薄暗い雰囲気が物語に漂う中バトーの心遣いにほっこりしました
現在、Huluで配信されているアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。 第14話は、なんとも独特な回でした。 全体的に薄暗い雰囲気が物語に漂う中、バトーの心遣いにほっこりしました。
出演されている声優さんは、 草薙素子:田中敦子さん 荒巻大輔:阪 脩さん バトー:大塚明夫さん トグサ:山寺宏一さん イシカワ:仲野 裕さん サイトー:大川透さん ボーマ:山口太郎さん パズ:小野塚貴志さん タチコマ:玉川紗己子さん です。
なお、あらすじや感想は公式の物ではなく、私が見て受け取ったものを文章化しておりますので、ご注意ください。
>公式サイト⇒攻殻機動隊 Information Site
今回はアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第14話-全自動資本主義のネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。
アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第14話-全自動資本主義のざっくりしたあらすじ
公安9課は河南省公安局から、金融機関を襲おうとしている男たちが、日本に入り込んだという情報を得る。 男たちが潜伏しているという中華料理店へ、素子とサイトー、バトーとトグサが向かう。
店内に突入して、男たちを取り押さえたかに思われた…ところが、紛れ込んでいたアンドロイドによって、素子は店外に弾き飛ばされてしまった。 バトーがアンドロイドを破壊し、一味は逮捕された。
本部戻って荒巻に報告する、素子。 素子が気になったのは、男たちは金融機関を狙う…という情報だったが、なぜか個人投資家の名前があったこと。
投資家の名前は、横瀬兼元。 元数学者で、現在は"カラス天狗"という通称の投資家として有名だった。 お金よりも金の収集に執着しており、また連絡先など一切明かさず、表舞台にも顔を出さない変わり者として知られている。
そこへ河南省公安局から連絡が入り、暴力団が殺し屋を雇った可能性があるという。 9課は、急いで横瀬の保護へ向かった。
個人情報が殆ど無い横瀬の自宅を、以前テレビで見た…という、トグサの情報を元に特定。 だが連絡先がわからず、連絡が取れない。 イシカワは定期メンテナンスに訪れる業者の情報を掴み、素子の物と書き換える。
素子が正面から屋敷へ入る頃、既に殺し屋・フェム(CV:今井由香さん)は横瀬の部屋に辿り着いていた。 フェムを侵入者と判断したメイドは攻撃を仕掛けるが、彼女の左腕に仕掛けられた銃で硬貨を、撃ち込まれてしまう。 銃口が横瀬に向けられたとき、素子がフェムの左腕を押さえて確保する。
遅れてやってきたバトーとトグサにフェムを任せると、素子は横瀬の様子を伺う。 ベッドで寝ていると思われた横瀬は、既に3~4ヶ月前に亡くなっていた。 彼の死後も、投資プログラムが動き続けていたため、誰も彼が亡くなっていることに気づかなかったのだ。
横瀬の寝室に置かれた金塊は、相続人がいないため国に委ねられることになる。 トグサは運ばれて行く横瀬の胸に、硬貨を1枚乗せてやった。
全自動でお金を稼ぎ続けられるシステム欲し過ぎます
全自動でお金を稼ぎ続けられるシステム…欲し過ぎます…。 それにしても、寝室の壁一面に金塊を並べられるほどの才能を持ってて、あんな亡くなり方をするとは。
病気や老化とかも…義体化すれば防げそうに思いますし。 最高級の義体だって、用意できそうなのに。 稼ぐことに注力して、使うことには無頓着な人だったんでしょうか。 勿体無い。
個人的には横瀬家の番犬ロボットと、バトーのやりとりが可愛らしくて好きでした。 侵入者としてバトーに吠え掛かる、番犬ロボット。 そんな番犬ロボットを傷つけることができない、バトー。
与えられた指示通りに働いてる番犬ロボットを、どうにか倒すことなくやり過ごそうと考えたバトーは、犬たちの目に"横瀬である"と思い込ませた。 犬たちはバトーを横瀬だと思い込み、襲うことをやめてじゃれついてくるのだった。
どこまでも忠実な番犬ロボットと、その想いを汲み取ってあげるバトーの優しさ。 微笑ましくて、微笑ましくて。
ラストでトグサの家のパソコンが、何者かにハッキングされていたのが気になります。 セラノの株を勝手に購入していたようですが…一体、お金…どこから出てゆくのでしょうか。 自動でお金を稼いでくれるシステムなら大歓迎ですが、自動で使いまくるシステムはメチャクチャ怖くて遠慮したいです。
…でも、儲かる株を買ってくれていたのなら、ありがたいなぁ。