こめなべ

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ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』第7話ネタバレ感想…もどかしくて切なくて

こめなべ-20160520

ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』第7話、ひたすら松浦さんに感情移入だった

ドラマ警視庁捜査一課9係 season11』。 メインキャストは、渡瀬恒彦さん、井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、津田寛治さん、吹越満さん、田口浩正さん、原沙知絵さん、中越典子さん。

2016年5月18日に放送された、第7話のゲストは松澤一之さん、山下容莉枝さん、原田佳奈さん、神谷リクさん。

今回は、第7話『殺人カメラ』の感想を書きます。 ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

第7話『殺人カメラ』のざっくりしたあらすじ

新人写真家・松浦麻人(神谷リクさん)が、自身の個展会場で突如倒れた。 原因は青酸性の毒物による、中毒死。

現場に駆け付けた9係。 小宮山(羽田美智子さん)と村瀬(津田寛治さん)は、会場にいた松浦の写真仲間だという藤尾治郎(松澤一之さん)、玉木百々(原田佳奈さん)、甲田公子(棟里佳さん)たちから事情を聴き、持ち物の中から毒物を隠せそうなものを押収。

浅輪(井ノ原快彦さん)は、松浦の控室に置かれたウォーターサーバーと紙コップから、毒物反応が出ないかを調べる。 そんな中、倫太郎(渡瀬恒彦さん)は机の上に置かれた、空の二眼レフが気になっていた。

青柳(吹越満さん)と矢沢(田口浩正さん)は、受付にいた出版社の人間から救急車を呼んでいるうちに、寺崎駿介(土屋裕一さん)という男が姿を消していたことを知る。 寺崎を調べると、実家の工場で青酸化合物を扱っていることもわかる。

ところが、検査にまわした押収物からは、毒物反応が一切出なかった。 松浦はどうやって、毒を口に含んだのか?

小宮山と村瀬が聴き込みをしていくと、松浦と玉木が以前、付き合っていたことがわかる。 売れない時期、懸命に松浦を支えてきた玉木だったが、プロの写真家になった途端、彼女のほうから別れを切り出したのだという。 松浦に対して恨みはないので、殺していないと証言。

青柳と矢沢は、寺崎の行方を突き止めた。 コンクールに応募する写真を撮るために、逃げていたのだという。 撮影後、素直に取り調べに応じる寺崎…先にプロになった松浦をうらやんでいたが、殺しはしていないと否定。 現場で、藤尾が松浦のフィルムを盗んだのを見たと、証言する。

倫太郎はカメラにこだわり、独自に捜査を続けていた。 二眼レフに使うフィルムは独特で、撮り終わった後、感光を防ぐために、フィルムの端を舐めて封をするのだという。 その特徴を知っていた犯人が、フィルムに毒を塗っていたのだ。

藤尾を調べると、フィルムを盗んだことは認めた。 未発表の松浦の写真を自分のものと偽って、コンクールに応募しようとしたらしい。 倫太郎と浅輪が、フィルムを押収…検査にまわすと、毒が検出された。

倫太郎は松浦の代表作・炎に着目。 調べると、実際に起きた火事を撮影したものだという。 浅輪が事件を調べると、その火事は放火で死傷者を出す大きなものだった。

そして、事件の被害者の母親・国枝浩子(山下容莉枝さん)が、藤尾の経営する喫茶店で働いていることを突き止める。 彼女は自分の娘を殺した炎を撮って、「キレイだった」などと無神経な発言をした松浦が許せずにいた。

さらに彼の出す写真集の表紙に、その炎の写真を使うというのだ。 息子が本屋でバイトを始めたこともあり、国枝はなんとか表紙を変えてくれないかと、松浦に直談判をする。

だが聞き入れてもらえず…彼女は松浦を殺してしまうのだった。

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感情表現が不器用過ぎた、松浦さんに涙!

幼少期、家族に恵まれずに育ったという、松浦さん。 人付き合いが極度に、苦手だったらしい。 それゆえ、独特な感性を持ったまま成長し…ますます周りと溶け込めなくなっていたんですね。

例えば。 朝起きたら「おはよう」って、挨拶するとか。 心配してもらったら「ありがとう」って、返すとか。 "アタリマエ"って思われていることが、松浦さんには遠かった。

すごくすごく特別な言葉たちで、彼には口にするのも、おこがましいくらいだったのかもしれない。 お父さんがいて、お母さんがいて、お兄さんがいて、恋人がいる…普通の家庭に、すごく憧れを持っていたのを、松浦さんが二眼レフで撮った写真を見て思い知ったから。

藤尾さんや、甲田さん、寺崎さんには最悪誤解されたままでもいいけど、彼女だった玉木さんには言ってもよかったじゃんかー!!松浦さーんっ!! 5年も一緒に居れたなら、かなり心を許してたってことでしょう?

どんだけ照れ屋さんだったんだっ!! いや…彼なりに、一生懸命表現していたのかもしれない。 カメラのフィルムを入れ替えてくれるのとかさ、玉木さんだから許していたんじゃないかと思うし。

気づけばいろいろ、サインは出ていたんじゃないかと…思うけどっ!! 彼女に届かなかったら、意味が…。 玉木さんから別れを切り出されて、辛かったろうなぁ…松浦さん。

それでも、彼女が別れたいって言うなら…って、その気持ちを大事にしたんだろうなぁ。 嗚呼!もう!! ちょっと、松浦さん!戻って来て、もう1回言えてないこと、言っちゃいなさいよ!!って、強く強く思った!!!無理だけど。

写真にそれは現れてて、みんなにしっかりと伝わったのかもしれない。 だけど、だけど。 もどかしくて、切なくて…ダダ泣きしてしまいました。 不器用過ぎるよ!松浦さんっ!!!せっかく、帰れる場所を見つけられたのに。