ヒロイン・美玲のキャラが可愛くて可愛くて!
表紙に描かれた、見上げる感じの女のコが可愛いマンガ『僕の家においで』(優木なち著・集英社)。
コミックシーモアで、第1巻と第2巻が期間限定無料試し読みできました!
ワクワクしながらページをめくってみると…まあ、予想外の展開が広がっていて。
笑えるやら、ときめくやら。
ヒロイン・美玲のキャラが秀逸ですっ!!可愛いのなんの!!
勢いに任せて5巻まで買って、読んでしまいました!!
※10巻で完結のようです
今回は、マンガ『僕の家においで』第1巻~第5巻のネタバレ感想を書きます。
苦手な方はご注意ください。
マンガ『僕の家においで』第1巻~第5巻のざっくりしたあらすじ
15歳の帰山美玲(キヤマミレイ)は高校入学を前に、新聞配達に勤しんでいた。
美玲の家は、超がつくほどの貧乏。
中学時代。
周囲の女子と同じように、紺色のソックスを履きたかったが、買うことができず。
白いソックスを墨汁で染めて、履いたところ…すぐにバレて、大笑いされてしまった。
“墨ソちゃん”とあだ名までつけられて、中学時代は貧乏キャラが定着。
肩身の狭い思いをして、過ごした。
そんな美玲は、高校では“脱・貧乏キャラ!!”が目標。
キラキラのスクールライフなんて身の丈に合わないと、“周りに笑われない、人並みの女のコ”を目指して頑張っている。
新聞配達の帰り道、考え事をしていた美玲は、バイクの前に飛び出してしまう。
美玲を避けようとしたバイクは、運転手の男と共に激しく転倒した。
美玲が駆け寄ると、フルフェイスのヘルメットから出てきたのは、国宝級の美男子!
さらには美玲を見て「可愛い」と、微笑んで見せたのだ。
新聞配達をしていると知ると、明日から自分の家にも配達して欲しいと、新聞代と住所を記したメモを手渡し、去って行く。
メモに書かれた名前は、真野典哉(マノフミヤ)。
迷惑をかけたにも関わらず、優しく接してくれた典哉のことを、美玲は“ゴミ女救済ボランティアの人”かもしれないと、考える。
みすぼらしい格好をしていた自分に、同情してくれたのだと。
翌日、自分のような人間が典哉とこれ以上関わってはいけないと、お金を返し新聞も断ってもらうため、彼の自宅を訪れた。
お城のようなマンションに、足が竦むがお金は直接返したいと、典哉の部屋まで行く、美玲。
部屋から出てきた典哉は、なんと左足にギプスをしていた!
昨日の事故で、痛めたらしい。
責任を感じた美玲は、土下座して治療費を支払うと言うが、典哉は毎日の新聞配達と一緒に、ご飯を作ってきて欲しいと頼む。
典哉のためにご飯を作れることを、嬉しく思う美玲。
ところが母親から「今のままでは、どうしても生活が厳しいので、実家へ帰ろうと思う」と、打ち明けられる。
美玲は、典哉との約束を守れなくなることにショックを受け、途方に暮れた。
雨の中、捨てネコが入っていたダンボール箱に入り、美玲は典哉を想って泣く。
そこへ美玲が来ないことを心配した典哉が、現れる。
典哉に勧められるまま、彼の自宅へ上がった美玲は、これまでの経緯を説明した。
すると典哉は、怪我した足を口実に“家政婦として置きたい”と、美玲の両親を丸め込む。
何が何だかわからぬままスタートする、同居生活。
自分の部屋をもらえたり、なみなみとお湯の張ってあるお風呂に浸かれたり、歯磨き粉を使って歯を磨けたり。
今までの美玲の人生では、考えられなかった日々。
戸惑う美玲を、典哉はいつも優しくフォローしてくれる。
そんな典哉に、美玲はどんどん惹かれてゆく。
だが自分と典哉では釣り合わないことは、よくわかっている。
傍にいるだけで充分…典哉のために、できることはなんでもやろう!と、美玲は決意するのだった。
一方。
“家政婦として家に置く”というのは建前で、好きになった女のコ…美玲と生活できることを、楽しんでいる典哉。
美玲にも自分のことを好きになってもらいたいと、彼女が喜ぶこと、笑顔になることを考えて接しているのだが…いかんせん、超ネガテイブ思考の美玲には、伝わらない。
曲解した返事が返って来るたびに、落ち込みつつも「そこが、可愛い」とさえ思ってしまう。
自分の可愛さに全く気づいていない美玲は、女性としての危機感をまるで持ち合わせていない。
そのことに安心しつつも、苛立ちを覚える、典哉。
自分以外の男には興味を持って欲しくないのに、高校に入学した美玲は自分と同じ境遇の、鈴間光輝(スズマコウキ)に共感し「彼も家に置いていただけないでしょうか!?」と、頼んでくる始末。
光輝のことが好きなのかと、ヤキモキする典哉だったが、それは余計な心配で。
美玲が大切に想っているのは、典哉だということがわかる。
互いの気持ちをほんのりと確かめ合う中、典哉の元カノの話を聞く。
典哉の暮らすこの家は、元カノと一緒に住んでいたものだった。
大好きだったのに、一年前のある日。
突然、家を出て行ってしまった。
彼女が戻って来ることを信じて待ち続けたが、連絡も無く。
自分の心に開いた穴に耐えられなくなったとき、美玲と出逢った。
典哉は美玲なら、ずっと傍に居てくれると思い、同居生活を申し出たのだ。
「私でなくても、いいのでは」と、不安になる美玲に「美玲ちゃんだから、だよ」と、告白する典哉。
そこへ、元カノの青山野々香が戻って来る。
もう一度ヨリを戻したいという、野々香は典哉と絵になるほど、お似合いの美女だった。
美玲は、野々香がもどってくれば、自分は必要ないと思い、家を出て行く。
それが、典哉の幸せだと信じて。
しかし典哉は、美玲を迎えに来た。
美玲のことが好きだから、野々香のことはフッたと言って。
嬉し泣きする美玲に、典哉は「これからは、俺の彼女になって」と、キスをする。
トキメキに慣れていない美玲は、初キスで気絶してしまったりと、前途多難だが…典哉は、そんな美玲も可愛くて仕方ないのだった。
1巻から5巻でひとまず一区切り!どうぞお幸せにっ!!
1巻から5巻で、一区切り…といった感じです。
彼氏&彼女になれて、よかった、よかった!!
いやぁ…美玲、家政婦のままだったら、どうしようかと。
なにしろ美玲の超ネガテイブ思考は、予想の遥か斜め上を行くので、ドキドキしてしまいます。
好意を伝える典哉の苦労も、いかばかりかと。
モテて女性のあしらいに慣れている典哉が、美玲の反応に「そう来るか!?」と、驚かされてばかりなのは、笑えます。
美玲の言動がまた、一つ一つ超真剣なのでさらに笑ってしまうのでした。
一生懸命で、常に相手のことを想っての行動!
優しくて芯の強い美玲が、可愛くて、可愛くて!!
なので、典哉の美玲を構いたい、可愛がりたくなる気持ちが、すごくよくわかります!!
あんな可愛い娘は、放っておけないですっ!!
ぜひとも王子様キャラの典哉の傍で、幸せになってもらいたいっ!!
6巻から10巻も楽しみにしています!!