こめなべ

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ドラマ『緊急取調室 season2』第1話ネタバレ感想-緊迫感に満ちた言葉の応酬!

こめなべ-20170422

サスペンス要素や緊迫感が濃縮されたドラマです!

2017年4月20日(木)21時から放送開始の、ドラマ緊急取調室 season2』。 出演は天海祐希さん、田中哲司さん、速水もこみちさん、鈴木浩介さん、大倉孝二さん、三上市朗さん、でんでんさん、大杉漣さん、小日向文世さん、中村静香さん、生島勇輝さん。

第1話のゲストは、三田佳子さん。

2015年のスペシャル版を見て「連ドラ化されればいいのに」と思ったら、すでにシリーズ化されていてビックリです。 この4月から、season2が始まるということで、楽しみにしていました。

スペシャル版で感じていた、サスペンス要素や緊迫感はそのままに、濃縮された時間が詰まっていて、期待以上の展開に見入ってしまいました!!

今回はドラマ『緊急取調室 season2』第1話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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ドラマ『緊急取調室 season2』第1話のざっくりしたあらすじ

宅配便の配送員・小牧修介(石田卓也さん)が、配達車両の中で遺体で発見された。 小牧はなぜか、車内でビニール傘を差している。 その日は、雨など降っていなかったというのに。

所轄の現場検証が終わるころ、警官に白河民子(三田佳子さん)が話しかける。 「私が、小牧を殺した」と。 自首した民子の事情聴取を行うものの、彼女の証言は二転三転し要領を得ない。

小牧を死に至らしめた毒物が入った水筒からは、民子の指紋は検出されず。 さらに彼女の自宅からも、毒物は発見されない。 もしかすると民子は、現場を見て"自分がやった"と思い込んでいるだけではないのか?と。

取り調べを続けようにも、民子が犯人でないなら、人権問題になりかねない。 手を焼いた所轄は、警視庁の緊急事案対応取調班(通称・キントリ)へ、捜査を依頼する。 真壁有希子(天海祐希さん)たちキントリのメンバーは、民子の取り調べを行う。

有希子たちは民子の言動を元に、捜査をすすめてゆく。 ところが調べれば調べる程、民子の証言は矛盾に満ちてゆくのだ。

誰からも好かれる配達員だった小牧は、なぜ殺されたのか? 彼を調べると、不倫していたことがわかる。 お相手は、民子の部屋の上の階に住む主婦・綾野文香(馬渕英里何さん)。

小牧の遺体の側に落ちていた水筒からは、文香とその子どもたちの指紋が見つかる。 また、文香の歯科助手という仕事は、職場で小牧を死に至らしめたヒ素を入手することも可能だ。 犯人は文香だろうと、誰もが決めつける中…有希子は民子が自首してきた理由がわからないと、頭を抱える。

民子はまだ何かを隠していると、捜査を続ける有希子。 すると、民子が小牧に会うために、ほぼ毎日荷物を送っていたことがわかる。 一人暮らしの彼女が"会話友だちが欲しい"というだけで、そこまでするだろうか?

文香は、小牧との密会を民子に見られたことを告白。 以来、民子は小牧に対して、苦言を呈するようになったという。 「彼女はあなたにふさわしくない」と。

有希子は、スーパーで文香の自宅にある水筒と同じものを、民子が購入していたことも掴んだ。 そして民子が小牧の亡くなった後に捨てた、1枚の絵に注目する。 彼女の亡き夫が描いた、緑色の傘を差した民子の絵。

すでに回収されてしまった絵をゴミ集積場から、堅物大二郎(鈴木浩介さん)と渡辺鉄次(速水もこみちさん)が探し出して持ち帰った。 ところが傘の色は緑ではなく、赤色だ。

絵を見た小石川春夫(小日向文世さん)は、昔作られた絵具には、ヒ素が含まれていたことを思い出す。 民子は家にあったこの絵の、緑色の部分をはぎ取ってお茶に混ぜて、小牧に飲ませたのだ。 小牧が傘をさしていたのは、犯人が民子であることを示すダイイングメッセージだった。

長年一人暮らしをしてきた民子は、孤独に苦しんでいた。 そんなとき配達員として現れた小牧に、優しく声をかけてもらう内に好意を抱くようになったのだ。 ただ小牧が幸せであれることを、見守っていられればいいと思っていたのに。

文香との不倫現場を目撃し、小牧を諭したがために彼に恋心を暴かれてしまった。 歳の差がどうの、お金がどうのと"初恋"をバカにされ、傷つけられた民子は小牧を殺して、文香に罪をなすりつけようと計画したのだ。

民子は最後まで、自分の気持ちをはぐらかしたが、有希子には彼女の悲しみが痛いほどに理解できた。

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天海祐希さんvs三田佳子さんに感無量!!

第1話の予告を見て、天海祐希さんvs三田佳子さん?!と、期待に胸を躍らせていましたが…感無量です!! お2人の言葉の応酬が、たまりませんでした!! カッコイイー!!

有希子さんと民子さんの、穏やかな口調の中での大乱闘。 一歩も譲らない気迫溢れる、言の音。 見ていて、ドキドキハラハラです!!

…絶対に大杉漣さん演じる・中田善次郎さんのポジションには、座りたくないなって思いました。 あんなに間近で、女性2人のバトルをみるなんて…怖い、怖い。

バトルが怖いと思う以外にも、民子さんの抱える孤独感や、悲しみとか…なんか、そっちに感情を引きずられてしまって。 画面越しでこうなのだから、至近距離でお話を聞いていたら、もっと民子さんにもっていかれてしまっただろうと。

生まれて初めての恋だったんですよ…民子さんにとって、小牧さんは! せめてもなぁ…小牧さんが、純粋に"いい人"だったらよかったのに。

民子さんは、有希子さんが何気なく発した「おばあちゃん」という言葉にも、「子どもも孫もいないので、おばあちゃんではありません。やめてください」と、過敏に反応される方です。 繊細で、可憐な方なのではないかと思いました。

ちょっと浮世離れしている…というか。

もしかすると、歳の離れた旦那さんは"お父さん"のようで、民子さんには合っていたのかもしれません。 けれど、旦那さんは民子さんになんの相談もせずに、自殺をしてしまう。

置いていかれた…いいえ、捨てられたかのようで辛かったのではないでしょうか。 そんなときに、自分を気にかけてくれる存在が現れたら…恋にだって落ちますよ!

初めて感じる切なくて、嬉しい気持ちに…民子さんはただただ幸せを感じておられたんだろうなぁ。 それを、小牧さん本人にバカにされて、踏みにじられて。 民子さんの心が、どれだけ傷ついたか想像もつきません。

結局…民子さんは、一回も泣かれませんでしたが、空が代わりに泣いてくれたんですね。 そう感じて、ラストはひたすら涙しました。

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