こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第19話-偽装網に抱かれてネタバレ感想

こめなべ-20170331

生まれ持った脳みそなら外部から記憶を操作されたりしないのに

Huluで配信されていた、アニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 第19話も、記憶や情報の電子化が進んだ世界ならではの、犯罪でした。 電脳化ってすごく便利なシステムですけど…こういう特異な犯罪を見ていると、持って生まれた脳みそってスゴイなぁ…と、思います。

監視カメラの映像は改ざんされているので、誘拐現場は映っていなくても仕方ないとして。 電脳化して無い状態であの場所に居たら…犯人の姿を見て、記憶を外部から操作されることなく、覚えている訳ですもんね。 でも、周囲のほとんどが電脳化している世界では、生き辛いんだろうなぁ。

仕事とかも限られてきそうですよね…世知辛い。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第19話-偽装網に抱かれてネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第19話-偽装網に抱かれてのざっくりしたあらすじ

元総理大臣・神崎修三(CV:小山武宏さん)の娘・玲子(CV:小笠原亜里沙さん)が、誘拐される。 その手口は北方マフィア“目隠しイワン”に、酷似していた。

事態を重くみた現総理大臣は、公安9課に捜査を依頼。 バトーとトグサは早速、玲子が最後に目撃された場所へ向かった。 2人は聞き込みを行うが、有力な情報は得られない。

監視カメラの映像を、本部で解析していた素子は、玲子が不自然に画面から消える様子を、何度も見返している。 そこへバトーから「目隠しイワンの仕業ではないか?」と、通信が入る。 玲子だけでなく、最近行方不明になる若い女性が増えているからだ。

しかし神崎は、集団拉致疑惑を否定してきた人間だ。 北方が神崎に恩を感じることがあっても、娘を誘拐するなどあり得ない。

素子は集団拉致を想定し、犯人が女性たちを生きたまま持ち出さないだろうと、推理。 バトーとトグサに、解体するのにふさわしい場所を探すよう、指示を出した。

バトーとトグサは、作業しやすい場所だー…と思われる場所を、怪しい順に探っていこうとする。 中へ入ると、女1人と男2人が揉めていた。 しばらく様子を伺っていようとする、バトーとトグサだが男がいきなり発砲してくる。

応戦の構えに入ったバトーは、女がクルツコワ・ボスエリノフ(CV:弥生みつきさん)だと気づく。 全身義体化している為、詳しい年齢は不詳だが…バトー曰く、前世紀から活躍しているロシアの工作員らしい。

そのことを知った荒巻は、神崎にメディアを活用するよう、進言する。 神崎は、政治家生命を取るか、娘の命を取るかという究極の選択を迫られた。

荒巻は相手がプロである場合、行動に対して一定の信頼がおける。 特に忠義心が厚いであろうクルツコワなら、神崎の娘を知らずに誘拐したことを必ず大使館に相談するハズだ。 そこを公安9課で、取り押さえると約束する。 神崎は、荒巻の指示通りに動いた。

身内に騙され、裏切り者にされたクルツコワは、玲子を連れて大使館へ駆け込むが、寸でのところで門を閉じられてしまう。 素子とバトーがクルツコワを取り押さえ、玲子は無事に保護された。

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プロvsプロはなんともカッコイイ!

プロvsプロというのは、なんともカッコイイ!! 犯人とはいえ、荒巻に信頼されるほどって素晴らしいなぁ…と。 それほどの実力の持ち主ってことですよね、クルツコワ。

こういう…敵同士だけど、信頼関係を築けている状態って、なんだか憧れてしまいます。 それまでの積み重ね(犯罪ですが)が、筋が通っているというか、納得できるものなんでしょうね。

何故クルツコワが、組織の争いごとに巻き込まれたのかイマイチ理解できませんでしたが、国にとって有能な工作員として生きていたんだろうなぁ…と、思います。 実年齢が80歳くらいなら、知識とかも豊富だったことでしょう。

全身義体化しているから、体力の問題も無い訳で…電脳の寿命というのも、無さそうです(あるのかな?)。 忠義に厚い人物なら、自分から国を裏切ることもないハズです。

そんな彼女を、メンツのために切り捨ててしまう、国のお偉いさんたち。 まさに使い捨て…。

荒巻が「プロ」と認める程の人物なら、沢山の功績だって持っているハズ。 事情はそれぞれあるのでしょうが、大使館の人たちの態度のほうにイラッときてしまったのでした。

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