こめなべ

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ドラマ『刑事7人 第2シーズン』第3話ネタバレ感想

こめなべ-20160805

藤田朋子さん演じる、横田芙美代さんがスゴかった

2016年7月13日(水)夜9時から、テレビ朝日系で放送されている、ドラマ刑事7人 第2シーズン』。 出演は東山紀之さん、高嶋政宏さん、片岡愛之助さん、鈴木浩介さん、倉科カナさん、塚本高史さん、吉田鋼太郎さん、北大路欣也さんです。

予告を見たときは、時限爆弾が使われるとあって、緊迫感のある…ハラハラした物語!を想像してたのですが、ハズレでした。 実際は爆弾うんぬんよりも、人間関係のどろどろが強く描かれていて…見終えたときには、少し胸やけしてました。

藤田朋子さん演じる、横田芙美代さんがまぁ、すごくて。 今回はドラマ『刑事7人 第2シーズン』第3話『地上145メートル密室からの脱出!! 爆弾に繋がれた命の期限』のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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ドラマ『刑事7人 第2シーズン』第3話のざっくりしたあらすじ

刺殺された遺体が、発見される。 被害者はこの家に住む主人・高坂信彦(モロ師岡さん)の主治医・若杉 洋一(菊池均也さん)だった。 第一発見者は、高坂のヘルパー・西原朋子(阿南敦子さん)。

現場にやって来た12係のメンバーの元へ、犯人から「高坂を、誘拐した」とテレビ電話がかかってくる。 西原は高坂が心臓を患っており、人工心臓を入れていると説明。 高坂の人工心臓は、外部に小型のバッテリーを置くタイプだった。 バッテリーが切れてしまえば、命が危ない。

高坂が長時間の拘束に耐えられないことを知った、12係のメンバーは捜査を開始。 テレビ電話の画像をヒントに、あるビルが特定される。 沙村康介(髙嶋政宏さん)と水田環(倉科カナさん)が駆けつけ、扉を開けた瞬間ー…爆発音がして、エレベーターと非常口が封鎖されてしまう。

高坂を発見できた沙村と水田だったが、彼の身体には時限爆弾が装着されていた。 またしても犯人からテレビ電話が、入る。 その爆弾は、人工心臓のバッテリーと連動しており、大変複雑なものであると。 つまり。 爆発をくい止めるには、高坂を殺すしかないと言うのだ。

天城は、このビルに詳しい人物として、犯人を従業員に絞る。 さらに複雑な爆弾を作れるような、物理学に長けている者を検索すると加地遼一(池内万作さん)に辿り着く。

彼は半年前まで、横田化学工業に勤務しており、そこで様々な研究を重ねていたという。 社長の横田芙美代(藤田朋子さん)を尋ねる、天城と青山新(塚本高史さん)。 加地と深い関係にあった横田は「加地が事件を起こしたのは警察の所為だ!」といい、クリスマスに起きたテロの話をする。

以前、加地は医療に役立てようと、プラスチック製のバッテリーを開発していた。 ところが軍事目的で利用しようとしている組織があると知り、加地は警察へ駆け込んだ。 警察は加地の話を聞き、助けるどころかその研究を囮に、組織を逮捕しようとする。

結果、研究が別の組織の手に渡って、クリスマスにテロが起きてしまった。 加地は自分の所為で、沢山の人の命を奪ってしまったと悔やみ、警察を恨む。

今回の誘拐は警察に、自分と同じ苦しみを味合わせたいという、加地の犯行ー…。 加地の居場所を突き止めた天城は、永沢圭太(鈴木浩介さん)と共に駆けつける。 そこには、加地の遺体があった。

爆弾の構造を唯一知る加地が亡くなり、途方に暮れる天城たち。 その頃ネットでは、沙村たちの様子が動画配信されていた。 閉じ込められた複数人の一般人と、高坂一人の命を天秤にかける警察。 爆発直前、沙村は高坂のバッテリーを止めた。

12係で話を聞かれる、横田。 天城は彼女との話の中で、いくつか違和感を覚えていた。 そこからこの事件の首謀者は、横田だと言い切る。 さらに警察への復讐ではなく、高坂を殺すことが目的だった…と。

実は横田の会社のパソコンに、加地の作った爆弾の設計図が残されていたのだ。 それを見つけた青山が、沙村に指示し爆弾を解除。 高坂は生きているのだ!!

それを聞いた横田は、犯行理由を語り始める。 自分の父親のヘルパーとして、高坂を担当している西原が欲しかったのだと。 西原を手に入れるため高坂を殺そうとし、邪魔に入った若杉も殺したという。

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自分の罪に気づかなかったら罪悪感は生まれないか

「時限爆弾を仕掛けられているのに、やけに切迫感がないなぁ…」と思いながら見ていました。 爆発までの時間が迫る中、永沢さんが沙村さんに電話で、飲み会の会場がキャンセルできない(キャンセル料金がかかるから)…という話をします。

「こんな時に、何?!」と、水田さんは怒るのですが、永沢さんは「だから、絶対助けます!」と言い切ります!! その表情と言葉に、「ああ…切羽詰まりまくっているからこその、冷静さなのか」と思いました。

仲間が目の前で亡くなってしまうかもしれないなんて、誰でもパニックになるのは当たり前です。 でも12係の人たちは、それの気持ちを抑えて冷静に普段通りに行動されていたんだなぁ。 12係のみなさんの、メチャクチャ熱い絆が見られて、胸が高鳴りました!!

高鳴りとは逆に引いてしまったのは、横田さんです。 横田さんを見ていて湧いたこの感情を、どう表現したものか…と思っていたら、隣で見ていた母が「まぁ…ひっどい女じゃねぇっ!」と、憤慨していて。 「あ、そう!なんてヒドイ人なんだって、思ったんだ!」と、落ち着きました。

横田さんから聞く、加地さんしかわかりませんが…少なくとも加地さんは、高坂さんを殺すつもりはないように思います。 命を大切に思える人だから…警察に自分と同じ苦しみを味あわせるためでも、人は殺さないんじゃないかと。

なのに横田さんは、全部加地さんの所為にして…逃げようとしてるんだもんなぁ。 それに犯行動機も自己中極まりない!! …でも、お父さんから教えられたこと…って言われるのを聞くと、胸が苦しくなります。

多分、今回の犯行を罪だと思わないまま…納得しないまま?…、裁かれることになるんじゃないかなぁ…横田さんて。 横田さんの中にある“ルール”では、悪いことじゃないんだもんなぁ。 んー…どちらかというと逆に、警察を逆恨みしそうで、怖いです。