こめなべ

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アニメ『サクラダリセット』第5話ネタバレ感想-別世界の話かと思った

こめなべ-20170522

いきなり時間が戻って入学式ですか?!

2017年4月5日よりTOKYOMX他で放送されている、アニメサクラダリセット』。 Huluでも、現在配信中です。

第5話「ビー玉世界とキャンディーレジスト」では、いきなり入学式に時間が戻りました。 第3話と第4話では夏だったのに、突然、4月10日からスタート。 なまじ話の繋がった物語を見てしまった分、一瞬、なにが起きたのかわかりませんでした。

同じキャラクターのいる、別世界の話かな…とか。 見終わるまで、いろいろ考えてしまった程です。

◆咲良田という街と特殊能力について 日本の片隅にある咲良田で暮らす人間の約半数は、この特殊能力を持っている。 能力は、千差万別。 大半はくだらないもので、大抵は物理法則に反している。 ◆浅井ケイの特殊能力 ケイの能力は、“記憶保持”。 過去の自分の五感、意識を再生する能力。 一度、見たこと聞いたこと、考えたことは、何があっても忘れない。 また状況に応じて、そのときのことを確実に思い出すことができるのだ。 ◆春埼美空の特殊能力 美空の能力は、“リセット”。 リセットで巻き戻せる時間は、最大3日。 ただし、時間を巻き戻すのではなく、全てを過去の状態に配置し直すだけで、時間を完全に消し去るものではない。 脳細胞も過去の状態に再配置されるので、人の記憶は消える…と。 また、美空の能力には制限がある。 ①事前に“セーブ”していなければ、リセットは使えない セーブの効果は72時間で切れてしまう ②リセットしてから24時間経たなければ、次のセーブができない つまり何度も同じ時間を繰り返すことはできない ③リセットは美空本人にも影響する そのため美空の記憶も消え、リセットを使ったことも覚えていない 追記:ケイから「リセット」の指示がない限り、リセットを使わない

今回はアニメ『サクラダリセット』第5話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

アニメ『サクラダリセット』第5話 ビー玉世界とキャンディーレジストのざっくりしたあらすじ

4月10日(月)、入学式当日。 芦原橋高校に入学した浅井ケイ(CV:石川界人さん)と春埼美空(CV:花澤香菜さん)は、教師・津島信太郎(CV:上田燿司さん)に勧められるまま、奉仕クラブへ入部した。

奉仕クラブとは、管理局の人間でもある信太郎が、能力者であるケイと美空の監視を行うためのものでもある。 ケイは監視対象にされることよりも、奉仕クラブに関わることで、いろんな能力を知ることに興味を持っていた。

信太郎は入部届けに書かれた、ケイの名前に目を留める。 “ケイ”という名前は、カタカナが正式なのか、と。 ケイは「そういうことにしています。一応、漢字表記もあるんですけど、よく読み間違えられるんです」と、答える。

ケイと美空の前に、信太郎がビー玉を差し出す。 その中には、校門前に倒れていた女生徒・世良佐和子(逢田梨香子さん)がいた。

それが、佐和子の能力。 鏡やガラス片に映った景色の中に、入り込む力。 だが、本体は保健室のベッドで寝ている。

ケイが佐和子に能力を使った経緯を訊ねるが、本人に“能力を使った”という自覚は無いらしい。 佐和子の話を聞き、ケイはそのスイッチが彼女の心の奥底にあると推理する。

信太郎はリセットを指示したが、ケイは時間いっぱいをかけて佐和子と話すことを選ぶ。 このままリセットを使ったら、また佐和子がビー玉の中に入ってしまうと考えたのだ。

ケイは佐和子と向き合い、彼女のことを知り、なぜ彼女が能力を使ったのか知りたいという。 そして彼女に合った方法で、この問題を解決したいと申し出た。 信太郎は口にしないが、それが彼の望みであることも、ケイは察している。

4月11日(火)。 登校してくる生徒たちの中で、立ち止まって時計を眺める、ケイ。 右手でビー玉の形を作って、佐和子の行動を追ってみると、彼女がなぜビー玉に入ったのか、その理由がわかった。

登校してきた美空と佐和子を連れ、ケイは学校をサボることに。 3人で公園のベンチに座り、佐和子が小学3年生のときに出会った、担任の話を聞く。

佐和子は、その先生の「綺麗なものが好きな子の胸の中には、綺麗なものが入っている」という言葉を信じて、行動していた。 ところがそうすることで、佐和子は周囲から浮いてしまったのだ。

そのことが原因で、中学時代に友人からも疎まれてしまい、佐和子は高校生になってから、テキトーに生きようとした。 しかし、自分のルールを破った瞬間ー…佐和子は、自分自身を許せなくなり、なにもかもが逆さまになっているビー玉の世界に逃げ込んだ。

だが逃げ込んだ先では、自分自身も逆さまになってしまい、なにも変わらない。 ビー玉の世界で、佐和子が苦しんでいるのを知ったケイは、美空にリセットを指示。

2度目の4月10日(月)、入学式当日。 佐和子がバス停で拾う筈だったビー玉を、ケイが拾う。 そして、佐和子を学校へ向かわせた。

学校に着いた佐和子は、持っていたキャンディを食べようと、グラウンドで取り出す。 どうしても彼女は、高校で自分のルールを破ることに、挑戦したいらしい。

ケイが声をかけ、佐和子にキャンディを食べさせた。 佐和子は、取り返しのつかないことをしてしまった…と、号泣する。

だがそんな彼女に、ケイは「授業中の飲食は禁止だが、それ以外では自由」であるという“新しいルール”を与えた。 それから「校則は守ったほうがいいと思います」と告げて、立ち去るのだった。

信太郎の元へ行き、佐和子の依頼について、結果を報告する、ケイ。 部屋を出て行くケイを見送ると、信太郎は陽香のことを、ケイと美空に任せることを決意した。

ケイが神様になったならいい世の中になりそうです

第5話にして、第2話の経緯を知る…なんて。 まるで見ているこちらが、咲良田の中でタイムリープをしているようです。

物語の鍵も“時間を戻すこと”なので、各話の中でも頻繁に時間が戻ります。 時系列がグチャグチャになってくるので「今はいつか?」と問われても、答えられないかもしれません。

美空の能力に上限があって、よかった。 なかったら…美空はケイと手を組んで、アッと言う間に世界征服してしまいそう。

…でも。 もしもケイが、神様っぽい何かになったとすれば、案外いい世の中になったりして…とも、思いました。

本物の神様よりも身近で、手を差し伸べてくれる神様っぽい何か。 ケイによく似合いそうです。