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ドラマ『ブランケット・キャッツ』第5話ネタバレ感想-刺さりまくりの回でした

悦子さんの言葉が…まあ、私の心に刺さる刺さる

2017年7月21日(金)22時から放送された、ドラマブランケット・キャッツ』。 出演は西島秀俊さん、吉瀬美智子さん、島崎遥香さん、唐田えりかさん、酒井美紀さん、美保純さん。

第5話「嫌われ者のブランケット・キャット」。 ゲストは太賀さん、松本穂香さん、松川尚瑠輝さん、伊武雅刀さん。

■登場人物
椎名秀亮(シイナシュウスケ)…西島秀俊さん
2年前に妻・陽子を交通事故で亡くし、以来7匹の猫と共に生活している。
淡々とした性格で、あまり感情を表に出さない。
現在、猫の飼い主を募集中だが、貰い手には厳しい態度で接する。

藤村美咲(フジムラミサキ)…吉瀬美智子さん
秀亮の幼馴染で、動物病院の医師。
何かと秀亮のことを気にかけていて、その態度には幼馴染以上の感情がこもっている。

水島楓(ミズシマカエデ)…島崎遥香さん
藤村動物病院で働く、動物看護師。
美咲の秀亮に対する想いを察して、応援している。

佐伯さくら(サエキサクラ)…唐田えりかさん
母・奈緒子が営む、さくら食堂の看板娘。
気配り屋で、奈緒子のフォローをすることもある。

椎名陽子(シイナヨウコ)…酒井美紀さん
秀亮の亡くなった、妻。
猫が大好きで、7匹も飼っていた。

佐伯奈緒子(サエキナオコ)…美保純さん
さくら食堂の女将。
昔から知っている秀亮を、息子のように思っている。
陽子を亡くした秀亮を心配し、見合いの世話まで焼いたりする。

なんというか…見ていて胸が痛くなる、物語でした。 卓也さんに対する、悦子さんの言葉が…まあ、私の心に刺さる刺さる。 途中から、なんでこんなにズバズバいわれなくちゃいけないんだろうか…と、泣きそうになったほどです。

今回はドラマ『ブランケット・キャッツ』第5話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

ドラマ『ブランケット・キャッツ』第5話「嫌われ者のブランケット・キャット」のざっくりしたあらすじ

椎名秀亮(西島秀俊さん)は、2年前に妻・陽子(酒井美紀さん)を交通事故で亡くした。 現在は、陽子が愛した7匹の猫と共に、生活している。

幼馴染みの藤村美咲(吉瀬美智子さん)は、猫たちに陽子の面影を探す秀亮を見ていられず、里親探しを積極的に行う。

ところが秀亮は、里親に立候補してくる人間にとても厳しい。 自分以上に猫たちを幸せにしてくれる者以外には、渡せないー…という勢いで。

だが先日。 秀亮は、チャイとキーを里子に出した。 彼らならずっと、家族として面倒を見てくれるだろう。

秀亮が家具の査定に出かけている間、「白い猫が飼いたい」という杉原卓也(太賀さん)と佐々木悦子(松本穂香さん)が、店を訪れる。 美咲が駆けつけ、たまを譲る手続きを進めた―…。

しかし卓也はフリーターのため、猫を飼えるだけの余裕がない。 そこで助け舟を出したのが、悦子。 「卓也と、一緒に暮らすから」と、猫を飼う書類にサインをした。

査定から戻った秀亮は、たまを勝手にトライアルに出した、美咲を叱る。 1日も早く、猫から秀亮を解放したい美咲と。 妻の思い出でが詰まった猫たちを、大切にしたいと考える、秀亮。 2人の想いは、平行線を辿るばかりだ。

一方。 卓也がたまを欲しがった理由は、住んでいるマンションの管理人・権田 清(伊武雅刀さん)にあった。 清は時々たまを連れ帰っては、マンションで隠れてペットを飼っている人間がいないかを調べているのだ。

悦子が捨て猫を拾ってしまい、実家で飼えないと言われたため「卓也と暮らすから!」と、家を飛び出してきた。 卓也の住んでいるマンションは、綺麗でセキュリティも万全で、立地条件もよいのに安い!

しかし清の決めたルールを守らなければ、キツイ説教を受けるし。 違反を犯したら、即退去を迫られてしまう。

ペット不可、同居不可のこの場所で、卓也は悦子と…悦子の拾った猫と、暮らすことを考える。 そのためには、たまが邪魔だった。 猫を飼っていることを、清に気づかせないために、先手を打って卓也はたまを引き取ったのだ。

ところが、たまを引き取っても不安は消えるどころか、増すばかり。 卓也は、今まで以上に清のことを意識するようになってしまい、ビクビクと怯える日々。

相変わらず目的もなくフリーターを続ける卓也が、ますます情けなく見えて、悦子は苛立ちを募らせてゆく。 同棲解消まで持ち出して、卓也を追い詰める始末。

卓也はその苛立ちを、清に向ける。 しかし…清の家庭の事情を知った卓也は、自分の考えの甘さに打ちひしがれた。

清は火事で、息子夫婦と孫娘たちを亡くしていた。 それは飼っていた猫を助けるために、火の中へ飛び込んで行ったから。 だが、猫は家の外にいたのだ…。

その猫を恨んでいるのかと思えば、清は孫娘が命を懸けて守ろうとした猫だから…と、その猫を大事にしていた。 それなのに育てていると、孫娘たちを想いだして辛くなってしまったため、陽子に託した…それが、たまだった。

たまをマンションに連れて帰っていたのは、孫娘たちに合わせるためだったのだ。 だが「里親が決まったから、もう二度と連れて帰れないな」と、清が悲しそうに笑うのを見て、卓也は自分の考えが浅くてバカだったことを思い知る。

悦子に内緒で、たまを秀亮の元へ返した卓也は、清と向き合うことを決意した。 正々堂々と猫を飼うこと、そして悦子と同棲をしたいことを打ち明けた。

卓也がフリーターで、お金を持っていないことを知っている清は、「早くお金を貯めてから、出て行け」と猶予をあたえてやるのだった。

考えなしはどちらなのかという…

「考えなしで、行動する!」と、何度も悦子さんが卓也さんを責めるのですが。 捨て猫を拾う…とか。 ペット不可のマンションで暮らしている卓也さんのところへ、転がり込むとか。

悦子さんも、かなり"考えなし"なんじゃないかと思いました。 人間、得手不得手があるのに…夢や目標的なものを持てずにいるから…と、卓也さんを追い詰める言葉を、ぶつけていいものではありません。

なんか…そんな卓也さんごと、愛しているのかと思えば…「将来が不安」とか言い出すし。 悦子さんには、いっそ「私が、あなたを養うから任せてっ!」くらいの甲斐性が欲しかったです。

あの話の流れからするに…卓也さんが正社員に就職したら、悦子さんは正社員のお仕事、辞めるつもりなんでしょうか…勿体無い。 悦子さんはしっかりしているようで、実はかなり卓也さんに甘やかされているなぁ…と、思います。

あれだけポンポン自分勝手に物事を進めても、怒られないのは卓也さんが優しいからですよ。 私は悦子さんのワガママ(自覚は無いのでしょうが)を聞くたびに「無理!私には絶対、この彼女無理!!」と、強く思いました。

卓也さんの懐の深さには、頭が下がります。 清さんと向き合うことで一歩前へと進む決意をした卓也さんは、これからどんどん強くなっていかれるんだろうなぁ。