こめなべ

マンガ・アニメ・ドラマや映画の感想&声劇台本置いてます

アニメ『サクラダリセット』第4話ネタバレ感想-ケイの死は?

こめなべ-20170521

幽体になった未来と菫がダブりました

2017年4月5日よりTOKYOMX他で放送されている、アニメサクラダリセット』。 Huluでも、現在配信中です。

第4話「CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY 2/2」は、第3話「CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY 1/2」のつづきでした。 第3話で幽体になってしまった未来を見ていると、どうしても菫のことを思い出します。

だからケイが、リセットで未来を生き返らせたいと望んで、それが叶うとわかったときは、なんだか嬉しい気持ちになりました。 こうやっていつか菫も、戻ってくればいいのに…と。

◆咲良田という街と特殊能力について 日本の片隅にある咲良田で暮らす人間の約半数は、この特殊能力を持っている。 能力は、千差万別。 大半はくだらないもので、大抵は物理法則に反している。 ◆浅井ケイの特殊能力 ケイの能力は、“記憶保持”。 過去の自分の五感、意識を再生する能力。 一度、見たこと聞いたこと、考えたことは、何があっても忘れない。 また状況に応じて、そのときのことを確実に思い出すことができるのだ。 ◆春埼美空の特殊能力 美空の能力は、“リセット”。 リセットで巻き戻せる時間は、最大3日。 ただし、時間を巻き戻すのではなく、全てを過去の状態に配置し直すだけで、時間を完全に消し去るものではない。 脳細胞も過去の状態に再配置されるので、人の記憶は消える…と。 また、美空の能力には制限がある。 ①事前に“セーブ”していなければ、リセットは使えない セーブの効果は72時間で切れてしまう ②リセットしてから24時間経たなければ、次のセーブができない つまり何度も同じ時間を繰り返すことはできない ③リセットは美空本人にも影響する そのため美空の記憶も消え、リセットを使ったことも覚えていない 追記:ケイから「リセット」の指示がない限り、リセットを使わない

今回はアニメ『サクラダリセット』第4話のネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

アニメ『サクラダリセット』第4話 CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY 2/2のざっくりしたあらすじ

芦原橋高校に入学した浅井ケイ(CV:石川界人さん)と春埼美空(CV:花澤香菜さん)は、教師・津島信太郎(CV:上田燿司さん)に勧められるまま、奉仕クラブへ入部した。

奉仕クラブとは、管理局の人間でもある信太郎が、能力者であるケイと美空の監視を行うためのもの。 中学の頃からクラブ活動の一環として、2人に能力者に関する事件を、解決させていた。

信太郎からの指示で、村瀬陽香(CV:牧野由依さん)の「事故に遭って死んだ猫を生き返らせる」という依頼を、終了させたケイたち。 ところがケイの報告を受けた信太郎の様子が、いつもと違っていた。

2回目の7月15日(土)。 ケイが自室のベッドで目を覚ますと、幽体となった皆実未来(CV:山田悠希さん)が浮いていた。 幽体になれる…というのが、未来の特殊能力。

昨夜、幽霊山に吸血鬼の噂を調べに行って、死んでしまったらしい。

信太郎からの情報では、未来を殺した犯人は非通知くん(CV:西山宏太朗さん:電話の声は、紗倉のり子さん)こと、好井良治。 良治は極度の潔癖症で、物を食べることができない。

そんな彼の特殊能力が、情報を栄養に変換する…というもの。 昔は直接人から情報を吸っていたが、最近は情報屋になることで、安全に情報を得ていた。

ところがその環境が破壊されてしまった為、良治は直接…未来から情報を吸ってしまったのだ。 なぜか未来の情報は、いくら吸っても減ることが無かった為、良治は吸いすぎて、殺してしまったという。

ケイは美空と、リセット前に生きていた未来を、生き返らせようとする。 そこへ陽香が現れ「あなたたちを殺すことにした」と、襲いかかってきた。

ケイは陽香の能力を冷静に分析しながら、彼女にマクガフィンの話題を振る。 反応を見せた陽香に、マクガフィンとの繋がりを確信する、ケイ。 そこで美空に、リセットを指示した。

7月13日(木)3回目。 リセットを終えたケイと美空は、信太郎に状況報告に行く。 未来は生きており、良治も犯罪を犯していない。 陽香のことについても、信太郎は悪びれた様子もなく「対処しておく」とした。

ケイがマクガフィンのことを尋ねると「咲良田の能力を全て支配することができるという…都市伝説みたいなものだ」と、語る信太郎。 そして、そう呼ばれる小さな小石は、職員室にある信太郎のデスクの中にあると言った。

7月15日(土)3回目。 陽香と喫茶店で出会う、ケイと美空。 陽香には猫を助けるために使ったときの、リセットの記憶はあるが、未来が亡くなったときに使ったリセットの記憶は無かった。

どういうきっかけで、陽香の記憶に残るものと残らないものがあるのか、考えるケイ。

そこに、信太郎が現れる。 「マクガフィンが盗まれた」と。 犯人は恐らく、良治だと言いケイと美空、そして陽香の3人で、力を合わせて取り返して欲しいと頼む。

良治の家を探すため、陽香が見せてくれた能力。 それは噂になっていた、壁に手の形の穴が空く…というものだった。 ケイは、以前も陽香が良治を探していたのだ、ということに気づく。

良治の家を訪れた、ケイ・美空・陽香は彼がマクガフィンを持っていないことを知る。 ただし、誰がマクガフィンを持っているか…という情報は、持っているという。

マクガフィンを盗んだ人間…それは未来だった。 良治の家まで持って来たところを、陽香は能力を使い、未来を傷つけて奪い取る。

信太郎はケイに、陽香の過去を話す。 彼女の兄は、管理局の人間だった。 しかしある事故が原因で亡くなってしまう。

陽香は管理局を、責めに責めた。 信太郎は彼女の意識を、管理局から離すため“マクガフィン”という物の話しをしたのだ。 そして自分の能力に頼りきりな彼女を、ケイに負けさせて欲しいと頼む。

7月16日(日)。 ケイは話しをするため、河原に陽香を呼び出した。 リセットする前に起きたとされる、猫の事故が本当にあったのか確認すると、側で見守る美空にセーブを指示。

11時48分17秒で、セーブされた。

「管理局を倒すために、力を貸して欲しい」という、陽香の願いを叶える前に、能力のテストをすると言う、ケイ。 ケイは言葉巧みに、彼女を挑発してゆく。

陽香が攻撃を仕掛けてくる中で、ケイは彼女の本心を明かしてゆくー…陽香はただ、事故で亡くなった猫を生き返らせたかった。 そして、未来を生き返らせたかっただけなのだ、と。

ケイの言葉を認めようとしない、陽香。 闘争本能を剥き出しにする彼女に、ケイは自ら突っ込んで死んでしまう。 人を自らの手で殺したことに、半狂乱になる陽香。

闘いを見ていた美空も、その場面を見てただ涙する。 そこへ、ケイの友人の中野智樹(CV:江口拓也さん)が、能力を使って伝言を届けた。 ケイの声が、美空にリセットを指示する。

2回目の11時48分17秒。

元に戻ったケイに、陽香は負けを認める。 そして、これからはもっと素直に生きてみようと決意するのだった。

ケイの特殊能力で死を体験するって怖い

陽香との対決で、容易に身体を傷つけるケイを見て「そっか、リセットで戻るから余裕なんだ」と、思ってたんですが。 ケイの特殊能力を思い出して、ゾッとしました。

ケイの能力は、“記憶保持”。 過去の自分の五感、意識を再生する能力で、一度見たこと聞いたこと、考えたことは、何があっても忘れない。 また状況に応じて、そのときのことを確実に思い出すことができる…というもの。

つまり、傷は消えても痛みは残ってるってことですよね?! 死ぬ瞬間の感触も、覚えてるってことですよね!? 怖い怖い怖い怖い!!

死ぬときのことなんて、覚えてなくていいですよ! しかも今回、ケイは顔から抉られに行ってますから…今後は顔洗う時とか、手が顔に近づく度に思い出しそうです。 陽香の手でないと、思い出せないならいいですけども。

自分の能力熟知した上で、あの作戦をやっちゃうケイが怖い。 死ぬ瞬間の記憶を、死ぬまで覚えてなきゃいけないなんて、どんな拷問なんでしょう。

それにしても、ケイって生きることに執着が無さ過ぎじゃないですか? 今は、自分の軽率な行動のために亡くなった、同級生・相麻菫(CV:悠木碧さん)を生き返らせる…という目的があるから、シャンとしているように見えますが。

もしも菫が生き返ったら、ケイが死んでしまうんじゃないだろうか?なんてことまで、考えてしまうのです。