こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第8話-恵まれし者たちネタバレ感想

こめなべ-20170314

攻殻機動隊』の世界は全くアリエナイような話じゃないところがまた…

現在、Huluで配信されているアニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 第8話も"笑い男"とは直接関係がありませんが、『攻殻機動隊』の世界独特のお話です。 全くアリエナイような話じゃないところがまた…なんともいえない身近さを覚えて、怖くなります。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

この『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズが、CS日テレプラスで2017年3月18日(土)に一挙放送されるそうです!!

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第8話-恵まれし者たちネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第8話-恵まれし者たちのざっくりしたあらすじ

素子は友人である、看護師の包田那珠美(くるたなすみ CV:住友優子さん)から、ある相談を受ける。

心臓移植をした、6歳の少女がいる。 人工臓器を検討してたが、幼い身体を義体化するには負担が大きく、また成長に伴い臓器を取り替えていかなければならないので、費用の心配もあった。

ところが、珠美が担当していた少年が、治療のため人工心臓にしたことで、急遽少女に移植ができたのだ。 彼女の両親が、お礼をいいに行くと少年の母親は「臓器提供は、していない」と言う。

少年の母親は、この件について警察に相談へ行った。 ところが担当の刑事が、事故にあい入院してしまったというのだ。

一連の出来事が気になって仕方ない珠美は、素子に相談を持ちかけた。

荒巻は、最近頻発している海外マフィアの拉致及び、臓器密売の可能性を視野に入れて捜査をするよう、素子に指示。 臓器のコーディネート担当したのが、メディテック社であったため、素子はトグサと共に会社へ聞き込みに行く。

メディテック社は、医療用に臓器を量産している企業。 自分の遺伝子を豚に植え付けて、必要な臓器を育てるという方法が用いられている。 何かあったときには、その臓器を取り出して、いつでも移植が可能であるというメリットと、期間内に必要がなかった臓器については、売ることもできるという。

メディテック社を調べていくと、何者かが名前を騙っていることがわかる。 さらに詳しく調べるため、事故で入院中の刑事に話を聞こうと、病院へ向かう素子とトグサ。

ところが入れ違いで犯人たちによって、刑事の記憶は消去されていた。 逃げる犯人を追う、トグサ。 走り去る車に向かって、発信器を取り付けることに成功する。

タチコマも加わり、犯人を車で追いかける、素子とトグサ。 車両ナンバーから持ち主を割り出したー…コキタ・トモアキ…医大の研修生だ。

義体化するために取り出された臓器を、メディテック社の商品として、勝手に売り払い仲間2人と小遣い稼ぎをしている。 庶民には中々手が出せない高額な義体の代わりに、安価に臓器を売り捌く。 それをまるで“善意”のように言い放つ、コキタたち。

そう言い放てるのは、自分の身が五体満足であるからこそだ…と、素子は怒りを込めた。 自ら望んで生身の身体を捨てる者もあれば、仕方なく義体化しなければならない者も多いのだ。

将来医者になりたいのであれば、もっと人の心を大切にするべきだと、素子はコキタたちを逮捕し叱る。

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素子の幼少期まで垣間見えるようなお話でした

心臓移植をした少女に、素子の幼少期が重なるようなお話でした。 素子も小さい頃に義体をして、身体に馴染まず苦労した経験があるので、義体化することのデメリットは、よくご存知なのでしょう。

生きる…という、繊細な問題の中で“チョロい小遣稼ぎ”ができるという発想の医学生たちが、理解できません。 しかもわざわざ小遣い稼ぎをしなくても、お金には困らないくらい裕福な暮らしをしているらしい…コキタたち。

なんていうか、もう… 「一心不乱に、勉強に励んでればいいじゃないかっ!!」と、叫びたくなりました。 もしも親の敷いたレールの上を、歩きたくないからなんて理由で、こんな事件を起こしたんだとしたら…いっぺん素子さんに、本気でシメられたらいいのに。

バトーも言っていましたが、こんなこと考えてるお医者さんに、将来脳みそやら身体を触られるのかと思うと…恐怖しかありません。 この一件で、心を入れ替えてくれることを信じて。

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