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マンガ『君に捧げるスイート・ケーキ』ネタバレ感想-パティシエの指先が色っぽい!

雛希さんの描かれる男性が格好良くてたまりません!

マンガ君に捧げるスイート・ケーキ』(雛希ゆた著・ソルマーレ編集部)。 雛希さんの描かれる男性が、本当に格好良くて惹かれます。

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今回も表紙の男性を見て、トキメキました!! 優しい瞳が、たまらないんですよねー!!

本を開いて読んでみると、物語もすごく私の好みでした。

今回はマンガ『君に捧げるスイート・ケーキ』のネタバレ感想を書きます。 苦手な方は、ご注意ください。

マンガ『君に捧げるスイート・ケーキ』のざっくりしたあらすじ

高嶺匠(たかみねたくみ)は、『ル・パティシエ・タカミネ』のオーナーパティシエ。 彼のつくる華やかで艶やかなスイーツは、若い女性を中心に、大人気となっている。

今や“スイーツ界の貴公子”の名を欲しいままにしている匠だが、その表情はどこか冴えない。

それは18年前に亡くなった、恋人・香奈(かな)の死が忘れられないからだ。 可愛いものと甘いお菓子、そしてパリの街を愛した女性。

香奈は、匠にとってインスピレーションの源で、彼女のためにケーキを作るのが、匠の幸せだった。

洋菓子に魅せられて、18歳で渡仏した匠は、名店で修行を重ねながら、1歳下の香奈が高校を卒業してパリに留学してくるのを、待っていた。 ところが留学当日、空港へ向かう途中事故で亡くなってしまったのだ。

匠に報せが届いたのは、香奈が亡くなってから1週間後。 葬儀にも参列できなかった匠は、香奈の死を実感できないまま、修行に打ち込んだ。

「次に会うときは、とびきり美味しいケーキを食べさせてやる」という、香奈との約束を守るために。

香奈の18回目の命日を、間近に控えたある日。 匠は、香奈に瓜二つの女子高生・小島里琴(こじまりこ)と出会う。

姿形も声も表情も、そっくりな里琴に思わず声を掛ける、匠。 不審者がられた匠は、お詫びを兼ねて里琴と友だちを店に招待する。

ところが里琴は、甘いものが苦手でケーキを1つも食べない。 18年前に亡くなった香奈が、18歳になって生まれ変わったのでは…と一瞬期待した匠は、落ち込む。

そんな匠を見て、一番弟子の染谷裕也(そめやゆうや)は「里琴ちゃんは、香奈さんじゃないっすよ」と、釘を刺さす。 そして、匠に変わるときがきたのではないか?と、アドバイスをする。

匠は里琴に会いに行き、香奈の命日に店へ来て、ケーキを食べてもらえないか?と、頼む。 そうすることで自分の中で、香奈への区切りをつけたいと。

里琴は匠の願いを承諾し、当日店を訪れた。 甘いものが苦手な里琴にも、美味しく食べてもらおうと、匠が作ったケーキを里琴は「美味しい!」と、完食。

そんな里琴を見て、匠はこれまで香奈だけのために作ってきたと思っていたケーキが、沢山の人の笑顔を見るために作っていたことに、気づく。

これまで見えていなかった、お客様の笑顔に気づき、匠は改めて美味しいケーキを作っていこうと、決意するのだった。

繊細な指先が綺麗で色っぽくててまりません!!

パティシエの匠、格好イイー!! 顔はモチロンですが、作業されるときの指先が色っぽい!! 細さとか、長さとか綺麗で、見惚れてしまいます。

里琴が香奈の生まれ変わりならいいのに…と、何度も思いましたけど。 香奈は小鳥になって、ずっと匠を見守っていたので、無理なんですよね。

香奈が匠を里琴に会わせたのは、新しい恋をして欲しい…というよりも、沢山の人のためにケーキを作っていることを、気づかせたかっただけなのかな…と。

ここまで香奈にそっくりな里琴は、匠にとって恋愛対象にはならないと思うし。 里琴が香奈の生まれ変わりだったら、また違うんでしょうけども。

香奈の思い出から解き放たれた匠が、この先どんなケーキを作っていくのか? あと…新しい恋愛をしてゆくとしたら、どんなお相手なのかも、気になります。

それにしても、匠の作るケーキ。 一度でいいから食べてみたいものです。 メチャクチャ美味しそうなんですもん!!