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マンガ『不能犯』第5巻ネタバレ感想-新たな展開に驚きました!

こめなべ-20161223

宇相吹さんが相変わらず容赦ない

楽しみにしていたマンガ不能犯』(作:宮月 新 原著、画:神崎裕也 著|集英社)の第5巻を、やっと読むことができました!!

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主人公の宇相吹さんが、相変わらず容赦なくて「これでこそ、宇相吹さんだ!」と、妙な安心感まで生まれる始末です。 探偵の保坂さんが魅了されるのも、わかる気がします。

それにしても、第1巻からするとメインキャラが増えました。 これからも登場人物は、増えていくのでしょうか? 個人的には、宇相吹さんと多田刑事の絡みが好みなので、2人の場面がもっと増えることを願います。

>マンガ『不能犯』第1巻から4巻までのネタバレ感想も書いています マンガ『不能犯』第1巻から4巻までのネタバレ感想 | こめなべ

今回は、マンガ『不能犯』第5巻のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

マンガ『不能犯』第5巻のざっくりしたあらすじ

相手に直接手を下すことなく、暗示によって殺人を犯す男・宇相吹 正(うそぶき ただし)。 彼を追いかける者は、暗示に逆らえず次々と命を落としてゆく。

夜目美冬(やめ みふゆ)刑事もまた、宇相吹の暗示にかかり、自ら命を絶っていた。 彼女の後輩である多田友樹(ただ ともき)は、美冬の仇を討つため宇相吹を追っている。

だが、宇相吹の術中にハマり、次第に精神を病んでゆく。 多田は精神科医の瀧(たき)の元で、治療を受けていた。

ある日、瀧から美冬の姉である・結夏(ゆいか)を紹介される。 結夏は瀧の教え子で、米国で活躍する心理カウンセラー。 結夏は、美冬が情緒不安定だったとき、自分の仕事を優先し、傍にいてやらなかったことを後悔していた。

今回の帰国は、美冬を殺した宇相吹に復讐するためだ。 1人では限界があるため、多田の力を借りようとする。

そんな中、宇相吹を崇拝している、探偵・保坂篤史(ほさかあつし)が、宇相吹に取って代わろうと殺人に手を染めていったり。 多田の後輩で、新しい相棒の百々瀬(ももせ)は、宇相吹に狙われている多田を守ろうと奮闘する。

しかし彼らを嘲笑うように、宇相吹は犯行を重ねてゆく。

結夏は、被害者に亡くなった美冬を重ね、宇相吹への憎しみを募らせる。 多田はそんな結夏の気持ちを察しつつ、宇相吹への復讐を止めようとするが、保坂によって殺されかけた。

多田は、なんとか命を取り留めるが、意識不明の重体に陥る。 昏睡状態から目覚めた多田は、記憶喪失になっていた。 それも、宇相吹に関する記憶だけが、綺麗に抜け落ちてしまっているのだー…。

多田の力を借りて、宇相吹を殺そうと企んでいる結夏は、自ら進んで彼のカウンセリングを担当すると言いだした。

多田刑事の身に起こる新たな展開に驚き!!

「た、多田刑事が、記憶喪失ー?!!」と、5巻を読んでいて、そこが一番驚きました。 多田刑事の性格なら…他のことは忘れても、宇相吹のことだけは覚えているだろうなと、思っていたので。

それなのに宇相吹のことだけ、丸っと忘れてしまわれるとは…意外な展開です。

でも…自分の人格を否定される程の出来事が、続きましたものね。 忘れても仕方ないのかもしれません。 いえ、むしろ積極的に忘れたい気持ちでしょうか。

このまま永遠に忘れていられれば、それに越したことはありませんが…宇相吹が黙っていそうにないですよね。 “自分の暗示にかからず、自らの意思で殺しに来てくれる存在”として、宇相吹は多田刑事のことを、大層気に入られていますから。

どんな手段でもって、自分を思い出させようとするのか? まさか夜目刑事の事件を再現させるべく、姉の結夏さんを使うつもりでは!?と、既に嫌な予感しかしません。

多田刑事の恋していた夜目刑事に、瓜二つな結夏さん。 宇相吹が、目をつけない訳がないですよね。

そこへさらに多田刑事を“武器”として、宇相吹を殺そうと企んでいる結夏さんが絡んできて…「どうなっちゃうの!?不能犯!!」っという終わり方でした。

早く、次の巻が読みたいです!!