こめなべ

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第11話-亜成虫の森でネタバレ感想

こめなべ-20170319

山寺宏一さんの声のバリエーションに聴き入るにはもってこい!

現在、Huluで配信されているアニメ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 第11話笑い男、登場回です!!

公安9課のトグサを演じる山寺宏一さんが、笑い男ことアオイ役も演じておられるので、声のバリエーションに聴き入るにはもってこいです!! 個人的には神秘的なアオイの声音の、山寺さんが好みだったりします。

出演されている声優さんは、 草薙素子田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ玉川紗己子さん です。

なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。

★アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のざっくりした舞台設定について 物語の舞台は、西暦2030年ー。 情報ネットワークが、あらゆる進化を遂げている世界。 アンドロイドはもちろん、生身の身体と機械を融合させる技術も発展していた。 大半の人々は“義体化”という…脳や中枢神経以外の身体のパーツを、人工臓器や義肢などへ機械化している。 それにより、犯罪も多様化した。 政府は深刻な電脳犯罪への対処、要人警護、暗殺、政治家の汚職摘発、凶悪犯罪の捜査を一手に引き受ける、組織を内務省直属でつくりだす。 それが、公安9課。 通称「攻殻機動隊」と呼ばれている。

>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site

今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第11話-亜成虫の森でネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

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アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第11話-亜成虫の森でのざっくりしたあらすじ

法務省管轄の授産施設から、厚生省に大規模なハッキングが行われた。 2時間で攻性防壁を解除し、最高機密を盗み出されたにも関わらず、厚生省は被害届も出していない。 被害届が出ていない以上、警察はもちろん公安9課としても表立って動くことができない。

そのため荒巻はトグサに授産施設への、潜入捜査を命じる。

所長のマルタ(CV:真山亜子さん)に、研修生として施設内を案内されるトグサ。 集団部屋を1つ任され、車椅子の少年・アオイ(CV:山寺宏一さん)やクロハ(CV:高山みなみさん)、ホング、絵描きの少女と話をするようになる。

彼らは"団長"と呼ぶ人物を、敬愛しているらしい。 団長について調べてゆく、トグサ。

施設内では電脳閉殻症の子どもたちを使い、防壁のプログラムを組ませたり、解体したりさせている。 それが、ネットと相性のいい彼らの職業に繋がっていくという。

普段は外部へのネットアクセスが禁じられている施設内から、隙をぬって素子たちに連絡を取る、トグサ。 その場所は他にも何者かが、外部と連絡を取っていた形跡が見られる。 "僕は目と耳を閉じ 口を噤んだ人間になろうと考えたが ならざるべきか"という、らくがきもあった。

マルタが外出したときを見計らい、トグサは彼女の部屋に忍び込む。 データを探しているところを見つかり、殴り倒されてしまう、トグサ。

公安9課に勘づかれたと思ったアオイ…こと、団長はクロハたちから自分の記憶を消して、立ち去る。

施設の外で待機していた素子とバトーは、異常を感じ取り施設内に侵入。 トグサを無事に、保護した。

トグサが施設内で見聞きしたことと、実際に入手できたデータを照らし合わせるが、一致しない。 そこでトグサが、アオイの似顔絵を描くことになった。 9課のメンバーが揃っているところへ、自信満々に似顔絵を持って来る、トグサ。

トグサが持って来た似顔絵を見て、一同は息をのむ。 それは、笑い男ロゴマークだったのだ。 授産施設でトグサは、笑い男に記憶を改ざんされていたらしい。

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記憶というものがいかに曖昧で脆いものかと思い知らされます

小さい頃から電脳化させる…というのは、弊害のほうが多いような気もしますが、早い内から電脳に慣れておくといい…みたいな風潮があるのでしょうか。 未発達の脳に、外部から刺激を与えるっていうのは、健やかな成長を妨げることにしかならない気がするのですけど…。

子ども本人がリスクを理解した上で、電脳化を選択する余地があるのかなぁ。 電脳閉殻症になると、本人がその力の使い方をマスターするまでに、相当の時間を要しそうです。 無邪気に遊べる時間を、あんな狭いブースの中で過ごさなくちゃならないなんて、拷問過ぎます。

防壁のプログラムを組んだり、解体したりと…それが将来その子の仕事になるなら、いい経験だったと言えるのかもしれませんが。 やりたくてやっている訳じゃないというところが、一番気になります。

洗脳する勢いで、所長のマルタが施設内の子どもたちを仕切っているのを見ると、怖くなりました。

そんな中で"団長"ことアオイは、子どもたちを外の世界へ繋いでくれる希望だったんですね。 好きなことを、好きなだけやっていいよと、いってくれる存在。 自分のことを認めてくれる人が1人でもいてくれたら、それはとても大きな力になります。

記憶を消して去ったアオイが、キャッチャーミットと共に残したメッセージは、なんだったんでしょう? 英語苦手なので、全くわかりませんでした。 トグサが解読していたらくがきとは、また違う言葉のようにも見えたのですが…気の所為かな。

この物語で一番鳥肌が立ったのは、アオイの似顔絵を描いたトグサが、笑い男に記憶を改ざんされていたことに、全く気付いていないことです。 なんの疑いもなく「アオイの似顔絵」として、笑い男のマークを描いて持って来るトグサを見て、背中がゾッと寒くなりました。

怖いですよね…記憶を書き換えられるというのは。 違和感にすら気づけないほどの、改ざんて…記憶を消されてしまう以上に、ツライ気がします。 あんまりされると、精神を病みそうですし。 9課でもっと取り締まっていけばいいのに…と、ひたすら思う回でした。

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