こめなべ

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ドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代筆物語~』第4話ネタバレ感想-なんと深い愛の恋文

こめなべ-20170512

怪しげな男だと思っていた人が…なんとも深い想いを抱えておられました

2017年5月5日(金)22時からNHKで放送開始された、ドラマツバキ文具店鎌倉代筆物語~』。 出演は多部未華子さん、高橋克典さん、上地雄輔さん、片瀬那奈さん、新津ちせさん、江波杏子さん、奥田瑛二さん、倍賞美津子さん。

第4話のサブタイトルは「最後のラブレター」。

最初…代筆を口実に、鳩子さんに近づいてきた、怪しげな男だと思ってました、薫さんのこと。 中盤からは、実はすでに亡くなっていて、幽霊なのではないかと思ってみたり。 物語を見ている内に、どんどんと印象が変わってゆきました。

そしてラスト…あんなに感情が揺さぶられる展開が待っているとは、思いませんでした!

今回はドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代筆物語~』第4話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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ドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代筆物語~』第4話 最後のラブレターのざっくりしたあらすじ

雨宮鳩子(多部未華子さん)は、祖母・カシ子(倍賞美津子さん)の死をきっかけに、実家の文具屋と代筆屋の仕事を継ぐことにした。

小さい頃から後継ぎとして厳しく育てられた鳩子は、代筆屋にいいイメージを持っていなかったが、代筆の仕事に関わる内、その素晴らしさに気づいてゆく。

ある日。 代筆を依頼したいと、一人の男・園田薫(川口覚さん)がやって来る。 内容は、幼馴染で昔恋人だった・桜(桜川博子さん)に「元気です」ということを、伝えたいのだという。

昔は将来を約束し合った仲だったが、事情があってそれは叶わなかった。 現在は互いに家庭を持ち、幸せに暮らしているらしい。

それならなぜ薫は、桜に手紙を書こうと思ったのか? 10年ほど会っていない相手に、今更連絡をとるというのは、不倫を期待してのことなのでは??

警戒する鳩子に薫は、自分が入院することになり、改めて人生を振り返ったとき、桜のことが気になったのだと言う。

ヨリを戻したいとかそういう気持ちは無く…ただ、自分は元気でいるということを伝えたいだけなのだと。 だから、手紙の内容は桜の心に波風を立てないものにして欲しい。 さらには桜の夫に、余計な心配をかけないためにも、文字は女性の文字にして欲しい…と、頼む。

本当にそんな手紙でいいのか、確認する鳩子。 もしかしたら桜は、気づかないかもしれない。

ところがそれは余計な心配で、薫は「手紙を送ってもらえれば、桜ならわかってくれます」と、答える。 2人の間には、友情や愛情以上の固い絆があるのだ。

薫はよくわからない自分に向き合ってくれて、ありがとうと語り、全てを鳩子に任せると言った。

薫の気持ちを胸に、鳩子は彼の想いに添った紙とペンを選ぶ。 そして彼になりきって、手紙を書いた。

数日後。 薫から、現金書留が届く。 中には、代筆の代金以上のお札が入っていた。

困惑した鳩子は、薫の家に電話をかける。 薫本人が出ると思っていた鳩子は、電話に出た薫の妻に驚き、慌てて取り繕う。 妻の口から出たのは、彼が昨日亡くなった…ということだった。

「命に関わるようなことではない」と言っていた薫だったが、実際はかなり難しい手術を受けることになっていたのだ。 初めて知った事実に衝撃を受け、鳩子は桜の元へ向かう。

薫の死を知らせなければ…と、思ったのだ。

桜の家に着くと、庭で家族仲良く笑い合っている姿を見つける。 薫の望んだ通りの、桜の幸せな笑顔。

鳩子はそれを見て、自分の自己満足のために薫の意志を、台無しにしてしまうところだったと、痛感する。

そして、改めて“代筆屋”としての自覚が、芽生えるのだった。

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鳩子さんの優しさはきっと薫さんに届いてます!!

私はてっきり、桜さんは薫さんの現在の奥さんで。 亡くなる前に、遺してゆく妻への手紙を、鳩子さんに書いてもらうんだと、思っていました。

…本当に、結ばれなかった2人だったとわ。

幼馴染だからか、結婚を誓い合った仲だからかはわかりませんが、薫さんのお話だと、いろんなものを超越した存在だったんだなー…と。

近くにいるからとか、遠くにいるからとか。 毎日会ってるからとか、二度と会えないとか。 そういう常識は飛び越して…いつでも側に感じられる存在。

それこそ例え命が尽きても、薫さんと桜さんは、変わることのない距離感でいられる気がしました。 憧れてしまいます!!

鳩子さんは、薫さんの死を伝えなきゃ!!って、桜さんの元まで行ってしまい…結局、何も言えずに戻ってきて「薫さんの意志を、踏みにじることをしそうになった」と、自分を責めますが。 大丈夫な気がします。

薫さんは、そういう鳩子さんのことも、理解しておられたんじゃないかなぁ。 自分でも上手く形にできない感情と、真摯に向き合ってくれた人だから。

もしも桜さんの元まで行っても、きっとなにも言わずにいてくれるって、確信されていた気がします。 大丈夫ですよ!鳩子さん!!

鳩子さんの優しさ、絶対に薫さんに届いているハズです!! 今回も、本当にお疲れ様でした!!

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