こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第9話-ネットの闇に棲む男ネタバレ感想

こめなべ-20170316

"いつもの素子ではない素子"が楽しめる回です

現在、Huluで配信されているアニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 今回はネット世界の中で行われている、"笑い男会議"みたいなところに、素子が潜入するというお話でした。 バーチャルな世界ということで、姿形も自由に変えられるらしく…素子といっても"いつもの素子ではない素子"も楽しめます。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

この『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ。 CS日テレプラスで、2017年3月18日(土)に一挙放送されるそうです!!

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX第9話-ネットの闇に棲む男ネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第9話-ネットの闇に棲む男のざっくりしたあらすじ

笑い男”について、興味深い会話が聞ける場所があると知り、素子はネットの世界へ意識をダイブさせる。

チャットルームは入室した者たちの姿を、実体化させていた。 実体化…といっても、参加者が思い描く姿となっており、実際の身体とは異なる。

6人の発言者たちは、大きな円卓に座り、思い思いの考えを披露してゆく。 “笑い男”は、どんな人物か。 どういう理由があって、犯行を繰り返すのか。

その発言に対して、画面の外から見ている者たちは、自由にカキコミをしている。 発言者の前に浮かぶパネルに、そのカキコミがリアルタイムで表示されていくが、気にするものはいない。

円卓に座る6人の中へ入ってゆく、素子。 特に挨拶もせず、空いた椅子に腰かけた。

発言者たちは“笑い男”の最初の事件から、振り返ってみようと、当時のVTRを見る。

6年前。 お天気コーナーのカメラ前に、セラノゲノミクス社の社長である、アーネスト・瀬良野(CV:中嶋聡彦さん)に銃を突きつけた男が現れる。

騒然となる現場で、男は瀬良野に対し“あることを告白しろ”と命じるが、瀬良野は応えなかった。 男は自らの顔がテレビや人々の記憶に残らないよう、瞬時にロゴマークに書き換えるという神業を見せ、逃走。

人々はその可愛らしいロゴマークから、男のことを誰ともなく“笑い男”と呼ぶようになった。

笑い男はそれ以降も、様々な会社を脅迫してゆく。 脅迫を受けた企業は株価の暴落が予想されたため、政府は公的資金を投入することを決定。 それと同時に、笑い男は姿をくらましてしまう。

発言者たちの争点は、笑い男が単独犯なのか複数犯なのか。 6年前の事件と、今回の警視総監暗殺未遂事件は同一人物なのかなど。

議論が白熱してゆく中、1人冷めたように淡々と言葉を発する男がいた。 ベビー・ルースの話を聞いていた素子は、警視総監暗殺未遂事件のときに感じた視線が、彼の物だと悟る。

彼の電脳に直接語りかけた素子は、脅しをかけつつベビー・ルースが入手したデータを譲ってもらう。 彼がチャットから抜けると同時に、素子もまたチャットルームから何者かによって、強制的にログアウトさせられてしまった。

素子の興味は、ますます深まってゆく。

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水のように流れていく文字は私の動体視力ではとても追えません

最後にバトーがちょっと出てくるだけで、公安9課の雰囲気も全く感じさせないお話です。 ひたすら笑い男について語っている、6人の様子が描かれているだけで、アクションシーンも派手さもありません。

外からこの会話を覗いている人たちのカキコミが、「ぶわーっ」と流れてゆくのは、何度見てもスゴイなぁ…って思います。 細かく見ていくと、面白いことがカキコまれていたりするそうなのですが、文字が水のように流れていくのが、綺麗で見惚れてしまうのです。

私の動体視力では、とてもじゃないけど追いつけません。

第5話で、ウイルスの発症したSPの電脳を覗いていたのが、ベビー・ルースだったとは、驚きです。 まさか宇宙よりも広いネットの世界で、偶然、出会うことができるなんて思いませんでした。

偶然…ではない…か。 然るべくして、出会ったんだろうなぁ。 そう思うと人の縁というものは、いつであれ不思議だなぁと思うのでした。

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