こめなべ

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修理して物を使っていた時代って、やさしい気がする

こめなべ-20160802

手さばきが華麗でいつも見惚れてしまいます!

自転車の空気を入れても、すぐにペタンコになってしまうので「うあ。パンクしたかな?」と、自転車屋さんへ。 何度か空気を入れてみたのですが、すぐにタイヤがペタンコになることを伝えました。

すると「それって、手で押すやつ?だったら、空気の入り方が弱かったのかもしれないね」と、タイヤを触診して即答。 機械で空気をプシューッと、入れてくださいました。

まるで、名医のような手さばきです! 思わず見惚れていると、さらに自転車を見て「ブレーキのゴムも減っているから、早目に取り替えたほうがいいよ。あと…」と、修理したほうがいい箇所を教えていただきました。

時間があったので「よかったら今、やってもらってもいいですか?」と訊くと「いいですよ!」と快諾。 一分の隙もない動きで、部品を取り替え、ネジを締め。 修理中に他の不具合を見つけたら、そこにも取り掛かり…大手術を終えた自転車は、見違えるように立派になりました。

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自己流でなくプロの方に見てもらうのが一番!!

「よく乗ってたねー。自転車の調子、かなり悪かったでしょう?」そう言われて。 「いえ。こんなもんだと思ってました」と答えると、笑われました。

聞いてみると、いろんなところのネジが緩んでいたし、ボルト?の曲がっていたところもあったようです。 修理内容を聞いていると「本当に私、よく乗ってたな…」と、少し怖くなりました。 こんなに悪くなっていたなんて…もしも「まだ、大丈夫!」と思って乗っていたら、大きな事故に繋がっていたかもしれません。

「あれ?」という違和感を覚えたら、自分で判断するのではなく、早目に自転車屋さんへ行くようにしようと思いました。

部品を交換したり、整えたりして。 修理が終わると「さ!これでまた、しっかり自転車に乗れるよ!」と、力強く微笑んでくれる、店主さん。

私がこの自転車屋さんを好きな理由は、この“1つのを長く使おう”という気持ちです。 直せるところは、トコトン直して長く使う!! 昔はそれが当たり前でしたが、今は“壊れたら買い換える”のが当たり前。

「まだ使えそうなのに…」と思っても、修理代のほうが新品を購入するより高いんですから…それはもう買い換えるしかないですよね。

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目の前で修理してくれる方々が本当にカッコよく見えた

物を大切にする…って、大事な気持ちだと思います。 ただ。 次々から次へと新商品が出る中で、古くなっていく商品の部品は製造されなくなり…この自転車屋さんでも、もう修理のできない自転車もあるようです。

勿体無いなぁ。

商品を長く使うとなると、商品が売れなくなって景気が悪くなる…とかあるのでしょうか? いや。 修理だけでも利益(?)が出るようにするには、今の仕組みのほうが正しいのかなぁ??

ン十年前によく電気屋さんとかに、修理してもらったけど…あれって赤字になってたりしたんだろうか? 使っていた物が突然壊れたときって、本当に困って困って「どうしよう!」ってパニくって。 電話でお願いして修理に来てもらうのですが…目の前ですぐになおしてくださってねー…。 その姿に、心底「カッコイイー!!」と思ったものです。

ちょっと、話がズレましたが。 1つのものを長く使える世の中が、また戻ってくるといいのになって思います。 なんだか“大切”ってきもちを身近に感じて、もっと優しくなれる気がするので。