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マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第1巻から4巻のネタバレ感想

こめなべ-20161113

絵柄が超好み!マンガ『水神の生贄(はなよめ)』

マンガ水神の生贄(はなよめ)』(藤間麗著・小学館)。 表紙に惹かれて、手に取りました。 開いてみたら、さらに好みの絵柄と物語だったので、現在販売されている4巻まで購入してしまいました!!

個人的に1巻のラストがとても好きなので、興味のあるかたは、この機会にぜひ!!

今回は、マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第1巻から4巻のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

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マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第1巻から4巻のざっくりしたあらすじ

現代からいきなり古代日本の世界へ跳ばされた少女・有紗陽(あさひ)。 迷子の彼女に手を差し伸べたのは、村の長の長男・翠葉流(すばる)。

祖母譲りの赤毛と、グレーの瞳はその世界の人間にとっては、不吉の象徴でしかなかった。 翠葉流の母は、そんな有紗陽を“村の娘”として、水の神の生贄にしてしまう。

湖に落とされた有紗陽は、湖の底で水の神と出会う。 有紗陽の物怖じしない態度を気に入った水の神は、彼女を嫁にすると決めた。

ところがその申し出を断る、有紗陽。 気分を害した水の神は、有紗陽から声を奪ってしまう。 妻にしたのだから、帰すつもりはないと言い張る水の神。 有紗陽は空腹で倒れるが“お腹が減る”という概念を持たない水の神は、ただ弱っていく有紗陽を見つめ続けた。

木の神に食べ物を与えられ、他の神たちの助けにより、有紗陽を探していた翠葉流と再会することもできた。 しかし村へ戻っても、有紗陽を歓迎する者は誰もいない。 翠葉流の母によって、腕に大火傷を負わされた有紗陽は、何日も苦しむ。

様子を見に来た水の神は、有紗陽がこんなことで死ぬのは面白くないと、火傷を治してやるー…と、そのときに初めて有紗陽の身体の重みや、熱を直に感じ、水の神は今まで持ったことがない感情に、驚く。

水の神のお陰で一命を取り留めた有紗陽だったが、翠葉流の母は面白くない。 いずれ美しくなる有紗陽に、翠葉流をとられるのが許せないのだ。 翠葉流から遠ざけ、村人に有紗陽を殺させようとしたとき、水の神が有紗陽を助ける。

そして村人たちが“神が怒れば、災いが起こる”と信じている通りに、水の神は村を水に沈めてゆく。 その中に翠葉流を見つけた有紗陽は、水の神を止めようとして、水の中に振り落とされてしまう。

すぐさま有紗陽と翠葉流を引き上げた水の神は、2人を安全な場所へ運んだ。 目覚めた有紗陽と翠葉流を見守る水の神は、どうすれば有紗陽を泣かさずに済むか、考える。 そして有紗陽の涙に、自分の力を分け与えた。

有紗陽が泣けば、雨が降り。 泣き止めば、雨は止んだ。 村人たちは有紗陽を、水神の加護を受けた者として、尊ぶようになった。

やがて別宅を与えられた有紗陽は、世話係の月彦(つきひこ)から、自分と似たような身の上の女性の話を聞く。 しかし、彼女は既に亡くなっていた。 彼女の持ち物から、医者であることを知った有紗陽は、自分が元の世界には帰れないと悟る。

そして水神の巫女として生きることになった有紗陽は、美しく成長した。 水の神との関係も、少しづつ和らいだものになってゆく。 そんな中、他の村が有紗陽の存在を知り、奪おうと戦をしかけてくる。

人間の勝手な欲望に腹を立てた有紗陽に、呼び出された水の神が声を返す。 有紗陽の怒りは、常々水の神も思っていたことで…それを有紗陽が言うものだから、水の神は笑ってしまう。 そして水の神の力は、有紗陽の願いを叶えるため、戦を中断させる。

水の神の加護で力を得た有紗陽は、村人たちに崇められることで、神様の気持ちがわかるようになっていた。 人間は、身勝手に神様を頼りすぎるのだ。 特別な力を手に入れたからこそ、有紗陽は自分自身で出来ることを精一杯やるようになる。

そんな有紗陽を見守る内、水の神の心の中も次第に変化が訪れてゆくのだった。

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翠葉流クンと水の神様に愛される有紗陽ちゃん可愛い!

あらすじをざっくり書きましたけども、ここに書けていない細かい各登場人物の想いとか、お話とかがものすごく素敵で!! 私は大好きでしたっ!!

絵もメチャクチャ好みだったので、萌えまくりです。 個人的には有紗陽ちゃんと翠葉流クンが、結ばれてくれたら嬉しいなーと思うのですが。 有紗陽ちゃん、水の神様と結婚するつもりでいるみたいだしなぁ。

そしてなによりも、元の世界に帰りたがっているので…有紗陽ちゃんが翠葉流クンと結ばれるのは、難しいか。 もぉ、とてつもなくイイ男!って思ってしまうんです、翠葉流クン!! まあ、目的の為なら手段は選ばん…的な部分もありそうですが。 根っこは優しい男のコだし、水の神様とは大違い。

水の神様もなぁ…有紗陽ちゃんのこと好きなんだろうに、なんでこんなまどろっこしいことになるのか? 神様同士の中でも“冷たいヤツ”で通っている水の神様だから、仕方ないのでしょうね。

それでも物語が進む内に、優しさっぽいものも出てきた水の神様。 有紗陽ちゃんが側に居た賜物というか…翠葉流クンに対して、嫉妬する姿も可愛いなと思いました。

うーん。 水の神様からも、翠葉流クンからも愛されている有紗陽ちゃんは、最終的に元いた世界に戻れそうな気がします。 そこで水の神様人間バージョンに出会えそう。

この先、有紗陽ちゃんが幸せになりますように。

>マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第5巻の感想も書きました! マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第5巻ネタバレ感想-水神に新たに湧いた感情とは | こめなべ

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