主人公が歌で雨を呼ぶという能力がとても印象的
以前、1巻を読んでとても印象的だったマンガ『それでも世界は美しい』(椎名橙著・白泉社)。 主人公・ニケ・ルメルシエが、歌で雨を呼ぶという能力を持っているのですが…これがとても綺麗で、魅力的なのです!!
歌…というのも、決まりきったものではなくて、その土地その土地でニケが"美しい"と感じたものや、そこに暮らす人々の想いをまとめて、歌い上げるのです。 「実際聞けたら、すごいだろうなぁ」と思っていたら、なんとアニメ化されてました!
Huluで配信中だったので、早速、第1話と第2話を見ました。
絵がすごく綺麗で、キャラクターのイメージと声優さんの声もピッタリで!! これはハマる!と思いました!!
今回はアニメ『それでも世界は美しい』第1話&第2話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。
アニメ『それでも世界は美しい』第1話&第2話のざっくりしたあらすじ
貧乏な鎖国国家 雨の公国の第四公女・ニケ・ルメルシエ(CV:前田玲奈さん)は、国の自治を認めてもらう代わりに、晴れの大国・リヴィウス・オルヴィヌス・イフリキア(CV:島﨑信長さん)の元へ嫁ぐことになった。
好奇心旺盛のニケは、約束の日時よりも前に、晴れの大国へ忍び込む。 一人で国の中を歩き周り、街の様子や人々の様子を知ってゆく。 荷物を盗まれたり、お腹を空かせて倒れているところを助けてもらったり。
いろんな人に出会いながら、街と人を知っていくニケ。 すべての物事を柔軟に受け入れて、自分の糧にしていく。 晴れの大国の空気とも、馴染んだ頃…リヴィウスの元へ向かった。
初めて見る夫の姿に、緊張しながら顔を上げると…そこには、12歳の少年がいた。 結婚相手が少年だということに、ただただ驚くニケ。 開いた口が塞がらないニケに、リヴィウスは「雨を降らせてみろ!」という。
即位して3年で世界征服を果たしたリヴィウスが、今度は天候までも征服したいように見えた。 ニケは傲慢な態度のリヴィウスに怒り、雨を降らせることがいかに簡単ではないかを説明する。
その土地の美しいものを見て、感じ。 そこに住む人々の想いを、感じ取らないとダメなのだと。
翌日。 リヴィウスはニケに、高価な食べ物や着る物をプレゼントする。 リヴィウスはニケの言葉に対して、贅沢がしたいと言っていると思ったのだ。
勘違いも甚だしいと、怒りを爆発させるニケ。 庭に咲く花や、夜空に輝く星…"美しいもの"が沢山あると、リヴィウスに教える。 2人が心を通わせ始めたとき…リヴィウスの命が狙われた。
咄嗟にリヴィウスを庇ったニケは、腕に矢を受け倒れてしまう。 その瞬間リヴィウスは、自分が命を狙われる立場にある人間で、周囲を巻き込む可能性があることを思い出す。
リヴィウスは疑いのある人物を、片っ端から処分してゆく。 そのことでさらなる恨みを買ったリヴィウスは、王宮に火をつけられてしまう。
雨の公国へ追い返されようとしていたニケは、火を見つけて雨を降らせる。 その雨は、リヴィウスを救った。
雨を降らせるシーンはアニメで見ると、すごくすごく綺麗で感動!
ニケ役の前田玲奈さんは、歌声まで素敵で聴き惚れてしまいました。 マンガで読んで想像していた、雨を降らせるシーンはアニメで見ると、すごくすごく綺麗で感動です! 雨上がりの虹が、また格別で!!
さらにツボだったのが、コメディとの比率です。 基本は綺麗なのに、ここぞってときに可愛く崩れるキャラたち。 怒ったり、戸惑ったり、照れたりするときの、表情の豊かさがたまりません!!
ギャップがとても魅力的で、どんどん惹き込まれてゆきます。 話が進むごとに見えてくるキャラクターの新たな一面も、興味深くて。 「この子は、どんな子なんだろう?」と、どんどん知りたくなってくるのです。
特にリヴィウスの抱えているものが大きそうで、これからの展開が気になります!!