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乙女向けドラマCD『In the room?イン・ザ・ルームー』ネタバレ感想-違和感がラストで!

乙女向けドラマCD『In the room?イン・ザ・ルームー』ネタバレ感想-タイトル画像

『In the room?イン・ザ・ルームー』ってファンタジーかと思ってました

2016年4月27日に発売された作品『In the room?イン・ザ・ルームー』。
twitterで声優の茶介さんと、ファンの方のコメントを見て「面白そう!」と思い、購入しました!

>公式サイト⇒In the room?イン・ザ・ルームー

夢オチ的な?
どこかファンタジーっぽいお話なのではないか…と予想していたのですが、全然違ってました。

聴き始めは、島崎の言葉に違和感しかなくて。
それが少し狂気じみてて、怖いのですが…理由がわかると、「そうだったのかー!!」と、途端に納得してしまいます。

今回は乙女向けドラマCD『In the room?イン・ザ・ルームー』の感想を書きます。
ミステリー要素の強い作品ですので、ネタバレ結末を知りたくないかたは、ご注意ください。

乙女向けドラマCD『In the room?イン・ザ・ルームー』のざっくりしたあらすじ

ヒロイン(聴き手のこと)は、母親に言われるまま島崎誠二(CV:茶介さん)の家へやって来た。
入口では、誠二がにこやかに出迎えてくれる。

ヒロインは誠二に面識がないものの、彼の姉が高校時代の先輩だった。
“先輩の弟”として接するが、誠二はそれ以上に距離を詰めてくる。

見知らぬ男に恐怖する、ヒロイン。
だが母親から「昔、お世話になった人」と、教えられたことを思い出す。

教えられた…というのは、ヒロインはある事故に遭って以来、記憶が欠けているのだ。
事情を説明しようとするヒロインに、誠二は全て理解しているという。

その上で、彼はヒロインを抱くために、自宅へ招いたというのだ。
意味がわからず怯える、ヒロイン。

「やめて」と訴えるものの、誠二は聞きいれようとしない。
むしろ当然の権利というように、身体を重ねてくる。

抵抗もままならないまま、時間だけが過ぎてゆくー…。

迎えが来る時間になると、誠二はようやくヒロインを解放した。
そして不思議な言葉を、口にする。
「恨みでも、憎しみでも、なんでもいいから覚えていて欲しい」と。

自宅の電話が鳴り、ヒロインは受話器をとった。
聴き慣れない男の声に戸惑っていると、数時間前なにをしていたか…と、問われる。

「家にいたと思います」と答えると、男は悲しげに「お母さんに、代わって」と、呟いた。

電話の男は、誠二だった。
誠二はヒロインの、夫。

事故に遭って以来、ヒロインは結婚後の記憶を失っていた。
誠二は彼女の側に居たかったが、記憶を失くした彼女は「知らない人がいる」と、取り乱してしまう。

ヒロインの精神的な安定を考え、誠二は彼女を結婚前の生活へ戻した。
そうすれば、少しは病状も改善するのではないかと、考えて。

しかし。
ヒロインの脳は、どんどん記憶を留めておく時間を失くしてゆく。
つい先程、誠二に無理矢理抱かれたことさえ、もう忘れている。

誠二はヒロインの母親と相談し、彼女に脳の手術を受けさせることにした。
成功率の低い、難しい手術だが…これ以上、記憶を失くしてゆく姿を、見ていたくなかったのだ。

バッドエンドは痛々しくてトラウマもの

ヒロインが手術を受けてからー…が、バッドエンドとハッピーエンドの分岐点。

ハッピーエンドは、ヒロインの手術が成功!
誠二との記憶まで、取り戻します。
2人は、また一緒に暮らすことになりました。

ただ。
治療に沢山のお金が必要だったため、誠二は家を手放していました。

ヒロインはそれを申し訳なく思うのですが、誠二は彼女が戻って来てくれたことを、心から喜ぶのです!
…訳がわからず聴き始めたときは、「なんて怖い人だろう」と思ってましたが、こんなに愛情深い人だったとわ。

相思相愛の見本みたいな、お2人なんですよ。
幸せいっぱいの会話を聴いていると、つられて嬉し泣きしてしまいます。

バッドエンドは…ヒロインの手術が、失敗してしまった世界が、描かれています。
過去の思い出も、“記憶する”という能力も失くしてしまう、ヒロイン。

それでも誠二は、彼女と一緒にいることを望みます。
何度も「だあれ?」と尋ねる彼女に、「僕には名前が無いんだ。君が名づけて」と、応えてあげる。

なんかもう!甘くて甘くて、切ないんです!!

このバッドエンド。
どうにも私の心の淵でトラウマ化したらしく…CDを聴いた日は、悪夢を見ました。

内容はよく覚えていないんですが、まぁ寝覚めの悪いこと!!
すぐに「嗚呼、あのバッドエンドだ…」と、思い至りました。

個人的にはステラワースの購入特典。
『ガラスのランプ』が、好きでした。
誠二とヒロインの夫婦感が、ガッツリ味わえて。

末永くお幸せにって、願ってしまうのでした。