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マンガ『ふつつものですが』第1巻から第3巻までのネタバレ感想-ほんわかイイ香りが鼻先を掠めます

こめなべ-20170812

おおやさんのふんわり優しく、しあわせそうな絵に惹かれます

マンガふつつものですが』(おおや和美著・小学館)。 1巻の表紙があまりに可愛くて、即購入してしまいました!!

おおやさんのふんわり優しく、しあわせそうな絵は昔も今も、大好きです。 見ているだけで、胸があたたかくなるというか、惹きつけられます。

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今回はマンガ『ふつつものですが』第1巻から第3巻までのネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

マンガ『ふつつものですが』第1巻から第3巻までのざっくりしたあらすじ

家業のパン屋『桃山コッペパン』を継いだ・桃山ゆめ子(ももやまゆめこ)。 自宅を兼ねた店舗を大改装した後すぐ、父親が他界。 現在、多額の借金だけが残っている。

母親と2人、店を切り盛りしていたが、そこへゆめ子の妹・なな子(ななこ)が双子のヒロとユミを連れて、出戻ってきた。 もっと稼がなくてはいけない状況の中、ゆめ子に見合い話が舞い込む。

お相手は資産家の次男・誉田仁紀(ほんだひとき)。 お見合い写真を見たゆめ子は、仁紀に一目惚れ。 本人に会えるのを、少し楽しみに見合い場所で待っていたが…ドタキャンされてしまう。

期待した自分に失望し「私が結婚なんか、出来る訳がない」と自宅へ戻る、ゆめ子。 ところが店先に、仁紀が立っていた。

イラストレーターの仕事をしている仁紀は、締切に追われていて…気がついたら、見合いの時間を過ぎていたと言う。 慌てて店先まで来たはいいものの、どう声をかけようか悩んでいたらしい。

寝不足と食事をとっていなかったのとで、貧血で倒れてしまう仁紀。 商店街の仲間に手伝ってもらい、仁紀を部屋へ運び入れる。

目を覚ました仁紀は、ゆめ子に複雑な家庭環境について語り始める。 兄は、AV男優。 弟は、ニューハーフ。 父親は、アル中だと言う。

家族の意向で、仁紀だけでも普通の家庭を築いて欲しいと言われ、見合いを引き受けたらしい。 だが、仁紀本人にはそれほど結婚願望は無いようだ。

ところが仁紀の口から出たのは「とりあえず、結婚してみませんか」という、提案。 さらに仁紀は、ゆめ子の家族を説得し、同居することになる。

結婚を前提に…という割に、越して来てからずっと締切に追われて、部屋にこもりっぱなしの、仁紀。 ゆめ子は、自分の顔さえ見ようとしない仁紀に、違和感を覚える。

ある日。 仁紀の元へ、リボンやフリルが似合う…ゆめ子とは正反対の、美少女がやって来る。 縁談に応じたゆめ子を「お金目当てだ!」と言い切り、仁紀に結婚を止めさせようと。

ゆめ子は嫉妬し、荒ぶるが…女のコの正体は、仁紀の弟・優紀(ゆうき)。 彼はニューハーフで、現在“みるく”と名乗っているらしい。

仁紀は、優紀の態度について謝りながら、どうしてこの見合いを受けたのかも、ゆめ子に白状する。 アル中でダメ親父・紀之(のりゆき)の面倒を見てきた、仁紀。 このまま2人で生きていくのだと思っていたら、昨年、父親に内縁の妻・千佐子(ちさこ)ができた。

一気に役割を奪われた仁紀は、実家での自分の居場所を無くしてしまったのだ。 それでこの見合い話を利用して、実家を出たらしい。

ゆめ子と仁紀は、ギクシャクした関係になる。 一方、商店街では「仁紀がAVに出ている!」と大騒ぎになっていた。

そこへ仁紀と顔がそっくりな、兄・和紀(かずき)が、自宅へ現れる。 ゆめ子はすぐに理解して、和紀を外へ連れ出した。

カフェで和紀は、仁紀が語らない過去を、ゆめ子に聞かせる。 「もう、恋はしない」と口癖のように言う仁紀は、学生時代に和紀と顔が似ているから…という理由で、女性たちに身代わりにされていた。

次第に、本気で好きになった娘の気持ちまで、信じられなくなってしまい、折角の告白を断って泣かせてしまった。 以来、自分は恋愛に向かないと思い込み「恋はしない」と、言うようになったらしい。

和紀はゆめ子に「ガンガン攻めて行け!」と、アドバイスをして去ってゆく。

ある日。 母親が腸炎で倒れて、入院してしまう。 店のパンに入れる惣菜は、ほとんど母親が作っている。

ゆめ子は臨時休業も考えるが「お客さんが、待ってるから」と、母親に背中を押され、出来るだけのことをしてみようと、決意した。

仁紀が連れて戻って来た優紀は、料理が趣味だと言い、店の手伝いを申し出る。 手際のよい優紀のおかげで、順調に作業は進み、無事に営業を終えることが出来た。

仁紀の部屋に呼び込まれたゆめ子は、告白される。 一緒に暮らしてみたことで、好きだという気持ちに向き合うことが出来た…と。

ゆめ子と仁紀は、互いの想いを確かめ合って、結婚しようと新たに誓う。 ゆめ子は仁紀と共に、彼の父・紀之へ挨拶に行くが…紀之は音信不通になっていた。

仁紀は常宿にしている旅館で、紀之を見つける。 ゆめ子を紹介したいという仁紀に、紀之は「結婚を認めない」と言う。

仁紀のピンチに駆けつけた、和紀と優紀は紀之から多額の負債を抱えてしまったことを聞き出した。 ゆめ子に迷惑をかけることになっても、仁紀はゆめ子との結婚を諦める気にはなれない。 どうすればよいか、解決策を模索する。

和紀が弁護士に相談すると、持っている土地をいくつか手離せば、解決できることがわかった。 改めて紀之に挨拶をしに行く、ゆめ子。

ところが紀之と千佐子の結婚が決まり、ゆめ子は出番を失ってしまうのだった。

仁紀がゆめ子に惹かれてゆく姿が可愛くてたまりません!

各キャラクターが、とても個性豊かで魅力的でした。 中でも、のほほんとして「もう、恋はしない」と言っていた仁紀が、次第にゆめ子に惹かれてゆく姿は、可愛くてたまりません!

和紀が現れ、仁紀を挑発するために、ゆめ子にベタベタ触るのですが。 予想以上に反応して、必死の形相でゆめ子を奪い返す、仁紀。

学生時代のトラウマで「もう誰とも恋愛しない」と誓っていた人とは、思えないくらいです。 嫉妬して、愛しさでにやけて…同居生活が長くなるごとに、仁紀のいろんな表情が見られます。

だから「好きだ」って気持ちを自覚して、仁紀がゆめ子に告白する場面は、拍手喝采してしまいました!! おめでとうー!!って。

てっきり3巻で完結かと思ったのですが…ここで終わりだと、少しモヤモヤします。 全何巻なんだろう?

紀之と千佐子の、結婚後も気になりますし。 和紀と優紀のその後も…描かれているのであれば、すごく読みたいです!!

続編に、期待しております!!