こめなべ

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マンガ『零 影巫女』全7巻ネタバレ感想-邪霊師よりも沙羅の能力に触れたくないかも

こめなべ-20180812 マンガ金田一少年の事件簿』の原作を担当されている、天樹征丸さんの作品ということで、興味を惹かれ読みました。

原作:天樹征丸 漫画:hakus 原案:コーエーテクモゲームス

こちらのさらに基となる作品は、ホラーゲーム『零シリーズ』…というものがあるそうです。

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推理モノでありつつ、幽霊やら呪いやらの出てくる内容で…金田一少年とは、一風変わったテイストです。 いろんな意味で、グチャグチャな場面も含まれているため、エグくても大丈夫。という方にオススメです。 血とか、怖いのが苦手な方は、読めないかもしれません。

今回は、マンガ『 影巫女全7巻ネタバレ感想を書きます。 結末および、犯人についても触れていますので、苦手な方はご注意ください。 また、“ざっくりしたあらすじ”については、マンガを読んだ私が勝手にまとめている内容ですので、実際のものとは異なる場合があります。 何卒、ご容赦くださいませ。


◆登場人物(多いので、自分の整理用にも…)◆


鷲月沙羅(わしづき さら)…主人公。藤沢大学に通う女子大生(3年生)。近代建築研究ゼミを選考している。小学生の頃、親友・河音がプールに飛び込んで、行方不明になったことを、今も気にかけている。

白鷺紅湖(しらさぎ べにこ)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 3年生。沙羅の友人で、幼い頃から霊感アリ。 鴻足水聖(こうたり すいせい)…藤沢大学・近代建築研究ゼミの准教授。自分の見たこと、体験したことしか信じないリアリスト。 鷹鞍 潤(たかくら じゅん)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 3年生。女好きのチャラ男。 刃沢美鳥(はざわ みどり)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 4年生。気が強く、サバサバしていて、姉御肌。 涼森鳩美(すずもり くみ)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 3年生。可愛く天然を装っているが、意外としたたか。 鵺 達流(ぬえ とおる)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 4年生。霊の見える性質で、オカルトに興味を持っている。 天沼鳴海(あまぬま なるみ)…藤沢大学・近代建築研究ゼミ 4年生。暗い雰囲気だが、大きなメガネを外すと、美人。

龍崎冬星(りゅうざき とうせい)…超常現象カメラマン。沙羅のことや、亡くなった親友について、やたら詳しい。

鳳 河音(おおとり かのん)…沙羅の小学生時代の親友。真夜中のプールに飛び込んで以来、行方不明になっている。

マンガ『零 影巫女』全7巻のざっくりしたあらすじ

鷲月沙羅は、藤沢大学に通う女子大生。 普通の女の子として生活しているが、彼女には忘れられない過去があった。

鴉澤小学校に通っていた頃、親友の鳳 河音が真夜中のプールに飛び込んで、行方不明になったのだ。 それは十数年経っても、見つからないまま…。

ある日、超常現象カメラマンの龍崎冬星が、沙羅の前に現れる。 彼は、沙羅の通っていた小学校のプールを撮影したところ、河音の顔が写っていたので見て欲しいと、写真を突きつけた。

冬星は、沙羅を“影巫女(かげみこ)の末裔”と呼び、河音の霊魂が何を言いたくて現れたのか、答えを探して欲しいと言う。 ひた隠しにしていたが、沙羅は穢山(けがれざん)に封じられた邪霊や悪霊を浄化する役目を持つ、巫女だった。

沙羅が鴉澤小学校の写真を見ていると、通りかかった近代建築研究ゼミの准教授・鴻足水聖が興味を持ち、学校建築の研究対象に…と、ゼミ合宿の行き先に決定する。

結局、同じゼミの白鷺紅湖、鷹鞍 潤、刃沢美鳥、涼森鳩美、鵺 達流、天沼鳴海の計8人と共に、鴉澤小学校へ行くことになった、沙羅。 そこへ、取材したいと冬星も駆けつけた。

小学校に行く前から、異変は起き始める。 手水舎の水の中から手が現れ、メッセージを送ってきたり。 お風呂に入ったハズの鳩美が、姿を消してしまったり…。

この先も人が死ぬほどのことが起きる…と予言したのは、沙羅の祖母だ。 沙羅が連れてきた人間の中に“邪霊師(じゃれいし)”がいる…という。

小学校へやって来た沙羅たちは、さっそく邪霊師の作った“邪結界(じゃけっかい)”に捕まってしまった。 悪霊が渦巻く空間は、気を抜くとすぐに命を奪われてしまう。

沙羅は、結界の謎を解かない限り、永遠に出られないと説明する。 それにはまず、結界の中に隠された封印を解くための鍵を、探し出さなければならない。 悪霊は、閉じ込める相手への謎かけを、十二の方位に隠しているハズだ。 それを全て解き明かし、邪霊師の正体を暴かなければいけない。

悪霊たちの罠に惑わされ、1人、また1人と命を落としてゆく中、沙羅は、家の神社に代々受け継がれてきた・射影機(しゃえいき)で、悪霊を除霊しつつ進んでゆく。

冬星は、霊から与えられた“ヒント”を元に、謎を解いてゆこうとする。 悪霊の罠ではないかと疑う沙羅に、冬星は“味方がいる”と断言。 その味方というのは、河音だった。

冬星は河音の兄で、行方不明になった妹をずっと探していたのだ。 さらに…ここに集まった全員が、この小学校に因縁があることもわかる。

悪霊の仕業で二手に分けられた、沙羅と冬星たち。 それぞれの場所で、謎を見つける。

謎を解いた彼らは、答えを元に図書室へと集まった。 ここに、残り8つの謎かけがあると確信した沙羅は、各方位から本を一冊づつ持って来るようみんなに指示する。

棚の順番に並び替えてみるも、本のタイトルは意味をなさない。 沙羅は、邪霊師とその遣い魔にされた人間の仕業だと言い、正しい本を持ってきて入れ替える…すると。 “けがれやまのみず”という答えが出た。

これまでの謎かけから出た“プール”という答えと、“穢山の水”この2つが出口を示すと、邪霊師・紅湖に突きつける。 沙羅が紅湖を邪霊師だと断言したのは、十数年前に冬星が念写した写真だった。

今と同じ状況を写したものに、紅湖だけが写っていないのだ。

沙羅が、紅湖の身体に取り憑いた、おびただしい数の悪霊を祓うと、一気に学校が崩壊を始める。 邪霊師の消滅とともに、邪結界が形を保てなくなっていたのだ。

全ての謎かけの答えは、“プールの水”を指している。 冬星の掛け声で、皆は一斉にプールへ飛び込んだ。 水の中では、河音が沙羅たちを先導してくれ、皆は無事に現実世界へと戻って来れたのだった。

何人もの犠牲者が出たこの事件は、建物の崩壊による事故で片付けられる。 だが、沙羅には予感があった。 また新しい邪霊師との戦いが、訪れるだろうということを…。

エグい展開の中、ピュアな恋愛模様でホッと一息

物語の前半、かなり衝撃的で激しい場面が続くのですが、後半は謎解きがメインになります。 とはいえ、犯人が悪霊の親分みたいなヤツなので、あの手この手で霊をしかけてくる訳です。

最初バラバラだったチームワークも、死闘を繰り広げていくうちに、どんどん強く深いものになってゆきます。 見た目だけの好き嫌いから、その人の本質を踏まえての“好き”が生まれていったり…。

悪霊たちのエグい姿が飛び交う中、意外とピュアな恋愛模様が見られて、心がホッとしました。 それに、互いの好きを確認しあった者同士の、強いことといったら!! 悪霊がナンボのもんじゃいっ!!って勢いで、バッタバッタとなぎ倒してゆくのです。

いや、ホントに愛ってスゴイ(置いといて)。

犯人に関して… 沙羅の出した答えは、紅湖…なのですが。 …結局のところ、何が目的で沙羅たちを、邪結界ってトコに閉じ込めたんでしょう?

紅湖に取り憑いていた、海島すずめ(かいとう すずめ)の影響なのでしょうか?? すずめは、昭和11年2月25日に当時の校長に殺され、図書室の下に埋められてしまいました。 そこに念が残り、悪霊と化してしまった…というのは、わかります。

でも…殺すだけが目的なら、小学校以外でも手が出せたんでしょうに。 鳩美は、沙羅の自宅のお風呂で、殺されてますからねー…謎です。

謎といえば、河音。 彼女は二度目に洞窟へ入った時点で、もう別のモノになってしまっていた…ということなのかなぁ?? それ以来、洞窟の中の何かに囚われてしまっていた…と、

いやもう…深読みしすぎなのかもしれませんが、いかようにもとれる部分がある気がして、もやもやは増えるばかりです。

とりあえず邪霊師というものは、いつでもどこでも。 普通の人間が、悪意に取り憑かれた結果なるものらしいので…また、事件は起きるのでしょう。

っていうか、この事件で沙羅の能力に関わったことで、平凡だった人たちが冬星のように、なにか新しい能力に目覚めてるんじゃないかと思うと、そっちのが気になります。