こめなべ

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ドラマ『緊急取調室 season2』第2話ネタバレ感想-籠城事件が霞んでしまう程

こめなべ-20170506

籠城事件以上の展開が待ち構えていてビックリ!

2017年4月27日(木)21時から放送された、ドラマ緊急取調室 season2』。 出演は天海祐希さん、田中哲司さん、速水もこみちさん、鈴木浩介さん、大倉孝二さん、三上市朗さん、でんでんさん、大杉漣さん、小日向文世さん、中村静香さん、生島勇輝さん。

第2話…予告では籠城事件に目がいってましたが、なんとも予想外の展開で。 内容の重たさに、ビックリしてしまいました。

今回はドラマ『緊急取調室 season2』第2話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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ドラマ『緊急取調室 season2』第2話のざっくりしたあらすじ

大学病院に入院中の患者・高木直明(高桑満さん)が、担当医の糸山恵太(福士誠治さん)に殺害されるという事件が起きた。

人工呼吸器に繋がれていた高木は、容態が急変。 看護師の桜井加代(和音美桜さん)が、家族を呼びに行って戻ると、人工呼吸器を外された高木の足元で、糸山が靴下を履かせていた。

現場を見た桜井は、糸山が高木を殺害したと証言する。 糸山は逮捕されるが「記憶にない」と、容疑を否認。 桜井が目を離した9分間に、何が起きたのか?

真相を究明するため、取調べは『緊急事案対応取調班(通称・キントリ)』に一任される。 担当を任されたのは小石川春夫(小日向文世さん)と、中田善次郎(大杉漣さん)。

糸山は、小石川と中田の取調べを、軽くかわしていく。 手応えを感じないまま、第1回目の取調べが終わろうとしていた。 そこへ警視庁留置管理課の警察官・宮沢俊哉(村田雄浩さん)が、拳銃を持って乱入してくる。

宮沢は小石川を閉め出し、中田、糸山と共に取調室に籠城してしまう。 糸山に拳銃を向けた宮沢は「自分の犯した罪を認めろ!」と、迫る。

リアルタイムで流れてきた取調室の様子を見て、刑事部部長の磐城和久(大倉孝二さん)は、キントリの失態に大激怒。 このままでは、自分の責任問題にもなりかねない。 上にバレるまでに片付けようと、SITを要請した。

管理官の梶山勝利(田中哲司さん)は、交渉経験のある真壁有希子(天海祐希さん)に、宮沢の説得を指示。 梶山は磐城に、SITの突入を30分だけ待ってもらう。

交渉の材料として、真壁たちは宮沢の過去を調べる。 宮沢は15年前、糸山の住んでいた蒲田北署に勤務していた。 糸山の父親は工場の事故で亡くなっており、その通報を受け最初に駆けつけたのが宮沢だった。

小石川は、宮沢と糸山の間に何かあると直感し、2人の関係を調べようというが、真壁は制限時間を気にして、その声を退ける。

真壁が宮沢にその件をぶつけると、宮沢は父親代わりに糸山を見守ってきたのだと語り始める。 そして、人の命を救うために医者になったハズなのに、人殺しをするなんて裏切りだと憤った。

感情のままに糸山へ銃口を向ける、宮沢。 殺気を感じ取った中田は、2人の間に飛び込む。 瞬間ー…宮沢が発砲。 中田が被弾し混乱の中、SITが取調室に突入し、宮沢を確保した。

宮沢と糸山の関係を改めて調べなおす、キントリのメンバーたち。 2人の繋がりといえば、15年前に起きた糸山の父親の事故。

殺人捜査第一係の監物大二郎(鈴木浩介さん)と渡辺鉄次(速水もこみちさん)の協力も得て、詳しく調べなおしていくと、父親は事故死となっているが、身体中に殴られた痕があった。 その痕は前日に糸山と喧嘩をした際の物だと、宮沢が証言している。

なにより気になるのは、糸山の父親が多額の保険金をかけていたこと。 受取人は、糸山。 父親の保険金で借金を返し、糸山は大学へ進学。

医師になってからは真面目に勤めていたが、3ヶ月前に母親を亡くしてから、様子がおかしくなったという。

真壁は事故現場の写真を見て、糸山の父親が靴下を履いていないことに気づく。 冬場に素足というのは、おかしい。 靴下といえば糸山が父親へ、赤い靴下をプレゼントしたと、文集に書いていたのを思い出す。

真壁は宮沢と糸山を、同時に取調べることにした。 そして、互いの言い分を吐き出させる。

宮沢は糸山のことを思いやっていたのではなく、糸山の父親が事故死ではなく自殺だったことを知り、糸山の母親に頼まれ偽装工作に手を貸していた。 そして保険金が下りた後、母親に金をたかっていたのだ。

糸山は母親が亡くなる直前、父親の死の真相と宮沢の一件を聞いた。 お金がないことで父母に苦労をかけ、医者になったことに罪悪感を抱き始める。

そんなとき、高木の容態が急変した。 彼の家は貧しく、妻が認知症の母を介護してもいた。 自分が生きていることで、さらに家計を圧迫することになる。 そう考えた高木は、糸山に「死なせて欲しい」と書いたメモを手渡していた。

糸山は高木に自分の父親を重ね、人工呼吸器に手をかけた。 そして高木の心肺が停まった後、彼の足が裸足なのに気づき、思わず靴下を履かせてしまったと、自白した。

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糸山さんは患者想いのお医者さんだったんですね

予告を見て…単純に糸山さんが、靴下フェチなんだと思っていた私には、衝撃的な結末でした。 お父さんの死というだけでもショックなのに、事故と思っていたものが、自分のための自殺だったなんて。

さらに、その時“事故だ”と証言していた警官・宮沢さんが、偽装工作に手を貸し、お母さんを強請っていたとは。 見守ってくれていた…と思っていた人に裏切られて。 平静でいろ、というほうが難しいでしょう。

自分の道を見失い、様子がおかしくなったとはいえ、糸山さんはちゃんと患者さんと向き合っておられたんだな…と、思いました。

高木さんのことも、糸山さんの優しさ故のことで…医師としてやってはいけないことですが…ここまで精神的に追い詰められていた糸山さんの背景を知ると、なんとも言えない気持ちになりました。

さらに、お父さんにしてあげられなかった、靴下を履かせてあげるという親孝行を見ると、涙しかありません。 事実を知らなければ、きっと患者想いの素敵なお医者さんになられていたんだろうなぁ。 勿体無い。

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