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マンガ『ぼくは地球と歌う-ぼく地球 次世代編Ⅱ-』第3巻ネタバレ感想-オイさん可愛い!

マンガ『ぼくの地球を守って』から読むのをオススメします!

マンガぼくの地球を守って』(日渡早紀著・白泉社)の新章! 『ぼくは地球と歌うぼく地球 次世代編Ⅱ-』(以下、ぼく歌)の第3巻! 本屋さんで見かけたので、すぐに購入してきましたっ!!

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『ぼく歌』は『ぼくの地球を守って』(以下、ぼく地球)、『ボクを包む月の光』(以下、ボク月)に続く”-ぼく地球(タマ)次世代編II-”です。 『ぼく地球』の主人公だった亜梨子(ありす)の息子・蓮(れん)クンが主人公!

『ボク月』では小学生、小学生していた蓮クンが、『ぼく歌』ではすっかり大人っぽくなっています。 まだ11歳なのに、"生死の境"での体験が彼を大人にしているのです。 妹の地球子(ちまこ)ちゃんも無事に生まれて、すっかり"お兄ちゃん"な、蓮。

さらに、幼馴染の薬師丸日路子(やくしまるかちこ)に対する、想いのやり場に悩んだり。 これがあの、一番子どもっぽかった蓮だろうかと、思うほど。

この物語は、現在と前世が絶妙に入り混じっているので、あらすじ前に登場人物を整理しておきます。

■登場人物
小林蓮(こばやしれん)…前世:ロジオン<木蓮の父親>

小林輪(こばやしりん)…前世:紫苑<木蓮の夫>
小林亜梨子(こばやしありす)[旧姓:坂口]…前世:木蓮<紫苑の妻>
小林地球子(こばやしちまこ)…前世:アスワド<ロジオンの世話係>

〇月基地のメンバー
小椋迅八(おぐらじんぱち)…前世:玉蘭
錦織一成(にしきおりいっせい)…前世:槐
錦織桜(にしきおりさくら)[旧姓:国生]…前世:繻子蘭
笠間春彦(かさまはるひこ)…前世:秋海棠
土橋大介(どばしだいすけ)…前世:柊

今回は、マンガ『ぼくは地球と歌う-ぼく地球 次世代編Ⅱ-』第3巻ネタバレ感想を書きます。 苦手な方はご注意ください。

マンガ『ぼくは地球と歌う-ぼく地球 次世代編Ⅱ-』第3巻のざっくりしたあらすじ

前世で月基地のメンバーだった、小林輪、小椋迅八、錦織一成、笠間春彦、土橋大介に木蓮の姿で近づいていたのは、ヘンルーカという女のコだった。 EPIAのエクストラベビーだが、輪が薬師丸未来路(やくしまるみくろ)のために作った装置を手にして、月基地メンバーのことを知り脱走してきたらしい。

彼女は、輪たちのESPを食べに来たという。 だがそれは、ヘンルーカの中にいるもう一人の人物。 "裏ヘンルーカ"と名付けられた彼女のことを、蓮たちに伝えたのは、猫のオイ。

オイは、彼女の母親に頼まれて、ヘンルーカの手伝いをしている。 蓮は"本物のヘンルーカ"を知りたくて、オイを家に78日間、家に泊めることを輪に納得させた。

ゆっくり話せる環境になると、オイは蓮に協力を求める。 地球の声を聴くことのできる、蓮の力を貸して欲しいと。

…それは、蓮の前世・ロジオンの過去を知ることになってゆく。 ロジオンは大罪を抱えている、と切り出す。 恐怖を感じ取った蓮は、咄嗟に逃げ出した。

その際、自分をサイコメトリしてしまい、逆にロジオンの過去を覗いてしまう―…。 追い詰められた蓮を助けたのは、本体を追い出されているヘンルーカの魂だった。 彼女は蓮を、オイが暮らす神社へと導く。

そこではキサナドを歌える人間を、111年も待ち続けた猫のオイ(本体)がいた。 蓮の歌を聴いたオイは、ヘンルーカのことをはじめ、月基地のメンバー全員に影響する話を語り始める。

現実で喋れないオイは、蓮の夢の中にやってきた。

そして樹海につながる場所に、別宮があり御神木とその磐座下にいる、御神体…ヘンルーカの母親・アリス=マリー=アースの存在を伝えた。 遠い宇宙からやってきたアリスは、御神木の根に取り込まれ、現在は同化してしまっている。

オイをサイコメトリして、その姿を見た蓮は樹そのものの姿で生きているアリスに驚く。

蓮は、オイのアドバイス通り神社の鳥居をくぐって帰宅。 自宅近くの神社の鳥居に辿り着いたところ、日路子と春彦が待ち構えていた。 なんとか誤魔化してしまおうとする蓮をひっぱたき、日路子はすべてを白状させようとする。

蓮を心から心配する日路子にも、変化が訪れていく―…。

転生の仕組みが気になって仕方ありません!!

「え?日路子って、マージなの??」と、第18話を読んで思いました。 違うのかな。

でもそうなると、蓮と日路子の関係がなんかスゴイことに…なりませんか? 『ぼく地球』に登場したロジオンを思い出し、なんともいえない気持ちになりました。 ぐるぐるする…。

私の中の"泣き虫ロジオン"は、ひたすら優しくて、植物が大好きな人です。 そんな彼が、植物を枯らす黒聖歌を歌うかなぁ…。 世話係のアスワドって人、そんなに巧みにロジオンを操っていたってことかぁ。

で。 そのロジオンが、今は地球子…蓮の妹として生まれているって、一体??

『ぼく歌』に登場したキチェスの長老様が言われた、転生の仕組みが気になります。

もしかして、月基地メンバーの周囲には覚醒していないだけで、同じ星から転生した人たちが沢山いるのでは? そして、失敗してしまった過去をやりなおそうとしている…の、かな。

地球はそんな人たちに、場所を提供してあげている。 蓮たちの星だけでなくて、もっとたくさんの星の人の転生を受け入れているのかもしれない。 すべての命に、愛をもって。  

前世の記憶って、憧れたりもしますけど…それって楽しいものに限るなぁ…と、蓮たちを見ていると痛感します。 一生を、左右されてしまうんですから。