こめなべ

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マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』全1巻ネタバレ感想-末永くお幸せにっ!

こめなべ-20170825

山田睦月さんの作品を読み返して改めて好きを実感しました!

もう随分、昔。
表紙の繊細なイラストに惹かれて、手に取った一冊。
マンガミッドナイト・ロンリー・モンスター』(山田睦月著・新書館
Amazonのリンク画像は、もう昔の表紙ではないのですが…

https://amzn.to/3thvR1g

➡著者の関連作品はコチラ

コミックシーモアの読み放題プランを見ていると、大好きな山田睦月さんの作品がいくつか掲載されていて、読み直した次第です。
何度読んでも、大好きな作品だー!!と、思いました!!

今回は、マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』全1巻ネタバレ感想を書きます。
苦手な方はご注意ください。

マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』全1巻のざっくりしたあらすじ

吸血鬼のグレイは、自分の存在を隠しながら、独りでひっそり生活をしていた。
吸血鬼でありながら、人の血を吸うことを好まないので、誰とも関わることがない。

ある日。
夜中に目を覚ますと、家出をして来たという少女・ティナがいた。

グレイ「だ だって、君
家出なんて」

ティナ「いやっ!」

グレイ「こんな所にいたら
見つけてもらえ
ないじゃないか」

ティナ「……なんだって?」

グレイ「帰りづらいんでしょ
見つかりやすい所に
いればいいんだよ」

>引用元:マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』7Pより

グレイはティナにアドバイスをするが、「今夜はここにいる!」と言ってきかない。

グレイはあえて素性を明かすが、ティナは全く信用せず。
それどころか、父親の再婚相手へ対する、黒い企みを漏らした。
自分が行方不明になることで、義母が父親からの信頼を無くせばいいと。

ティナの、4歳とは思えない口ぶりに驚く、グレイ。
当の本人は「どんなに頭が良くても、20歳過ぎればただの人」と、吐き捨てる。

呆気にとられていると、懐中電灯を取り出したティナが、スイッチを入れた。
光に当たり、グレイの手は見る間に溶けてゆく。

自分の存在を言いふらされては困ると、悩むグレイ。
グレイの事情を察したティナは、黙っていることを、約束する。
その交換条件に出したのが…

ティナ「血すっちゃってよ
あの女の!

あの女も
吸血鬼に
しちゃうの

悪い話じゃ
ないでしょ?」

グレイ「だめだ
君がそこまでその人を
きらう必要はないんだ

そんないじわるな
顔しちゃいけない
まだこんなにちいさいのに

ひとを憎んでもきっと
後悔するのに

後悔するんだよ
ぜったい
ぜったい!!」

>引用元:マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』12Pより

父親も、義理の母親もいるティナが、目先の感情に囚われて、不幸になるのを心配する、グレイ。
久しぶりに人間と話したので、距離感が掴めず熱くなったことを、反省する。

しかしティナは、グレイの想いをちゃんと受け取った。
家へ帰ると言うティナを、送ってやるグレイ。

2人の前に突如、3人の男が現れる。
ティナの父親…生体科学の権威・ハーディ・クーパーの頭脳を狙いで、娘を拉致監禁しようと狙ってきたのだ。

銃を向けた相手からティナを庇ったグレイは、胸を撃たれて倒れる。
人間ならば致死量の弾を撃ち込まれるが、グレイが死ぬことはない。
逆に、相手の精気を吸い取ってしまう。

そこへ、ティナの義母・フランシスが迎えにやって来る。
帰るべき場所へ戻って行けるティナを見て、羨ましく思うグレイ。

グレイは、自分の本性を見たティナが、怖がって去って行くと考えていた。
それなのに、ティナはグレイに駆け寄って、こう言ったのだ。

ティナ「いつかまた
必ず会いに来るから

元気でいてよね
忘れないで

でも
その時はきっと
あたしはレディに
なってて

グレイは……
今と変わんない
のかなあ」

グレイ「ああ
たぶんずっと

君たちを
ここで見ている」

ティナ「ねえ 絶対いつか
怪物も市民権持てる社会に
なると思うんだよね

そしたらグレイだって
若いおヨメさん
もらえるよ!

だからホラ
元気出してっ!」

>引用元:マンガ『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』33Pから34Pより

グレイはティナの言葉を胸に、それから少しだけ温かな気持ちで、生きていくようになる。

ティナとの再会を夢見て。

ティナに押され気味のグレイの可愛さといったら!

気弱なグレイと、活発で頭脳明晰なティナの2人が、たまらなく愛おしいです!!
歳の差?はあれど、精神的な年齢はほぼ同じなんじゃないかと。
(ティナの方が高いくらいかも??)

2人の会話を聞いていると、「出逢うべくして、出逢ったんだなぁ…」と、胸が熱くなります。

グレイは両親や一族を、人間に殺されて。
それ以来、ずっと孤独に耐えていました。
生きている意味は、なんだろうと虚しくなる日々に…突如現れた、太陽の女神みたいな、ティナ!!

「また、会いに来るからね!」という、ティナとの約束を支えに、グレイは生きてゆくのです。
心細くなったら、ティナの名前を祈るように口にして…。

この、ティナを呼ぶときのグレイが、切なくて愛らしくて、たまりません!!
もしもティナが見てたら、有無を言わさず自宅へ連れて帰るんじゃないかなぁ。

本編と本編の合間のイラストで、大きくなったティナが、グレイのお嫁さんになりにやって来るんですけど…もう本当に、幸せになっちゃえばいいんだっ!!

グレイとティナ、大好きなのでいつか2人のアフターストーリーが、読めるといいなぁ。
そうずっと思っていたら、コミックシーモアで配信されている『ミッドナイト・ロンリー・モンスター』版に、『DAY AND DAY』という…本編から10年以上経った、グレイとティナが描かれていました!

ティナはすっかりレディになって、当たり前のようにグレイの隣にいます!!
嗚呼、もう!おめでとう!!

形はどうあれ、2人で居られることこそが幸せですもんね!!
いつまでも、末永くお幸せにっ!!