こめなべ

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マンガ『ぼくは地球と歌う』第1巻、ネタバレ感想

こめなべ-20160430-00

『ボク月』から4年後の『ぼく歌』。違いは?

大好きなマンガぼくの地球を守って』(花とゆめコミックス日渡早紀著)の新章! 『ぼくは地球と歌う』(以下、ぼく歌)第1巻を、読みました!!

こちらは、『ボクを包む月の光』(以下、ボク月)に続く”ーぼく地球(タマ)次世代編IIー”と、なります。 『ボク月』に続いて、『ぼくの地球を守って』(以下、ぼく地球)の主人公だった亜梨子(ありす)の息子・蓮(れん)クンが主人公!

今日は『ぼくは地球と歌う』第1巻の感想を、書きます。 ネタバレを含みますので、嫌いなかたは注意してください。

『ぼく歌』は、『ボク月』の4年後が描かれているので、蓮クンももう11歳!! 「こんなに大きくなってー!!」と、ページをめくるたびに新鮮な驚きがありました。

『ボク月』の最終回で生まれた、蓮クンの妹・地球子(ちまこ)ちゃんも4歳で。 蓮クンは、すっかりお兄ちゃんが板についてました。 でも、優しいところは変わってないんだなー…蓮クン、可愛い!!

変わったといえば、蓮クンとカチコちゃんの関係でしょうか。 カチコちゃんが、蓮クンの考え…というか想いに対して否定的になっていて、ビックリしました。

不思議全否定ー…みたいな。 言葉がトゲトゲしている気がしてなりません。 うーん。どうしちゃったんだろう、カチコちゃん。

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キチェスの能力が高すぎる故の、蓮クンの苦悩が切ない

カチコちゃんに片想いしていた、蓮クンですが…カチコちゃんが好きなのはカプつんだと、思い知ってしまいます。 その上、以前のように守護天使の紫苑(しおん)と木蓮(もくれん)の姿も見えなくなってしまって。 描かれている以上に泣いて、苦しかったろうなぁ…蓮クン。

さらにキチェスとしての能力が高いばかりに、周囲から浮いてしまう。 母親の亜梨子もキチェスだけど、蓮クンの感覚を理解できずにいて。

蓮クンは蓮クンで、亜梨子が理解出来ていないことを、理解してしまうから余計に辛くなるんだなぁ。 自分が変なんだと、責めてしまって…そんなことないよ!蓮クンの感性は、すごいと思うよっ!!と、単行本を握り締めてしまった。

蓮くんの優しさは長所だけど、優しすぎるところは短所かもしれないね。 もっとワガママ言って、溜め込まないようにしないと、苦しさに耐えられなくなっちゃうよ。

ああ…早く、紫苑と木蓮の姿が、蓮クンに見えるようになればいいのに。 ロジオンでもいい!インナースペースで、カウンセリングしたりしてくれないのかなぁ。

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期待してます!月基地7人組の活躍!!

『ぼく歌』では、『ぼく地球』に登場していた、月基地7人組も沢山出番がありそうです! 月基地7人組とは、亜梨子、輪、迅八、一成、桜、春彦、大介のこと。

彼らは前世、別の惑星の人間でした。 国のプロジェクトである、月から地球(KKと呼ばれています)を観察する仕事に就いていたのです。

ところが戦争により、母星が消滅。 帰る場所を失った7人は、月での生活を続けますが、ある病により亡くなってしまうのでした。

その前世の記憶を持ったまま生まれてきた7人が出会うのが、『ぼく地球』。

『ボク月』は、その16年後の世界が描かれています。 亜梨子と輪が結婚して、蓮クンが生まれ。 一成と桜も結婚し、子どもを授かります。

同窓会の場面は『ボク月』でも何度かありましたが、メインは蓮クン。 小学校での出来事や、カチコちゃんの父・未来路さんのお話が主でした。

『ぼく歌』もメインは蓮クンですが、月基地7人組とガッツリ対話してゆきそうな気配。 迅八や大介たちも、独自に動き出しているし…『ぼく地球』のストーリーも、絡まってきそうです!

『ぼく地球』が大好きだったので、こうしてまたあの頃を振り返れるのが幸せでなりません! 第2巻も楽しみにしていますっ!!