情報音痴の私だからこそ、あえて控える
大きな災害が起きると、「私に何か出来ることはないかな?」と、せめてもTwitterに流れてくる避難所の情報などをRTしていたこともあった。
しかしある時、ニュースで「避難所の状況は刻一刻と変わっています。TwitterなどでRTするとき、その情報はすでに古くなっているかもしれません。何かしたいという気持ちもわかりますが、被災地の方を思うなら、何もしないでください」という言葉を聞いて、ハッとさせられた。
「○○があります」とか、「○○ができます」とか…確かに、物資なら数に限りがあるだろうし、何かをできる期間だってずっとじゃないかもしれない。
RTの情報を見た人が必死の思いでその場所へ行って、目的のものが得られなかったら…疲労した心と身体に、追い打ちをかけるだけだろう。 よかれと思ってしていることが、逆に最悪の事態を招いてしまうかもしれない。
特に私は、情報慣れしていないので、どの情報が必要で、何がいい情報なのかの判断がつかない。 さらに鮮度まで求められる状況では、足手まといになるだけだろう。 下手したら間違った情報を、拡散してしまう恐れもある。
それにRTはすればするだけ、同じ情報がネットに流れていく。 検索をかけたとき、もう古くなっている情報がズラリと出てきたら…必要な情報を得ようとする人の、妨げにならないだろうか?
検索が致命的に下手くそな私だから、思うこと。 なかなか目的の情報に辿り着けないと、それだけで疲れて心が折れてしまう。
有益な情報だけが、タイムラインに流れるように
情報の扱いに長けている人なら、上手くRTを使いこなして、必要な情報を的確に届けられるかもしれません。 しかし私は、ハッキリと自覚があるくらい情報に疎い。
切羽詰まった状況でないなら、自分の好みで何をRTしても問題ないけれど。 急を要する事態では、「このつぶやきは有益かも!…確証はないけど、感覚でRTー!」っていうのは、控えよう。
もしも古くなっている情報をRTすると、誰かを混乱させてしまうかもしれないから。 今、自分にできることは…やはり「何もしないこと」なのだろう。
「何もしないこと」って書いてみて。 「何もしないこと」…って言葉は、なんか違う気がするけど、どういうことなんだろう…と、悶々としていたらTwitterに、『阪神大震災被災者からのお願い』というつぶやきがUPされているのを発見しました。
【拡散希望】『阪神大震災被災者からのお願い』 嬉しいんです!嬉しいんですけどその援助、もうちょっとだけ待って下さい! pic.twitter.com/2BgwW00mRx
— 澤田 圭 キャラクターデザイナー (@keisawada) 2016年4月16日
今はプロの人たちに、情報発信や援助などの一切を任せる。 この記事を読んで「なるほど!」と、さらに納得がいきました。
多分、ニュースで語られていた方も、具体的にはこういうことを伝えたかったんだろうなぁ。 私は、中途半端に理解してたんだ。
Twitterではタイムラインの流れを考えて、つぶやきは控えよう。 リプライなら、両方の人をフォローしてないと、タイムラインには流れない…ハズ…だけど? このルールはまだいきてるのかな?…あ、頭にアカウント名入れるタイプなら、リプライを送る人と、送られた相手の2をフォローしてないとタイムラインに流れないのは、変わってなさそう。
少しだけ意識して、できれば…検索しなくてもその人のタイムラインに、必要な情報だけが流れるように…協力できたら、いいな。 1日も早く揺れがおさまって、少しでも眠れる時間がとれますように。