ヒロイン・有紗陽の可愛らしさにメロメロ!!
マンガ『水神の生贄(はなよめ)』(藤間麗著・小学館)は、1巻から4巻まで読んで、ヒロイン・有紗陽の可愛らしさに、メロメロになってました!
感情の伴わない水神様に、クルクルと表情の変わる有紗陽。 そんな2人は、見ているだけでも胸キュンものですが…じれったさを伴う心のやりとりに、萌えが高まってしまうのです!
今回はマンガ『水神の生贄(はなよめ)』第5巻のネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。
マンガ『水神の生贄(はなよめ)』第5巻のざっくりしたあらすじ
現代からいきなり古代日本の世界へ跳ばされた少女・有紗陽(あさひ)は、村の長の長男・翠葉流(すばる)に保護された。 ところが翠葉流の母は、赤毛と、グレーの瞳を持つ有紗陽を気味悪がり、水の神の生贄にしてしまう。
生贄にされたから先で有紗陽が出会ったのは、なんの感情も持たない水神だった。 自分を見ても物怖じしない有紗陽に興味を持った水神は、彼女を気にかけるようになる。
まだ幼かった有紗陽が、年頃の娘になった頃…水神と婚礼をあげるか?という話になる。 だが有紗陽は「お互いのことを、大切に想えるようにならなければ嫌だ!」と言う。 水神は、彼女の希望を叶えるために地上で暮らし始めた。
少しづつ水神の心に近づけていると、喜びを感じる有紗陽。 その一方で、有紗陽の能力を欲した者たちに狙われ始める。
ムラでは守りきれないと判断した、有紗陽の世話係・月彦(つきひこ)は、有紗陽に“ナガの都”へ行くことを勧めた。 大王がいる場所なら、有紗陽を守れる。
ナガの都行きを勧める理由は、月彦の出生にあった。 彼の母もまた、有紗陽と同じように現代から飛ばされて来ていたのだ。 月彦を生んでから死ぬまで、帰りたいと願いながら、叶わなかった。 だから同じ境遇にある有紗陽に、月彦は自由になって欲しかったのだ。
月彦の言葉に従い、ムラを出て行く有紗陽に翠葉流が付き添うと、言い出す。 「ナガの都で、政を学ぶ」という口実をつけて、ずっと有紗陽の傍にいると言う。
ナガの都で出迎えてくれた大王は、有紗陽に結婚を申し込む。 そうすることで、有紗陽を保護する理由を作ると言うのだ。
困った有紗陽は水神に意見を求めるが、水神は怒ったり、嫉妬したりもせず「致し方のないことと」と、片付けてしまう。 この態度に腹が立った有紗陽は、大王との距離を縮めてゆく。
ところが、仲良くなってゆく有紗陽と大王を見ていた水神は、途端に嫉妬を覚える。 感じたことのないものに、自分でも驚きを隠せない、水神。 そんな水神の心の動きが嬉しくてたまらない、有紗陽。
水神は自分に湧いた感情がなんなのか確かめるため、有紗陽に優しく触れてゆく。
月彦の産みの母親も現代人だったとわ!!
今回ビックリしたのは、月彦の母親が以前話していた“現代から来た女性”だった、ということです! てっきりこの世界に馴染めずに、独りで亡くなってしまったのだと思っていたのですが…月彦を生んで、育てていたんですね。
まるきり独りだった訳じゃないんだとわかり、少し安心しました。 月彦が言うように、元の世界へ帰れなかったのは悲しいことかもしれないけど…愛おしいと想える存在に1人でも出会えた世界なら、それは幸せだったんじゃないかな…と思うのです。
いつか月彦も、現代を見て来れるといいなぁ。 あんなにも、恋い焦がれているんだから。 月彦は賢いので、現代でもどうにか適応して生きていけそうですが…やはり最終的には、馴染みのあるこの世界に帰りたいと、思うのでしょうね。
さて、有紗陽と水神様。 場所は変われど、ラブラブでいいなぁ!! 翠葉流の立場は、どうなるんだ!?と、見ていて毎回思います。
でも、ちょっとづつ…本当にちょっとづつ、有紗陽への想いを深めてゆく水神様が、可愛くてたまりません!! 有紗陽はもう随分、水神様のことが好きなので…是非とも早く、わかりやすい相思相愛になっていただきたいっ!!
そうしたら、有紗陽を失ったときの水神様がツライのかぁ…。 人と神様の恋だから、人の方が先に寿命を迎えてしまうし。 相思相愛になって万が一、有紗陽が「帰りたい」と言えば、水神様は現代に有紗陽を帰してしまうだろうから。
どうにかして、この2人をまとめて幸せにできないものでしょうか?! すごくお似合いのカップルだと思うんですけどっ!!
初めて抱く感情に戸惑う水神様が、次巻はどう出るのか?楽しみで仕方ありません!!