こめなべ

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映画『フライト・ゲーム』ネタバレ感想-犯行動機がイマイチ掴めず

こめなべ-20160904

"全て疑え。146人、乗客全員容疑者"というコピーに惹かれました!

2014年に公開された映画フライト・ゲーム』。 出演は、リーアム・ニーソンジュリアン・ムーアスクート・マクネイリー、ミシェル・ドッカリー、ネイト・パーカー。 飛んでいる旅客機の中で、警備のために登場していた航空保安官と、犯人の頭脳戦が繰り広げられます。

キャッチコピーの"全て疑え。146人、乗客全員容疑者"に惹かれて、見ることにしました。 どうも私はこういうコピーに、弱いようです。 また、ジャンルが"サスペンスアクション"ということで、期待して!!

上映時間の107分は、あっと言う間でした。 「あれ?もう終わり??」というくらい。

今回は、映画『フライト・ゲーム』のネタバレ感想を書きます。 犯人を特定する記載もありますので、苦手な方はご注意ください。

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映画『フライト・ゲーム』のざっくりしたあらすじ

航空保安官のビル・マークス(リーアム・ニーソン)は、警備のため一般客を装って、ニューヨーク発ロンドン行きの旅客機へ搭乗する。 離陸後、ビルの携帯端末へ「1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す」という、脅迫メールが届く。

ビルが持っている端末は、国土安全保障省から配布された、厳重にセキュリティのかけられたもので、普通のメールが送られてくることはない。 それゆえこの脅迫がいたずらではないことを悟る、ビル。 何度かやりとりをする内、犯人が機内に居て自分の行動を見ていることに気づく。

現状を危惧したビルは、乗務員たちと連携して捜査を開始。 国土安全保障省の上官である・マレニック(シェー・ウィガム)にも連絡をとるが、犯人の指定した振込先の口座名義がビルのものであったことから、自作自演を疑われる。

機内でも状況を説明しないまま、強引な捜査を続けるビルに不信感が募っていた。 そんな中で機内に爆弾が仕掛けられていることに気づいたビルは、副操縦士に「高度を8000フィートまで下げるように」と、指示を出す。 そして万が一爆発したときも、助かるようにと乗客の力を借りて対策をとる。

地上では、乗客が無断で撮影した機内の動画を見て、ビルがハイジャック犯だと決めつけていた。 ビルは動画を撮影した乗客から、携帯を取り上げると自分の動きを改めて見直す。 すると不自然な行動をとっている男がいた―…トム・ボーウェン( スクート・マクネイリー)だ。

一度は怪しいと身柄を拘束していたが、証拠がなく開放していた。 爆弾のタイムリミットが迫る中、トムと共犯のザック・ホワイト(ネイト・パーカー)が拳銃を取り出し、ビルを狙う。

彼らは9.11のテロで家族を亡くしており、航空保安官に恨みを抱いていた。 娘を亡くし、アルコール依存症になっている…素行に問題のあるビルをハイジャック犯に仕立てることで、復讐を遂げようとしたのだ。

ビルは飛んでいる旅客機の条件を、上手く利用して犯人を撃退。 爆発からも、乗客を守ることに成功する。

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犯行動機が唐突過ぎてなんだかポカンとしてしまいました

確かに"全て疑え。146人、乗客全員容疑者"だったのかもしれませんが…どなたも今一つ、怪しさに欠けていました。 ビルの横暴な捜査っぷりが見事で、全員が"善良な乗客"で被害者のようです。

やはり最初の段階で、犯人に脅迫された同僚の捜査官が、ビルを殺そうとして返り討ちにあってしまう場面があるからでしょうか。 主人公のビルが、一番怪しく見えるという…。

1人、また1人と乗客を殺されて、焦るビルを嘲笑う犯人。 てっきりビルに個人的な恨みがあるものと、思っていました。 …全然違ってた。

犯行動機を聞いてから思うのは、どうにも犯人のやり方が、まわりくどいなと。 これは、ビルにここまでさせる必要があったんでしょうか? 今一つピンときませんでした。

カッコイイ!と思ったのは、アクションシーンです!! 飛んでいる飛行機の中だからこそできる、無重力状態になった瞬間の動き!! 急降下で床に落ちていた拳銃が、ふわりと浮いた瞬間をキャッチして発砲とか…しびれました!!