こめなべ

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ドラマ『刑事7人 第2シーズン』第2話ネタバレ感想

こめなべ-20160728

MEGUMIさんに完全にミスリードされてました!!

2016年7月13日(水)夜9時から、テレビ朝日系で放送されている、ドラマ刑事7人 第2シーズン』。 出演は東山紀之さん、高嶋政宏さん、片岡愛之助さん、鈴木浩介さん、倉科カナさん、塚本高史さん、吉田鋼太郎さん、北大路欣也さんです。

第2話はMEGUMIさんの怪しさに、翻弄されました!! 状況を見るだけでは「あなた、犯人でしょう!!」と、決めつけられる役だったので。 ところが、犯人も動機も全然違う方向へ話が転がっていって…いやぁ…ビックリです!!

今回はドラマ『刑事7人 第2シーズン』第2話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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ドラマ『刑事7人 第2シーズン』第2話のざっくりしたあらすじ

保育園建設予定地で、東京都知事特設秘書・和久井裕介(児玉貴志さん)の遺体が発見される。 第一発見者は帝都テレビのキャスター・中原雅美(MEGUMIさん)。 偶然カメラクルーを同行していたため、彼女は早速スクープとして番組で取り上げる。

都知事・岡田憲一(山田明郷さん)は老人保健施設に8億円の補助金を出した後、施設の運営団体である「帝生会」から、8000万円の裏金を受け取っていた。 和久井は、そのお金を受け取る役をしていたというのだ。 その証拠となる領収証のコピーまで入手し、雅美は報道した。

和久井は追い詰められて自殺を図ったのではないかと思われるが、和久井の遺体を解剖した堂本俊太郎(北大路欣也さん)は、天樹悠(東山紀之さん)を呼びつける。 和久井の親指に見られる骨折から、彼は後ろ手に親指を縛られ身動き取れなくなった状態で、何者かに突き落とされた可能性があるというのだ。

第一発見者の雅美を調べる、天樹と青山新(塚本高史さん)。 彼女はここ最近、ずっと大きなスクープをとっているらしい。 和久井が亡くなってすぐに、8000万円の領収証まで用意できる手際の良さに、雅美への疑いを強める。

「スクープ欲しさに、雅美が和久井を殺害したのではないか?」と。

捜査一課12係の沙村康介(髙嶋政宏さん)、永沢圭太(鈴木浩介さん)、水田環(倉科カナさん)は警視庁刑事総務課長・片桐正敏(吉田鋼太郎さん)から、事件に関する情報を入手。 さらに詳しく調べてゆく。

そんな中、雅美が何者かに襲われる。 彼女の元には、脅迫文が送られてきていたというのだ。 裏金事件に関する、何者かによる警告なのか?

水田と永沢は、裏金事件の張本人に聴き込みに行くが、雅美ごときに時間をかけていられるかと、吐き棄てられてしまう。 つまり裏金事件を追っている人間は、他にもいたということだ。

捜査線上に和久井が自殺した場所の隣に立つマンションに住む、タイムリーという週刊誌の記者・佐田浩一(一条俊さん)。 彼は確かに事件を追っていたが、雅美に先を越されたと話す。

雅美は、どこから情報を得ているのか? 確認をとろうとした矢先、雅美が姿を消す。

天樹は雅美と佐田に関わりのある人物として、佐田の部屋の隣に住み、雅美が働くテレビ局で清掃の仕事をしている野口ゆり子(滝沢涼子さん)に辿り着く。 ゆり子の部屋に急行する、捜査一課12係。 そこには今まさに、屋上から雅美を突き落とそうとする、ゆり子がいた。

取調室で一連の事件について、ゆり子から話を聞くと「佐田が引っ越しをしないため」だと答える。 一方的に佐田へ好意を寄せていた、ゆり子。 マンションの隣に保育園が建つと、不規則な仕事をしている佐田は眠れなくなるだろう。

そんなことになったら、佐田が引っ越しをしてしまう。 佐田を引き留めるためには、保育園建設予定地で人が亡くなればいいと考えての犯行だった。 雅美は、常日頃からゆり子を見下した態度を見せていたため、恨んでいたのだと話す。 雅美に罪を被せられれば、自分は佐田と幸せに暮らしてゆけたのに…と。

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ゆり子さんには妄想世界を突っ走っていて欲しかった

てっきりキャスターの雅美さんが、スクープ欲しさに犯行を犯しているのだと思っていました。 仕事に対する執着が、強い人なので。 スクープの為なら、罪を犯すことも厭わないんじゃないかと。

ところが犯人は、雅美の働くテレビ局で清掃の仕事をしている、ゆり子さんだった。 理由は「隣に住んでいる、佐田さんを引っ越しさせないため」。

ゆり子さんは、隣の部屋に住んでいる佐田さんに、恋をしている。 恋…といっても、その想いを積極的に叶えたいというのではなく…たまに話しかけて、彼に関わることで満足してしまうタイプだった。 もしかしたら想いを口にした途端、関係が崩れることに気づいていたのかもしれないけれど。

隣に保育園が建設されるのをきっかけに、佐田さんが引っ越すと聞いた、ゆり子さん。 佐田さんに引っ越して欲しくなくて「建設予定地で人が亡くなれば、気持ち悪くて保育園なんか立てられない」と考え、ゆり子さんは実行した。

もっと他の方法が、あった気もするんだけど。 ゆり子さんには、それが最善の方法に思えてしまったんだろうなぁ。 “人を殺す”という罪を犯すことで、「こんなにも佐田さんを愛している、私」がさらに強まって、自己陶酔しているのかもしれない。

取調室で動機を聞かれたとき、建設予定地で人を殺せたことを、すごく満足そうにゆり子さんは語ったから。 「これで佐田さんは、どこへも行かない」と、安心して。

でも、思うんです。 ここまでリアルに“自分好みの佐田さん”を、心の中に置くことができるなら、ゆり子さんは現実世界と妄想をリンクさせることをやめて、どっぷり自分の世界に入っていればよかったのに…って。 そのほうが幸せな気がするなぁ、って。

だってゆり子さんみたいに、ガッツリ世界観を作れることは、すごい才能だと思うので!! もしも自分の世界にどっぷり浸りつつ、仕事もできてたら…雅美さんの暴言とかも気にならなかっただろうし。

同じ周囲から変な目で見られるにしても、自己完結できているほうが周りに迷惑かけないし。 なにより、自分が一番幸せなように思います。 …あ。これ、映画白ゆき姫殺人事件見たときも思ってました。

終盤、美姫本人から見た世界が描かれるのですが…彼女の空想力の高さには、驚かされました!! 目を閉じて、思い描けば空想の世界へ飛び込めるなんて。 しかも、かなりリアルなんだろうなぁ。うらやましい!! >引用元:映画『白ゆき姫殺人事件』ネタバレ感想。 | こめなべ

やっぱり、憧れるなぁ。 妄想力、空想力。