こめなべ

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マンガ『恋するみつば』全4巻のネタバレ感想 主人公・みつばの可愛さったらない!

こめなべ-20160711

絵はもちろん、主人公・みつばの性格が可愛い過ぎてたまらん!

私の中の学園ラブもので、胸キュン必須のマンガに『恋するみつば』(星森ゆきも著・小学館)を追加しました! 全4巻なのですが、全編通してかわいー!!が止まらない作品です。

星森さんの絵はもちろん!主人公の山川みつばの性格がっ!! 可愛くて、可愛くて、仕方ありませんっ!!

今回は『恋するみつば』全4巻ネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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マンガ『恋するみつば』全4巻のざっくりしたあらすじ

山川みつばは、子どもの頃から口下手で、人付き合いが苦手。 タイミングを計って、同級生に話しかけようとするも、空回って上手くいかない。 高校に入って2ヶ月。 友だちもできないみつばは、もっぱら花壇の花と、花壇の下に咲いているクローバーに向かって反省会をしていた。

綺麗な花の中に混じれない"三つ葉"に、自分を重ねて。

輪に入ることができなくても、元気に精一杯咲いているクローバーを見て、みつばは勇気をもらう。 そして明日こそは挨拶しようと、「おはよう」という練習をするのだった。

ある日、席替えで学校中の人気者・桜井幸輝の隣になる。 みつばも幸輝に憧れていたが、「私みたいに地味な人間は、相手にされない」と、思い込み、見ているだけで充分…と小さな幸せを味わっていた。

そんなみつばに、幸輝が手を差し伸べてくれる。 人と喋るために一生懸命練習しているみつばの姿を、見かけていたからだ。 幸輝の優しさに、勇気を振り絞ろうとするみつば。 しかし上手く話せない…自己嫌悪に陥っていきそうになったとき―…。

幸輝の友だちの杉田アキラが、みつばの手を取ってその渦から引っ張り上げてくれる。 以来、2人の友だち岡崎葵、木野太一、川名みゆと仲良くなっていく。 特に女のコ同士ということで、アキラとみゆとはいろんなことを話してゆく、みつば。

その中で、幸輝に憧れていることも話す。 オリエンテーション合宿で、アキラとみゆに背中を押してもらったみつばは、幸輝に「好きです」と告白する。 幸輝はみつばに"彼女の予約"として、頬にキスをして微笑む。

幸輝にふさわしい人間になるべく、みつばはバスケ部で募集されていた、夏季限定のマネージャーに応募。 キツイ仕事もこなし、幸輝と話す時間も増やすことができた。 ところがそれをよく思わない、幸輝ファンがいた。

幸輝の傍にいることによって「自分なんて」と思わないことを決めた、みつばは嫌がらせをしてくるファンのコたちにも向き合っていく。 認めてもらえるようにと、無理難題を押し付けられても弱音を吐かず立ち向かう。 悲しくても苦しくても、必死で笑顔を作るみつばを見て、ファンのコたちもみつばを認めてゆくようになる。

モテるくせに、彼女を作らない幸輝。 それは過去…女子たちが自分の外見しか求めていないことを知ってしまったからだった。 恋愛から距離を置いていた幸輝だったが、みつばと出会って固く閉ざしていた心が開き始めたのだと、葵は語った。

幸輝は自分の所為で、みつばに嫌な思いをさせることを恐れていた。 みつばを傷つけたくなくて踏みとどまっていたのだが、辛いことも自分で解決して幸輝の前では笑顔を絶やさないみつばに、心を打たれた幸輝は「好きだ」と告白。 2人は、付き合うことになる。

少しづつ少しづつ、彼女と彼氏になっていくみつばと幸輝。

2年生に進級する際、クラス替えで離ればなれになってしまうが、みつばと幸輝、そしてアキラ、みゆ、葵、太一の6人は、相変わらずの仲良しグループ。 お昼ご飯を一緒に食べたり、遊んだりしている。

ある日みつばが水やりにいくと、花壇の中にクローバーが咲いていた。 あんなに仲間に入れないと思っていたのに…と、嬉しくなって微笑むみつば。

…ほんの少し 頑張って 一歩を 踏み出せば きっと だれにでも あったかくて 優しい 自分の居場所が あるはず 花でも 四葉のクローバー でもない そんな自分でも きっと "幸せ"の仲間入りが できるはず だからわたしは みつばなままの 自分が好きです >引用元:マンガ『恋するみつば』第4巻より
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みつばのかわゆさは天下無敵!

なんと言っても、主人公・みつばの健気なんだけど、芯の強いところがたまりません!! 物語が始まったときには、人に声を掛けるのもためらって、オドオドしている感じの、みつば。 タイミングが掴めず、空回っては花壇のお花に向かって、1人で反省会。

「今日はこんなことがあったけど、上手く話せなかった…でも、次は言えるように頑張る!」と、そこで声掛けの特訓をしてみたり。 ちょっとづつでも自分を変えていこうと、努力する。

私も人に話しかけるとき、すごく勇気がいるので、この場面のみつばの姿には目頭が熱くなります。 「がんばれー!がんばれ!みつばー!!」って、思わず応援したりして。

さらに好きな人・幸輝と話すようになってからは“彼に相応しい人になりたい!”と決意。 このみつばの決意は、本当にカッコイイ!! 目標として掲げているだけじゃなくて、ちゃんと実践していくんだもの。

そうしていると、幸輝がみつばにチャンスを作ってくれる。 ゆっくりでいいから、練習したことやってごらん?って感じで。 見守りつつ、応援してくれてる。

好きな人からそんな風に応援されたら、ますます頑張れますよね! 友だちもできて、幸せいっぱいのみつば。 うん。 この、幸せを充分に味わえるのも、みつばのすごいところな気がする。

「相手になんかしてもらえない…あんなキラキラしている人たちに、自分なんか」…そう、勝手に思い込んでいたんだなということがわかる。 みつば自身が思っているよりも、周囲の人たちは優しかった。

話しかける勇気さえ持てば、拙くても話終わるまで待ってくれるし。 一緒に笑ったり、泣いたりもできる。

キラキラの人たちだから、優しくて。 優しい人たちだから、キラキラ輝いて見えるのか。 憧れの人たちは、いつも輝いて見えるから…たぶん、両方なんだろうなぁ。

幸輝のことを好きだった女のコたちからは、冷たくあしらわれたときのみつばもカッコよかった!! 大切な水着を捨てられたり、パシリにされるんだけど…そんな嫉妬丸出しの女のコたちとも、真正面から向き合ってゆく!! 向き合って、向き合って、うっとおしいくらい向き合って…遂には、自分が幸輝を好きな気持ちも受け入れてもらえる。

本当に優しくて、強くて、芯の強いコだなぁ…みつば。 しかも…なんていうんだろう。 すごく親近感を覚えるヒロインなので、とても感情移入がしやすかったです。

個人的には幸輝とのラブはもちろん、みつばの有言実行な姿に感動しきりでした。 みつばにとても、憧れます。