いつも美容院では情けない気持ちになります
髪の毛を切りに行くタイミング、というのは人それぞれあると思いますが。 私の場合は、「あー…モッサモッサする!もう、無理!」と、なったときです。
基本的に髪型にこだわりもなく、短くて軽くなってればなんでもOK。 なので美容院に行って、細かく「どうされますか?」と聞かれるのが苦手です。
参考にしようと、周囲に座っている人たちの会話を聞いても「毛先を1㎝カットしてー…」とか「前髪は◯◯な感じでー…」など、美容師さんたちと渡あえるくらい、かなりハイレベルなもの。 とても、真似できるものではありません。
結局「短めで、軽くして…あとは、お任せで…」としか言えず、なんとも情けない気持ちになるのでした。 センスの無い人間には、これが精一杯です。
昔は美容院代を少しでも安くしようと、クーポンが使えたりするところを選んで毎回変えていました。 しかし、今はこのやりとりが嫌になり、同じ美容院に通っています。
美容師さんも同じ方が担当してくださるので、「いつも通りで…」と言いやすい! さらに私以上に、私の髪の毛のクセとかも、把握してくださっているので、もう安心してお任せできます。
相変わらず、どんな髪型がいいか?とか、どうすると自分で「お?!これはいい!」と思えるのか、サッパリですが。 担当の美容師さんが「よし!いい感じ!!」と、お世辞でも毎回カット後に言ってくださるので「そうか、これがいい感じか!」と、思えるようになりました。
もはや素人が手を出しちゃいけない領域
切ってもらった後は…というと。 何にもしません。
どのくらい何もしないかというと。 ドライヤーでセットすることもないし、ワックスとかをつけることもありません。 もう、切りっぱなし!!
「まあ、それでもいいんじゃないですか?」と、担当の美容師さんは言ってくださるので、いつも甘えておりました。 ところが今回「ワックス、つけましょう!」と、オススメされたのです。
どうも、いつも以上に“ワックスをつけた状態が一番いい仕上がり”になるように、カットしてくださったそうで…その力説は、近年聞いたことが無いものでした。 そこまでオススメされるなら…と、手本を見せていただけば。
両手にワックスを塗り込み、ワシワシワシっと、髪の毛に揉み込むだけ。 「ね?簡単でしょ?」と、微笑まれれば思わず「そうですね」と、頷いてしまう程でした。 確かにワックスをつけたほうが、なんかカッコイイ感じですし。
「よし!やってみます!」と、宣言してみたはいいんですけども。 両手にワックスを塗り込み…。 ワシワシワシっと、髪の毛に揉み込む…。
全然、簡単じゃありません!! なにをどうすれば、美容師さんがやったみたいになるのか、サッパリです。 もう、触れば触るほど、金田一耕助みたいな頭になっちゃって。
美容師さんの手はきっと、技術と魔法でできてるんです。 だからこんな素人が、真似しちゃいけないんだ…と、つくづく思うのでした。