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ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』第6話感想…美術さんの作品がスゴイ!

こめなべ-20160516

ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』第6話、美術さんの力作に感動!

ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』。 メインキャストは、渡瀬恒彦さん、井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、津田寛治さん、吹越満さん、田口浩正さん、原沙知絵さん、中越典子さん。

2016年5月11日に放送された、第6話のゲストは青山倫子さん、不破万作さん、渡邉紘平さん、奈良富士子さん。

今回は、第6話『花の殺人』の感想を書きます。 ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

ざっくりしたあらすじを書く前に、予告で見ていたこの作品!!

本編でじっくり見られましたが…すごかったー。 色鮮やかで、すっごい綺麗だし、だけど美しさだけじゃなく…なんだか壮絶。 ただただ「すごいー…」と、見入ってしまいました!

美術のみなさま、本当にお疲れさまでした!! この作品、永遠に保管しておいて欲しいくらいです。

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第6話『花の殺人』のざっくりしたあらすじ

フラワーアーティストの葛城沙耶(青山倫子さん)が、自分の作品の中に横たわり、手首を切った状態で亡くなっているのを、アトリエで発見される。 第一発見者は、ギャラリーのオーナーであり、沙耶のマネージャーの香坂亮一(渡邉紘平さん)と、沙耶のアシスタントをしている美紀(中丸シオンさん)。

解剖した早瀬川(原沙知絵さん)の報告では、死因は手首からの失血死。 手首は、遺体の傍に落ちていたカッターで切ったものだとわかる。 そして沙耶が、睡眠薬を飲んでいたことも。

しかし、沙耶の周囲を聴きこむと彼女を恨んでいた人間が、浮かび上がる。 城崎佳苗(奈良富士子さん)。 沙耶が頭角を現した時期から、人気が落ちていたのだ。

倫太郎(渡瀬恒彦さん)と浅輪(井ノ原快彦さん)は、沙耶の部屋で1枚の写真を見つける。 そこには彼女と静香(野際陽子さん)が、並んで写っていた。

静香に沙耶のことを尋ねると、「作品作りに命をかける反面、危うい部分も持ち合わせているようだった」と語る。 そして、生花を使った作品作りが好きだったとも。

ところが現在の沙耶は、人工保存花という枯れない花を使って作品を発表していた。 彼女の心を変えたものはなんだったのだろうか?

青柳(吹越満さん)と矢沢(田口浩正さん)は、沙耶の熱烈なファンである千秋から話を聞く。 千秋は不思議な力を持っていて、沙耶の魂と交信していると言い…「先生は、本当は生花を使った作品を作りたがっていたのです」と。

倫太郎と浅輪が、再び沙耶の部屋を訪れると、彼女が亡くなっていた作品のデッサン画が見つかる。 前回来た時には無かったものだ…倫太郎は「誰かが、見つけさせるようにした」のだと考える。

小宮山(羽田美智子さん)と村瀬(津田寛治さん)は、美術評論家の重鎮・田沢(不破万作さん)から、沙耶のマネージャー・亮一が華道家の家元の令嬢と結婚すると聞く。 亮一は沙耶が無名の頃から、二人三脚で"葛城沙耶"をつくってきた人物で、2人は恋人同士だった。 それなのに、亮一は沙耶を捨てて令嬢と結婚しようとしていたのだ。

倫太郎は沙耶のデッサン画に描かれた、生花のシロツメグサに注目する。 静香にその意味を聞くと、シロツメグサには「私を思って」と「復讐」という意味があることを知る。

つまり…沙耶は、自分の作品の中で亮一に自分を殺害させる、という復讐を遂げたのだった。

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自分の内側にある魅力に気づけないのは、勿体無い

沙耶さん…あれだけ魅力的な作品をつくれるんだから、1人でもやっていけただろうになぁ…と、悔やまれます。 うー…ん。 人付き合いが苦手だ…っていっていたから、1人だと難しいのでしょうか。

新しくマネージャーを募集するってゆっても、気心知れた人じゃないと上手くいかなかったりするんだろうしなぁ。 いやいや。 マネージャーじゃなくて、沙耶さんは亮一さんが好きだったから、こういう結末になっちゃったのか…切ない。

昔…亮一さんに出会う前…静香さんには「作品が作れなくなったら、生きていてもしかたない」と言った、沙耶さん。 生花を使った作品づくり…という信念を曲げるほど…製作以上に亮一さんが好きだったんですものね。

う…うーん。 自分の作りたいものじゃない"作品"を、好きな人のために作り続けるってすごい力だなぁ。 私には、無理!! 息苦しくて、息苦しくて、わりとすぐに発狂しちゃうと思います。

…それだと、売れないのか。

いかに亮一さんが上手く、沙耶さんの魅力を活かして"仕事"にしてこられたのかってことですよね。 殺害動機を取調室で語っておられましたが…「いやいや!あなたは、すんごいプロデュース力持ってるじゃないですか?!」って、イラッとしてしまった。

才能を見つける目と、それを活かせる力…すごい能力だと思うんだけど。 それじゃあ、足りなかったのでしょうか?勿体無い!! いらないって言うなら、むしろ貰いに行きたいくらいですよ?!

はぁ…。 目に見えない、自分の持っているものっていうのは、自分が思っている以上に大きくて、ある人にとってはうらやましくて、仕方ないものなのかもしれません。

"それ"に気づかず、他人を羨ましがるよりも。 "それ"に気づいて、活かす方法を考えるといい…んだろうな。 ただ、どうやったら"それ"に気づけるか…ってことですよね。

今回の物語を見て、心底思いましたよ! "それ"を見つけて好きに、自分らしく生きたほうが幸せだって!!