半年後の徳永さんも可愛くて仕方ありませんでした!
BLマンガ『俺と部下の恋の先』(ナナメグリ著・日本文芸社)。
※こちらはBL(ボーイズラブ)作品になります
ジャンルが苦手な方、BLの意味がわからないという方は、「戻る」ボタンでお戻りください
この作品は『俺と上司の恋の話』の続編になります。
徳永さんと高梨が付き合ってから、半年後のお話。
相変わらず徳永さんが可愛くて、どうしようかと思いました!!
今回は、BLマンガ『俺と部下の恋の先』のネタバレ感想を書きます。
苦手な方は、ご注意ください。
BLマンガ『俺と部下の恋の先』のざっくりしたあらすじ
徳永 親は入社時にゲイであることを、告白してしまったものの…現在では、社内の人たちから受け入れられていた。
そこへ高梨智明が入社してきて、徳永の部下になる。
徳永は、初めて持つ部下を懸命に育てる一方で、高梨の励ましを受けて、長年片想いしてきた社長の古谷誠一郎に告白。
ケジメをつけることができた。
高梨は「徳永を自分の手で幸せにしたい」と、思うようになったらしく、徳永は彼から猛アタックを受ける。
素の自分を好きだと言ってくれる、高梨の想いが嬉しくて、徳永は彼と付き合うことになった。
付き合って、半年。
ノンケ(異性が恋愛対象の人のこと)の高梨が彼氏になったものの、いつ飽きられるのだろう…という不安が、徳永の心を占めていた。
そんなとき総務部から営業部へ、高梨の異動が決まる。
離れたくないと思いながらも、自分の気持ちを素直に表現できない、徳永。
仕事だと割り切って、サバサバしている高梨の態度も悔しくて仕方ない。
自分だけが、どんどん高梨を好きになっていっているようで…。
しかし高梨は高梨で、これから先のことを考え、早く一人前になろうとしていたのだ。
徳永の憧れである、古谷にはまだまだ及ばないとわかっているが、自分が徳永の一番になれるように営業で、頑張りたいと語った。
徳永は高梨の想いが嬉しくて、応援することを決める。
他部署でイチから頑張ることになった高梨を邪魔したくなくて、メールも電話も会うこともしなくなる、徳永。
同じ社内に居ても、偶然会うことすらままならなくなり、徳永は心細さを募らせてゆく。
いつか高梨は女性を選び、家庭を持つことになるだろうと想像し、このまま付き合っていてもいいのかと考える。
そのときが来たら、潔く身を引くべきだと頭ではわかっているのに、徳永はもう高梨の手を離せそうになかった。
営業で思うように結果を出せない高梨を見守る、徳永。
ある夜、徳永の家にやって来た高梨が、珍しく弱音を吐く。
そんな姿さえ愛おしいと思う徳永は、上手い慰め方ひとつわからないものの「契約が取れたら、下の名前で呼んでいい」という、ご褒美を提案する。
高梨は喜んで、前向きに仕事を頑張れそうだと微笑んだ。
数日後、高梨から「あと少しで、契約が取れそうだ」というメールをもらった徳永は、やっと高梨の努力が実ったと喜び、浮かれまくる。
ところが。
契約先が「同性と付き合っている担当者とは、仕事ができない」と、契約を白紙に戻されてしまったというのだ。
一番大切にしたいと思っていた高梨を不幸にしてしまったと、落ち込み悔やむ徳永。
自分が周囲から白い目で見られるのはいいが、高梨がそんな風にみられるのは物凄く嫌だった。
高梨を守るために、徳永は別れを切り出す。
さらに会社まで巻き込んでしまったことに責任を感じた徳永は、会社を辞める覚悟までする。
徳永の家にやって来た高梨は、それを見て懸命に引き留める…「なにがあっても、好きだ」と言って。
そんな高梨に「不幸になって欲しくない」と、自分を犠牲にしてでも守りたいと泣きながら訴える、徳永。
高梨は徳永の想いを理解して、2人で生きていくための話をしようと、抱き締めた。
徳永は、嬉しくて嬉しくて、また涙する。
後日。
高梨は仕事で大手の契約をもぎとり、見事、徳永のことを「チカさん」と名前で呼ぶ権利を得たのだった。
徳永さんを泣かすなんてタダじゃおかないっ!!
なんやかんやありつつも、ラブラブな徳永さんと高梨に、にやにやが止まりません!
「もー…どんどん幸せになっちゃえばいいのにっ!!」と。
徳永さんの自己否定クセと、将来を不安に考えちゃうクセは…もう、高梨以外に治せる人はいないので、置いといて。
仕事絡みで付き合っていることを、持ち出されるとは思いませんでした。
しかも、取引相手に。
なんですか、その反則技?!
別に個人の恋愛がどうだろうと、仕事には関係ないでしょうに!!腹が立つ!!
好きな人と想いが通じ合って、幸せなんだからいいじゃないですかっ!!
契約を白紙に戻したいにしても、もっと言葉を選びなさいよ!って思いました。
言われたほうが、どれだけ傷つくか考えろって。
これまでは自分1人が白い目で見られて…それは半ば諦めていた徳永さんも、自分の大好きな人が見ず知らずの人から、攻撃的な反応を受けるのはたまらないですよね。
ゲイであることに関しては、明るく振る舞って見せる徳永さんが、あんなに泣くなんて。
見ていて、胸が苦しくなりました。
高梨に「不幸になってほしくない」と訴えるところとか…もう、涙なしには読めませんでした!!
徳永さん!私は徳永さんに、幸せになって欲しいです!!
そんな徳永さんを、ちゃんと受け止めてくれる高梨が…イイ男過ぎて、トキメキました!
腹の括り方が、本気なんですよ。
これからもずっと、徳永さんと2人生きていこうって、考えてくれている。
徳永さん、もっと高梨に甘えられたらいいのに。
そして不安なことを1つづつ、2人で解決してゆけたらいいですね。
どこまでも、幸せになっていってください!!
…イルカちゃん、流れる場面なかったなぁ。