こめなべ

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マンガ『キスよりも早く』全12巻ネタバレ感想…胸キュン満載!

こめなべ-20160704

マンガ『キスよりも早く』は胸キュンがいっぱい詰まってます!

ドラマ『お迎えデス。』の原作『お迎えです。』を描かれた、田中メカさんの作品で私の大好きなのが『キスよりも早く』(田中メカ著・白泉社)!! 全12巻ですが、毎回胸キュンで甘いトキメキを感じられます。

恋する部分だったり、家族を想う部分だったり…やさしい気持ちが溢れている物語です。 もう何度も何度も、繰り返し読んでしまいましたっ!

今回は、マンガキスよりも早く』全12巻のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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マンガ『キスよりも早く』全12巻のざっくりしたあらすじ

両親を交通事故で亡くした、高校生の梶文乃(カジ フミノ)は、4歳になる弟の鉄平(テッペイ)と共に親戚をたらいまわしにされていた。 どこへ行っても邪魔者扱いされるのにうんざりした、文乃は鉄平と家出をすることに。

路頭に迷っているところを探し出してくれたのは、担任の尾白一馬(オジロカズマ)だった。 中途半端に人から優しくされることに嫌気のさしていた文乃は、「結婚して養ってくれんの!?」と一馬につっかかる。 すると「あーしてやるよ!!」と、承諾され勢いで新婚生活が始まってしまう。

学校にバレないように暮らしていたが、生徒の目撃情報から一馬に"生徒と付き合っている"という噂が立つ。 一馬に迷惑をかけまいと、鉄平を連れて家を出る文乃。 文乃の気持ち気づいて後を追う、一馬。 2人を連れ戻し、文乃と鉄平、そして教師の仕事も守ることを誓う。

学校生活の中で、嘘を吐くことが苦手な文乃は、一馬と生活していることを内緒にするのに苦労する。 その分、一馬がフォローして立ちまわるのだが、文乃がどんどん一馬を好きになってゆき歯止めが利かない。

教師と生徒という立場で、関係がバレてしまえば大変なことになるとわかっているのに…と、自分を責める文乃。 一馬は自分も文乃のことが好きだということを、ちゃんと言葉にして伝える。

こんなにラブラブな2人だが、「在学中は生徒と教師の一線を越えない」という一馬のポリシーで、キスもしていない。 心ではしっかり繋がっているとわかっていても、不安になることの多い文乃。 それは、一馬も同じだった。

一馬の腹違いの弟・翔馬(ショウマ)が、文乃に横恋慕してみたり。 文乃の叔父・智之(トモユキ)が、2人の中を反対して一馬に勝負を挑んでみたり。 一馬の実家の問題に、文乃の進学問題などなど。 2人の前には、試練が何度も訪れる。

それをひとつづつ丁寧に乗り越え、無事進学を決め卒業式を迎えた文乃は、「私と結婚してください」と、一馬に逆プロポーズをするのだった。

文乃と一馬、そして鉄平の3人がとっても愛おしいです!

のっけからラブラブ全開な、文乃と一馬。 端から見てると、両想いで悩みなんかなんにも無いくらいなのに。 当人たちにしたら、相手の気持ちがわからない(掴めない?)…って、落ち込んだり、涙したり。 恋愛って、なんてパワーがいるんだろう…(遠い目)。

相手の為を想って、なにかを頑張ったり、計画立てて悩むのは、悩みってよりむしろ楽しみで。 どうやったら笑ってくれるかな?喜んでくれるかな?と考えている時間は、文乃や一馬を見ていてもすごく楽しい!

その分、2人の気持ちが行き違ったり、不安定になったときには、ハラハラもして。 しかし!そんなときには、決まって文乃の弟の鉄平が、天然の癒し力でフォローしてくれます! 絶妙のタイミングで、文乃と一馬の間を取り持ってくれるんですよ!!

これが可愛くて、たまりません!! 4歳児にしておくのは、勿体無いくらいです!

お姉ちゃんが文乃だからこその、純粋さなのかもしれないなぁ。 彼女の背中を見て育ったら、真っ直ぐ以外に育ちようがないと思いますもん。

2人きりの姉弟だからって、お互いをすごく大切にしていて。 一馬と出会ってからは、さらに3人での絆を深めてゆく…なんていうか、出会うべくして出会った3人だなぁ…って思います。

文乃と一馬は、それこそいくつもの試練を乗り越えて、自分の力で相手の前にシャンと立つ。 その姿が潔くて、カッコよくて、愛に溢れていて、とても魅力的です!! 現実にはやりたくてもできないから、より惹かれるのかもしれません。

とにかく胸キュン満載の物語!ぜひ、オススメです!!