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マンガ『蒼竜の側用人(アズファレオのそばようにん)』第1巻~2巻のネタバレ感想

表紙の蒼竜がカッコ可愛くて惹かれました!

マンガ蒼竜の側用人アズファレオのそばようにん)』(千歳四季著・白泉社)。
表紙の蒼竜が、カッコ可愛くてついページをめくってしまいました。

傍に寄り添う女のコと、どんな物語を繰り広げていくのかと期待していましたが。
予想以上の可愛さでした!!

今回は、『蒼竜の側用人(アズファレオのそばようにん)』第1巻~第2巻ネタバレ感想を書きます。
苦手な方はご注意ください。

マンガ『蒼竜の側用人(アズファレオのそばようにん)』第1巻~第2巻のざっくりしたあらすじ

古くから、竜の加護を受けている都・アズファレオ。
ユリウスという竜は王宮の離れにおり、王様はその世話係として、近隣の村から娘を買っていた。

大金を出して連れて来るものの、気性の荒いユリウス相手に、娘たちは逃げ出すばかり。
今日も一人の娘が、新たな世話係として離れに連れて来られた。

彼女は、カディアス村の巫女・ルクル。
村では優秀な姉の陰で、役立たずとして疎まれていた。

ユリウスの世話は主に、食事の手配と、古くて固くなった鱗を根元から剥がすこと。
空を飛ばないユリウスは、鱗が自然に抜け落ちないのだ。

竜の鱗は、武器に使われるほどの固さと、鋭さを持っている。
防護用の布を巻き、手には手袋をしていても、ユリウスに近づいて鱗を剥がす作業は、抜け落ちた鱗で身体を傷つけることもある、危険なもの。

油断して自分の身を傷つけたルクルを、ユリウスは吼えたてて追い出す。
追い出されたルクルは、それでも欠かさずユリウスの元を訪れた。

すると昨日、鱗を剥がし損なった場所が、大きな傷になっている。
ユリウスは、ルクルが怯えながら世話をしていることに心を痛め、威嚇することでこの仕事を辞めさせようとしていたのだ。

ユリウスの優しさに気づいたルクルは、自分には戻る場所が無いことを告げ、誠心誠意彼の世話をしようと決意する。

ある日、ガラ国王陛下が離れにやって来て、ユリウスを殺そうと矢を放つ。
ルクルはユリウスを庇おうと、ガラの武器の前に飛び出した。

行動を読んだユリウスが、身を呈してルクルを護り、怪我を負う。
ルクルを逃がそうと、必死になるユリウスを見て…不器用で、口が悪くて、とても優しい彼を愛おしいと想った。

ユリウスに口付けると、青銀の髪に金の瞳の青年に変化する。
それが、彼の本当の姿…竜の加護を受けた正式な王・ユリウス・レイ・マグリダ・アズファレオだった。

この国の王は代々、竜の姿になる呪を受ける代わりに、竜の力を与えられている。

ガラは国王の座欲しさに、ユリウスの父と家臣を殺し、彼を離れに幽閉していたのだ。
ユリウスはガラを捕らえ、裁きを下す。

人に戻ったユリウスに、世話係は必要無いかと思いきや…人に戻っても、自分の傍にいるようにルクルに言い聞かせる。
次の瞬間ー…呪いが完全に解けていなかったのか、竜に戻ってしまうユリウス。

ルクルは世話係として、これからもずっとユリウスの傍にいたいと思う。
ユリウスと一緒に居れば居るほど、ルクルはどんどん彼のことを知りたくなり、もっと彼の役に立ちたいと考えるようになる。

ところが、ユリウスがルクルを気に入ったことを、よく思わない者たちが出てきた。
ユリウスはそれを察知して、次々と企みを阻止していく。

ルクルとユリウスは互いを思いやりながら、1日1日を大切に過ごしてゆくのだった。

相思相愛ながらも不器用な2人が可愛くてたまりません!

ルクルの素直で優しいところと、ユリウスのツンデレなところが、なんともツボでした。

どう見ても相思相愛なのに、未だに互いの気持ちに気づいていない(確信していない?)あたり…閣老のレインズが、先にヤキモキしてそうです。

まあ、ユリウスが「ルクルがいい」と言えば、それで全て解決なのかもしれません。
独裁国家という訳ではありませんが、神様的な存在でもあるユリウスは、家臣たちからも物凄く恐れられていますし。

ルクルさえ覚悟を決めてしまえば、意外とハッピーエンドへの道のりは近い気がします。

個人的には、竜の姿のユリウスがカッコ可愛くて好みなので、呪いは解けなくてもいいな…と思ってみたりして。
萌えポイントは、竜の姿のユリウスが、何かにつけてルクルを甘噛みするところです!

上目遣いでルクルを見て「はむっ」と。
ユリウスの行動に驚いて、目をまんまるにするルクルがまた、たまらなく可愛いんです!!

ルクルは竜の姿のユリウスごと好きそうなので、例え呪いが解けなくても、このままの2人をずっと見ていたいと思います!
第3巻も楽しみです!!