こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第4話-視覚素子は笑うネタバレ感想

こめなべ-20170304

サブタイトルに入っている“素子”をモトコって読んでしまいます

現在、Hulu で配信されているアニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 第4話のサブタイトルは、何度見ても「素子」を「モトコ」と読んでしまいます。

言葉の意味を考えずに、ぼんやり見ていた頃は「素子が笑うという、お話なんだ…」と、本気で思っておりました。 素子(ソシ)は電子回路や機械回路という、単位部品のことのようです。

素子、関係ないし。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX第4話-視覚素子は笑うネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第4話-視覚素子は笑うのざっくりしたあらすじ

新浜県警『笑い男事件特別捜査本部』の刑事・山口(CV:木下浩之さん)から、トグサへ連絡が入る。 山口は捜査中に、上層部の不審な動きを手に入れたことを、トグサに相談しようとしていた。

ところがトグサの元へ向かう途中、交通事故で亡くなってしまう。

深夜に会って話がしたいと言ってきた山口に、ただならぬ事態を察したトグサは事故の一報を聞き、彼が殺されたと推理。 荒巻や素子に報告するが、推論の域をでない。

トグサが山口の葬儀へ行くと、彼の妻から封筒を渡される。 亡くなる直前、山口が投函したものらしい。 中に入っていたのは、数枚の写真。

どこにでもある日常が、切り取られただけの写真を手に、トグサは山口の意図を汲みかねる。 しかし、その写真の中の人の眼球に映っているものまで丁寧に調べてゆくと、カメラが無いことに気づく。

知覚傍受法の改正で導入された、インターセプター(視聴覚素子)という、セラノゲノミクス社が開発した電子部品が使われていることが、わかる。 これは対象者の電脳に埋め込むことで、その人の視覚や聴覚を24時間監視できるというもの。

警察関係者であれば、書類を提出すれば簡単に使えるものだったが、トグサの調べて書類の提出が無いと判明。 さらに今回仕掛けられたのは、特捜部の刑事たちだった。 本人の同意もないまま、健康診断時に埋め込まれたようだ。

公安9課は、警察上層部とセラノゲノミクス社との癒着にまで、斬り込んでいこうとするが、幹部は早々にお茶を濁して、逃げ出す算段を決める。

そこへ“笑い男”らしき者が、警察幹部の電脳をハッキングして、メッセージを送ってきた。 幹部たちの会見を“茶番劇”と評し、警視総監を暗殺すると。

素子たちは、警視総監暗殺を阻止するべく、動き出す!

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インターセプターとプライバシーって

県警の捜査本部で、上層部の動きを探っていた山口。 彼の前に何故、課長が突然現れたのかと思っていたら、山口もまた勝手にインターセプターを、埋め込まれていたんですね。

脳に埋め込むという…なにやら危険そうな物なのに、本人の同意無しに処置してしまうとは。 警察上層部の力って、怖すぎます。

それに埋め込まれた本人も、外部からの干渉がなければ全く気づかないという…山口の事故は、この外部からの干渉によって引き起こされたもので…殺人事件になると思うんですけれども。 もしも誰かが真実を突き止めたとしても、揉み消されて事故死として処理されるんでしょう。

上層部の動きを調べることに決めてから…山口はきっといつ死ぬか(殺されるか)わからないという思いを抱えていたんだろうなぁ。 奥さん宛にトグサへの伝言を、郵送しておくとか。

隠し通したい秘密を抱える、警察上層部と。 真実を解き明かそうとする、刑事たちの頭脳戦が、ここから始まるのでした。

山口の遺した物から、次への一手を見つけるトグサには、鳥肌が立ちました。 眼球に映っている物まで注意して見て、この写真がどうやって撮られたかを突き止めるとは。

犯人逮捕のためとは言え、知覚傍受とか簡単にできる時代なんて、恐怖でしかありません。 プライバシーとか、なくなってる世界なのかなぁ。

2030年という、未来が舞台の『攻殻機動隊』ですが…2030年なんて目の前ですよ。 ほんの10年前までは、スマホなんて無かったのに、今では当たり前に使われていますから、『攻殻機動隊』みたいな義体化や電脳化が、当たり前の世界がやってくることも、ありえない話ではないんですよね。

そう考えると、じわりと恐怖を身近に感じます。

CS日テレプラスで、2017年3月18日(土)に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズが一挙放送されるそうです!!

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