こめなべ

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御手洗さんと火村さんの違いについて考えてみる

こめなべ-20160612

御手洗さんと火村さんの違いについて考えてみる

昨日、映画探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海を見て。 御手洗さんの天才ぶりに、驚かされると共に…ちょっとついてゆけない部分もあった。 情報量が多くて、ただ単に私の脳みそでは処理しきれなかったという部分もあるけど。

御手洗さんは、1つこちらが言うと100くらい理解してしまい…結果に向かって、突っ走るタイプ。 周囲がついて来ようが、来まいがお構いなし…というか、必ず自分の後についてくるって、わかっておられるのかもしれない。 最短の方法で事件を解決に導く、天才。

同じ"天才"でも、ドラマ臨床犯罪学者 火村英生の推理』の火村さんは、わかりやすかった…感情移入しやすかったんだよなぁ…なんでだろう?と、2人の違いを悶々と考えている。

火村さんも普段は大学で講師(准教授?)をしながら、刑事さんたちの捜査に協力し、犯人を捕まえている。 頭がいいので、犯人の特定を一番にして、トリックとかも見破れるんだけど…推理を展開するときに、刑事さんたちを置いてきぼりにしない。

わかるまで具体的に話をしてくれている…気がする。 被害者の状況や、犯人の犯行動機もちゃんと丁寧に拾ってくれる。 犯罪を犯してしまう人間の心理に寄り添えるのは、火村さん自身が闇を抱えているからこそかもしれないけど。

私は、火村さんのその部分がとても好きなんだな、と改めて思った。 全く隙の無い正義は、なんだか少し苦しく感じてしまう。 それよりも、火村さんのように「弱さも人間の一部なんだよね」と、受け入れて…その上で「でも、それは間違っているよ」と語られるほうが、言葉がすんなりと耳に入ってくる。

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ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』の続編を期待しています!

自分自身の弱さを知っている、火村さんをすごく魅力的に思う。 「人を殺したいと思ったことがある」という過去も含め、天才的な頭脳の持ち主でもどこか弱味を持っている人のほうが、個人的に親近感を増す。

ちょっと風変わりな性格だけど、親友の有栖や下宿先の時絵さん…あ!あと、猫のモモちゃん!のおかげで、火村さんを取り巻く空気がやわらかくなっているし。 …有栖と時絵さんの存在って、大きいよなぁ。

2人が居てくれたら、"あちら側"に行こうなんて思わないだろうし。 なにより火村さんのお茶目な表情まで見られるのは、有栖と時絵さんの力の大きさですよね。

叶うならいつか、時絵さんのところへ下宿するきっかけになったお話も見てみたいものです(切実)。 お鍋のくだりとか…知りたいもの。

火村さんと有栖の出会い編は、アナザーストーリーという形でHuluで見れたので、次は時絵さんとの出会い編を期待!! というか、続編のお話しとか出てこないものでしょうか?!

シリーズ化して欲しいなぁ…と、Huluで1話から見直しながら思う日々です。 チーム・臨床犯罪学者 火村英生の推理のみなさま、再びお会いできる時をお待ちしております!!