こめなべ

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ドラマ『そして誰もいなくなった』第9話(最終回)ネタバレ感想-壮大な親子ゲンカでした

こめなべ-20160913

ドラマ『そして誰もいなくなった』最終回…ホントに終わったんでしょうか?

2016年7月17日(日)夜10時30分から日本テレビ系列で放送された、ドラマそして誰もいなくなった』。 遂に、最終回となりました!!

出演は、藤原竜也さん、玉山鉄二さん、二階堂ふみさん、伊野尾慧さん、志尊 淳さん、今野浩喜さん、遠藤 要さん、おのののかさん、桜井日奈子さん、ミムラさん、小市慢太郎さん、神保悟志さん、ヒロミさん、鶴見慎吾さん、黒木瞳さんです。

第8話を見終わった時点で「最終回…すべてのが解き明かされても、理解できるだろうか…私に?!」と不安でしたが…どうやら、完全においてけぼりを喰らったようです。

公式サイトで公開されている"そし誰事件早わかり表"も、すべて埋まりましたね。

ドラマ『そして誰もいなくなった』第9話(2016年9月11日放送)のネタバレ感想と名付けていますが、今回は主に、自分の頭の(気持ちの)整理をつけるために、最終回の感想を書いてゆきます。 苦手な方は、ご注意ください。

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ドラマ『そして誰もいなくなった』第9話(最終回)のざっくりしたあらすじ

停電爆弾計画が何者かの妨害により、失敗に終わった新一(藤原竜也さん)は、おぼつかない足取りで、心の拠り所としていた『KING』のバーテンダー・日下瑛司(伊野尾彗さん)のマンションへ戻って来た。 扉を開けると、そこには新一の母・万紀子(黒木瞳さん)が居る。

驚く新一に、この事件の真相をすべて知っていると言う、万紀子。 どういうことなのか知りたいと訴える新一に、万紀子はナイフで襲い掛かった。 新一は、万紀子の攻撃をかわし話をしようと努める。

2人の会話を遮るように、万紀子の携帯電話が鳴る。 電話の主は、日下だった。 彼は万紀子に、新一を昔暮らしていた"藤堂家"に連れてくるよう指示する。

今はもう誰も暮らしていない"藤堂家"は、草木が荒れ放題で家の中もボロボロだった。 その中で先に来ていた日下が、まるでこの家の主人のような表情で、新一と万紀子を迎える。

日下はこれまでの一連の事件は、すべて自分が仕組んだことだと告白。 理由は幼いころ、母である万紀子に捨てられたことだった。

25年前。 万紀子は息子である日下に、豊かな暮らしをさせるため、お金を必要としていた。 そんなとき新一の父親に見初められ、万紀子は大金と引き換えに結婚する。 しかし新一の父親が出した条件は、息子である日下との縁を切ることだった。

万紀子は日下の将来のためになると信じ、彼を養子に出してしまう。 5年後…新一の父親が亡くなるが、万紀子は新一を息子として愛し始めており、日下の元へ帰ることはなかった。 新一の父親さえ死ねば、万紀子は遺産を持って自分の元へ戻って来ると信じていた日下は、裏切られる。

ところが万紀子は、思い出したように日下の元を訪れて愛をささやいた。 「新一が、あんなにいい子でなければよかったのに」と、愚痴をこぼしながら。 どっちの息子にもいい顔をしたがる母親と、何も気づかないで幸せな顔をしている新一に対し、日下はどんどんと恨みを募らせていく。

そして新一をとことん苦しめるために、母親である万紀子さえも利用して、日下は今回の事件を画策したのだ。 新一は日下の話を聞き、怒りと悔しさが込み上げてくるものの、彼と過ごした時間の中で"絆が出来たハズだ"と、信じることを諦めなかった。

どんなに追い詰められても、信じることを止めない新一に怒りを爆発させた日下は、ナイフで刺し殺そうとする。 足を刺された新一は、どうにか日下を止めようとするが、身体が思うように動かない。

再びナイフを振り上げた日下を止めたのは、万紀子だった。 日下の背中を、ナイフで刺したのだ―…。 日下は万紀子の奇襲に驚きながらも、手に持っていたナイフで万紀子を刺し殺して、倒れる。

警察に連絡を取った新一は、取調室で事情聴取を受けていた。 万紀子が亡くなっていた現場に、誰がいたのかと聞かれるが、黙秘する新一。 遺体は万紀子だけで、日下の遺体は消えていたらしい。

公安の鬼塚孝雄(神保悟志さん)が現れ、新一にパーソナルナンバーが戻ったことを告げる。 その上で、今までの事件について聴取をさせて欲しいと頼む。

新一は元の生活に戻り、婚約者の倉元早苗(二階堂ふみさん)と結婚した。 そして万紀子の墓前で家族が増えたことを、報告するのだった。

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謎解きのハズがさらなる謎が生まれてしまった回でした

…壮大な、親子ゲンカだった…ってこと、ですよね? 日下さんと万紀子さんが、せっかく事件のあらましを語ってくださっているのに、全く頭に入ってきませんでした。 あまりに唐突過ぎて…。

第1話から第8話までの伏線が、お2人のお話で一気に解決したんでしょうか?? 私はますます、謎が増しました。

日下さん曰く「1人じゃ、全部は無理でしょ」とのことですが…新一の同級生のはるかさん(ミムラさん)とか、斉藤さん(今野浩喜さん)、それに新一さんの会社の上司・田嶋さん(ヒロミさん)とか、どうやって知り合ったんでしょう? …『KING』に飲みに来たのかなぁ?

そんなに人脈広いなら、天使の顔したままで新一さんの周囲の人を取り込んでしまえばよかったのに…日下さん。 そして新一さんを自分に依存するよう、仕向けていく。 日下さんの一言で、新一さんを幸せにも不幸にもできちゃうようにしたら…少なくとも、誰かが亡くなることはなかった訳で。

結局、日下さんは万紀子さんに自分だけを見てもらいたかっただけだから。 パーソナルナンバーがどうのこうのとか、誰かを操って殺したり、殺されたりしなくても、やりようはあった気がします。 なにしろ、頭いいんですから!!

第1話を見たときからは、全く想像のつかない場所へ着地してしまいました(←当者比)。 そうか…ねじくれまくった、親子ゲンカだったのね。 幸せになった者勝ち!な、気がしてなりません。

ドラマ『そして誰もいなくなった』DVD&ブルーレイBOXは、2017年1月25日(水)に発売が決定しているそうです。

ところでこのドラマ、本当にこれで最終回なんでしょうか??