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マンガ『片翼のラビリンス サテライトストーリーズ』ネタバレ感想

こめなべ-20161101

マンガ『片翼のラビリンス』には続きがあった!

マンガ片翼のラビリンス』(くまがい杏子著・小学館)全10巻は、姉の彼氏に片想いする妹・小栗都と、そんな彼女に恋する男のコ・城田司が、タイムリープ(意識だけが、過去や未来に移動すること)して過去を紡ぎ直してゆく、物語です。

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もう少し詳しい内容は、マンガ『片翼のラビリンス』全10巻ネタバレ感想で、書いています。

さて!! タイムリープというネタが大好きな私には『片翼のラビリンス』は、狂喜乱舞してしまう作品でした!! 絵柄も好みだし、なにより切なさと愛しさの塩梅が絶妙でっ!!

都ちゃんにも、司クンにもガンガン感情移入しまくりでした。 自分の好きな気持ちを押し殺して、相手の想いを応援してあげる健気さとか…「この2人が幸せにならないでどうするよっ!!」って、読み進めるほど思います。


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最終回を読んで…「はぁ…終わっちゃったよー」と、軽く絶望しネチネチと何度も読み返しておりました。 そして「この、司クンが書き出している“タイムリープして経験した過去”のこと、知りたかったなー。修学旅行とか、気になるー!!」と、悶えていましたら…ありました!!

『片翼のラビリンス サテライトストーリーズ』!! 10巻の中に登場した、司クンの言動の元となる物語や、なんと最終回の次の日の物語まで収録されています!! ありがとうございますー!!!

今回は、マンガ『片翼のラビリンス サテライトストーリーズ』のネタバレ感想を書きます。 本編に関わるネタバレもありますので、苦手な方はご注意ください。

マンガ『片翼のラビリンス サテライトストーリーズ』~時を超えた修学旅行~編のざっくりしたあらすじ

高校2年生の5月。 城田司たちは、沖縄へ修学旅行に来ていた。

司は肩翼の鍵を使い、1年後の5月からこの場所へタイムリープしてきた。 ここで、片想いしている小栗都を泣かせてしまったことを、後悔していたのだ。 少しでも都が笑顔になれるように…そして、彼女に告白することを、司は決めていた。

時原大翔は、クラスの女子から聞いた“ハートのリング”を探そうと、司と都に提案する。 伝説の“ハートのリング”とは…この島の海辺に光るハートのリングを、見つけることができたら永遠に幸せになれるー…というもの。 大翔は、付き合っている都の姉・蛍へのお土産に、絶対に欲しいと躍起になる。

しかし、3人でいくら探しても見つからない。 日が暮れ始めた頃、大翔の携帯に蛍から着信がある。 大翔から聞こえる会話のやり取りだけでも、2人がいかに好き合っているのかが伺えた。

都は、大翔と蛍が出会う前から、大翔のことを好きだった。 だから、そんな大翔の姿を見るのは辛くて逃げ出してしまう。

大翔に隠れて泣いている都の手を引いて、歩き出す司。 司は都をハートのリングの場所へ連れて行く。 そこで、自分の気持ちを正直に告白した。

ところが都は、泣いてしまう。 大翔を想う気持ちが大き過ぎて、司の気持ちに応えられないことが、申し訳ないと言って…。

片想いの辛さを知る都だからこその反応だったが、司は都を泣かせてしまったことを後悔し、告白する前にタイムリープする。 そして、今度は司と都、大翔の3人で“ハートのリング”を見つけるように仕向けた。

自分と見たときよりも、大翔と一緒に見ている都のほうが何倍も可愛いことに、胸を痛めながら。 司は、都の幸せを祈るのだった。

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不可能を可能にしてしまうくらいの好きって力

はぁ…大満足の1冊でした。 司クンが、可愛いっ!!! こんなに好きな人に出会えるなんて、本当にスゴイなぁ。 まさに時を超える程の勢いで。

上のざっくりしたあらすじで紹介したのは、この本の中の1つの物語だけです。 この他にも、都ちゃんを好きすぎてたまらない、司クンや。 蛍ちゃんに一目惚れして、舞い上がってる大翔クン。 想いが通じ合ってから、ラブラブが止まらない司クンと都ちゃんも見られます!!

しかし。 この本を読んでから、『片翼のラビリンス』全10巻を読むと、より司クンの想いが身近に感じられますね。 本当に本当に、司クンと都ちゃんが両想いになってよかった!!

司クンにとったら、これだけ何度も諦めかけた恋ですもん。 都ちゃんに好きになってもらえたときの感動といったら!! あの幸せいっぱいの、司クンの笑顔の本当の意味が理解できました。

これからは甘い甘い時間を、堪能してくださいね!司クン!!