ大使の息子に辿り着く。

マーシャルはバトーとトグサに追われながら、ジェリの手を取り共に逃げる。 ジェリに向かって、愛の言葉を口にする、マーシャル。 ジェリもまた淡々と、プログラムに沿った愛の言葉を返してゆく。

マーシャルは外交特権を持つ人物だったが、荒巻が本国に掛け合い特権を放棄させた。 それにより、9課がマーシャルを逮捕できる。

マーシャルとジェリを追い詰めた、バトーとトグサ。 彼らの前で、ジェリは予想外の行動を取る。 マーシャルを押さえつけ、動けないようにしてしまったのだ。 そして「ごめんなさい。本当に、愛してた」と、悲しげに呟くジェリ。

バトーとトグサは、なんとも言えない違和感を感じながら、マーシャルとジェリを逮捕した。

トグサが自宅へ戻ると、妻(CV:玉川紗己子さん)が昔の映画を見ている。 聞き覚えのあるセリフが流れてきて、画面を凝視するトグサ。 映し出された男女のやりとりは、つい先程マーシャルとジェリが行なっていたものだ。

この映画を元に、マーシャルはジェリと会話していたのか…と納得するトグサだったが、ジェリが最後に呟いた「愛してた」というセリフだけ、本編には無かった。 プログラムされたことしか実行できない、旧式アンドロイドのハズなのに?と、疑問が深まってゆく。

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サブタイトル『ささやかな反乱』の自分的解釈

映画を元ネタにしていたー…とわかるまでは、マーシャルがジェリのことを愛しているんだと、思ってました。 アンドロイドでも、“彼女”を愛しているから、自分だけの物にしたくて、他のジェリを殺したんだと。

ても…マーシャルは、ジェリのことよりもあの“映画を愛していた”んでしょうか? 今回見て、初めて感じた(理解した)気持ちなのですが。

映画の世界に生きたいマーシャルは、ヒロインと同じセリフをやりとりしてくれるだけの相手が欲しくて、ジェリを選んだ。 他のジェリを殺害し、警察に追われることになったのも、追い詰められるのも計算尽くで。

その方がより自分の理想とする、映画の中の主人公になれるから…むしろマーシャルは、喜んでいたのかもしれません。

そんなマーシャルに対して、ジェリは少し悔しさや悲しさを感じていたのかなぁ。 現実を…“ジェリとしての自分”を全く見ようとせず、最後には逮捕されることで、自分を棄てようとしているマーシャルに、ジェリはプログラムされていない「愛してた」をつけ足して、彼の“完璧な世界”を崩したのかもしれません。

ここまで考えてみて、サブタイトル『ささやかな反乱』の意味が、ストンと納得(公式的な意味は全然違うのだと思いますが、自分の中では)できました。

例えマーシャルが自分の世界を作るために、ジェリを利用していたのだとしても、あれだけ側にいれば彼女の内側に愛が芽生えても、おかしくないのかもしれません。

彼女の願いは、ずっとマーシャルと一緒にいること…だったんだろうなぁ。

CS日テレプラスで、2017年3月18日(土)に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズが一挙放送されるそうです!!

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