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マンガ『ドロップフレーム』第1巻から3巻までのネタバレ感想

こめなべ-20160702

マンガ『ドロップフレーム』第1巻から3巻までのネタバレ感想

最近、マンガというとコミックシーモアで購入して読んでいます。
これまではコミックスを買って、手元に置いていましたが…もう置き場所もなくなってきて。
かといって買ったマンガには愛着があるので、手放せない。

その点、ネットでいつでも読めるというのは、本当にありがたいシステムです。
保管場所を気にしなくていい分、買い過ぎてしまうのが困るところ。

あと、ありがたいといえば、無料試読みが豊富にできる点です!
今回はこのマンガにハマりました!!

タイトル: ドロップフレーム
作家名: 成家慎一郎
ジャンル: 青年マンガ / ミステリー・サスペンス / ヒューマンドラマ / タイムリープ
出版社: 一迅社

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この記事では、マンガ『ドロップフレーム』第1巻から3巻までのネタバレ感想を書きます。
苦手な方はご注意ください。

マンガ『ドロップフレーム』第1巻から3巻までのざっくりしたあらすじ

高校2年生の夏。
刻鐘閏之介(コクショウ ジュンノスケ)は、同級生の篠崎希(シノザキ ノゾミ)に映画を撮ろうと強引に誘われる。
閏之介の幼馴染・双葉燈里(フタバ アカリ)と、同級生の熊谷進(クマガイ シン)も巻き込まれて、行き当たりばったりの撮影が行われていた。

ヒマワリ畑で奏多ルウ(カナタ ルウ)という美少女に出会った4人は、映画のヒロインになって欲しいと頼む。
そして撮影を進めてゆく中で、閏之介とルウは互いに惹かれあってゆく。

ある日、閏之介は撮影で呼び出された場所で、ルウとはぐれてしまう。
路地裏で見つけたとき…彼女は何者かに殺されていた。
信じられず、そこから逃げ出す閏之介は、階段に上る途中で足を滑らせ、落ちてしまう。

目覚めると、希・燈里・進…そしてルウの4人が「撮影に行こう!」と誘いに来た。
悪い夢を見ていたと考える、閏之介。
ところが、その日以来周囲と自分の記憶が噛み合わなくなっていく。

それは閏之介が"8月を何度も行き来しているから"であった。
通常1日から31日までを、数字通りに過ごすものだが、閏之介は目が覚めるたびに月初から月末、月末から月中へとランダムに時を行き来していた。

それを教えてくれたのは、幼馴染の燈里だった。
中学3年のときにも起きたことだが、閏之介は覚えていない。
燈里は「バラバラになった"フィルム"は あのときみたいに…見失う前に…番号をつけて…」と、泣いて懇願する。

閏之介は中学3年のとき、同級生の如月閏子(キサラギ ジュンコ)がバラバラで殺害されたときの第一発見者であった。
閏之介のアリバイは証明されていたが、言動がおかしいことで刑事・土屋は彼を見守っていた。
そして今回の事件が起きたとき、閏之介ならば真犯人を見つけられるかもしれないと、アドバイスをする。

誰にも相談することができず、孤独で行き詰ったとき…部屋のカレンダーに書かれた文字を見つける、閏之介。
クローゼットを開けてみると、いつかの自分が書き残した"8月の記憶"があった。

すでに経験したこと、これから経験するであろうことを頭に叩き込み、ルウを守ることを誓う。
そのために閏之介は、ある実験を開始する。
"自分がどのタイミングで、時を跨ぐのか"と。

日付が変わっただけでは跳ぶことがなく、さらに日付が変わると同時に"その日の自分"が現れることを知る。
眠ると時を跨ぐことがわかった閏之介は、徹夜して次に訪れた日の中で行動をとる。
"その日の自分"とは合わないように気をつけつつ、真犯人の手がかりを掴もうと奮闘するのだった。

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閏之介クンを信じてくれる燈里ちゃんと土屋さんが素敵!

最初、ラブストーリーが描かれているんだろうなぁ…と思って読んでました。
主人公の閏之介クンが、謎の美少女・ルウちゃんと出会うことで、それまでの仲間との距離感が変わってきて―…みたいな。
全然違ってて、ビックリです。

1巻は正直3回読んで「ああ!」って、内容を把握することができたくらいです。
閏之介クンがすごくゆるやかにタイムリープしているものだから、全然気づきませんでした。
また、日付を跨いでいても会話が不自然じゃないから、ややこしい。

2巻からは、かなりハッキリと周囲との違和感が描かれているので、すごくわかりやすいです。
自分の意志で跳ぶ訳じゃないから、これはしんどいだろうなぁ…。
それにランダムにって…過去に戻る分には未来の記憶を持っているから、まだ辻褄を合わせやすいだろうけど、未来に跳ばされちゃったら、もう誰かに「え?自分、何してたっけ?」と聞くしかないですよね。

それは確かに、頭おかしい人って思われちゃいますよ。
だから、刑事の土屋さんの柔軟な発想力に、感動してしまいました。
普通は信じないでしょう?!タイムリープしてるとかって!!

いい刑事さんに出会えてよかったよー!閏之介クンっ!!
あと、ずっと信じてくれている幼馴染の燈里ちゃん!!
彼女は具体的には理解できてないのかもしれないけど、閏之介クンをちゃんと見ててくれてるからこそできるアドバイスしてくれるし…。

どうかランダムに跳んでしまう、それを逆手にとって犯罪を防ぎ真犯人を捕まえてもらいたいです!!
次巻も期待していますっ!!

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