こめなべ

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映画『天使と悪魔』ネタバレ感想

こめなべ-20160930

ラングドン教授がジャック・バウアーに見えました

2009年に公開された映画天使と悪魔』。 前作『ダ・ヴィンチ・コード』に続き、ロバート・ラングドンシリーズの第2弾です。

出演はトム・ハンクスユアン・マクレガーアイェレット・ゾラーステラン・スカルスガルド、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ニコライ・リー・コース、アーミン・ミューラー=スタール

今回は前作以上にテンポよく、物語が展開してゆきました。 正直、ラングドンが解き明かしている謎については、理解が追いついていませんが。 「なんかしらんけど、推理して場所突き止めてる!すごいー!!」と思いながら、見てました。

ドラマ『24』の、ジャック・バウアーみたいでしたよ(当者比)。

今回は映画『天使と悪魔』のネタバレ感想を書きます。 犯人および結末まで書いてありますので、苦手な方はご注意ください。

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映画『天使と悪魔』のざっくりしたあらすじ

ハーバード大学ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、ある日バチカン警察からの依頼を受ける。 教皇の逝去に伴い、新たな教皇を決めるためのコンクラーベ教皇選挙)が開かれることになったが、有力な候補者4名が誘拐された。

犯人はイルミナティと呼ばれる、秘密結社。 彼らは過去に教会から弾圧された、歴史を持っている。 そのため、この犯行は復讐ではないかと考えられた。

さらに犯人は、核エネルギー以上の力を持つ、反物質を作り出した科学者のレオナルド・ヴェトラ(アイェレット・ゾラー)を殺害し、その物質を手に入れていた。 犯人から出される"ヒント"を解き明かしていかないと、候補者たちは殺され、最終的にバチカンに仕掛けれらた反物質が、爆発するという。

犯人からのヒントは、科学の四大元素である、土、空気、火、水。 1つの謎につき、与えられた期限は1時間。 その間に指定された場所へ辿り着けなければ、候補者たちは死んでしまう。

ラングドンは慣れない土地で、バチカン警察と連携を取りながら指定場所へ辿り着くものの、いつも一足遅れ。 候補者たちを助けれられず、落胆する。

しかし、四大元素の内の3つがわかったとき、残りの"水"について、ラングドンは素早く場所を割り出した。 噴水に沈められ、溺死寸前のところをギリギリで、救出。

残るは、奪われた反物質を見つけること。 この反物質は特殊なカプセルで覆われており、そのカプセルについている電池が切れても、爆発を起こしてしまうと開発に関わったヴィットリア・ヴェトラ(アイェレット・ゾラー)が説明する。

反物質を見つけたとき、既に替えの電池に交換する時間さえ残されていなかった。 それを知った前教皇侍従のカルロ・ヴェントレスカ[通称:カメルレンゴ](ユアン・マクレガー)は、自分の命も顧みず爆発寸前の反物質を抱えて、ヘリコプターで空中へ。

途中で自動操縦に切り替えたカメルレンゴは、パラシュートで脱出。 多くの命を救ったその行動に、人々は感動する。 コンクラーベでは、次期教皇にカメルレンゴの名前が挙がるほどだ。

その頃、ラングドンとヴェトラは、亡くなったスイス衛兵隊隊長のリヒター(ステラン・スカルスガルド)の部屋で、隠しカメラの映像を見つける。 そこには前教皇を毒殺し、自らが教皇になるべるこの一連の犯行を計画したことを告白する、カメルレンゴの姿があった。

ラングドンたちにすべてを明らかにされたカメルレンゴは、自ら油をかぶって焼身自殺を図る。 あまりの展開に言葉を失くす、ラングドン

再び開かれたコンクラーベでは、すんなりと新教皇が決定。 ラングドンには感謝の印として、以前から閲覧を希望していた本が手渡された。

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なにがすごいって、これらの事件がわずか半日の出来事だということ

前作『ダ・ヴィンチ・コード』の一件からある所為か、ラングドンが有無を言わさず事件に巻き込まれてゆきました。 依頼するほうも、受けるほうも、なんだか慣れている感じで。 「引き受けます」ってなってからが、怒涛でした。

気が付けばバチカンに着いてて、次から次へとヒントを解いてゆくものの、ラングドンはあと一歩及ばず。 第4の事件を防げたときには、本当に「よっしゃー!!」と机を叩いてしまいました!

錘をつけた状態で、頭から噴水に突っ込まれた候補者を助けるため、ラングドンも水に飛び込み…1人では持ち上がらないと判断するや「誰か、手を貸してくれ!」と、周囲にいる人に協力を依頼。

でも、最初は「え?なに??」って感じで、町の人たちは遠巻きに見ているだけ。 「ちょ…誰か―!!」と画面を持って両手で揺すりましたけど…実際に現場に出くわしたら、そんな反応になるのかもしれませんね。 なにせ、噴水で人がおぼれているって状況が、普通無いことですから。

ラングドンの必死さを感じ取った人々が、噴水に駆け込んで来て手を貸してくれる場面は、すごく感動しました。 「ありがとうございます」って、思わず拝んでしまうくらいに。 なにせ、新教皇に選ばれる方!!

今回のラストは、ラングドンがずっと閲覧許可を申請していたのに、受け付けてもらえなかった本を、新教皇が「お礼です」って感じで手渡してくれたのが、ほっこりしました! 前作は謎はすべて解けたけども、切なさの残る終わりだったので。 個人的には、『天使と悪魔』のラストが嬉しかったです。

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10月28日からはシリーズ第3弾『インフェルノ』が公開されます!

10月28日(金)から公開される、第3弾インフェルノ』。 予告映像を映画館で見て、「折角なら公開前に、前作も見ておこう」と思ったのです。 ちょうどHuluで見られましたし。

ダ・ヴィンチ・コード』と『天使と悪魔』は、特別「前作を見てないとわからない」というような内容ではなく、それ単体で楽しめました。 だからきっと、『インフェルノ』もそれだけで十分楽しめる作品なんだろうなぁ。

記憶喪失のラングドン教授が疾走! 映画『インフェルノ』特別映像 - YouTube

公開が、待ち遠しいです!!