【4コマ漫画】目からウロコの仕事術
"自分がやらなければいけない"という…強迫観念に憑りつかれていました
昔…言われるがままに、仕事を引き受けていました。 自分の許容量を、はるかに超えているな…と思っても、「仕事だから」と。
そして、頼まれた仕事はすべて"自分がやらなければいけない"という…強迫観念みたいなものに、とりつかれていました。 仕事を依頼してくる人それぞれが「これを、一番にやって!」と言われ、そのたびに目の前に突き付けられた書類にとりかかる―…。
すると、中途半端に手を付けたものが溜まってゆきます。 「やらなきゃ…あれも、これも…あっちも…どうしよう!!」と、自分で自分を追い込んでいたとき。
他部署の人に頼まれていた仕事が、中途半端な状態で残っていました。 特に期限を設けられていない…と思い込んでいたため、後回しにしていた仕事です。
ところがちゃんと期限があるのだと、書類を取りに来た担当の方に叱られました。 「できないなら、できないと言え!引き受けるだけ引き受けて、期限を守れないのが一番ダメだ!!」と、社内中に響き渡る声で怒られたのは、今でもハッキリ覚えています。
怒られたときは、なんで自分が責めらるのかわからずに。 「仕事がいっぱいなんだから、仕方ないじゃない!こっちは昼休憩だって取らずに、仕事してるのにっ!少しは労ってよ!」と…思っていましたけど。
それって、ものすごいエゴですよね。
「お前が断れば、他の人間に仕事を頼めるんだ!」と言われて、なにより目からウロコが落ちました。 そうなんです。 私だけが頑張ればいいなんて、誰も頼んでなかったんです。
仕事とは結局、個人的なプライド云々よりも、「どうすればスムーズに、仕事が流れて、ちゃんと期限に間に合うのか」が重要なんですね。 それ以来、締切から考えてスケジュールを組むようになりましたし。 あとそのスケジュールの中で、許容量を超えそうだなと思うときは、仕事を断るようにしました。
現在の自分が抱えている仕事の内容を「〇時までに、××しなくてはいけないので、この仕事を急ぎで…と言われると、そちらの仕事が期限に間に合いません。それでもよろしいでしょうか?」と、説明すると大抵は「じゃあ、他の人に頼むからいいよ」と言われたり、「じゃあ、その仕事が終わってからでいいよ」と、期限をズラしてくれたりします。
頼まれた仕事を断るなんて…と、慣れるまでは気が引けますが、「それが会社のためになる!」と思えば、少しは気が楽になるのではないでょうか。 できないときは、早めに言う! 周囲の人に手伝ってもらうのも、悪いことではありません。
抱え込み過ぎないことが、大切です。